しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

受診抑制

2008年08月05日 | Weblog
具合の悪いところがあっても、低所得者の約4割は医療機関の受診を控えている実態が明らかに!
NPO法人日本医療政策機構の4月18日調査報告によると受診抑制は高額所得者で約2割、低所得者4割、中間層約3割となっており、同機構の話としては「医療へのアクセスにも格差が生じている」とのコメントでした。

受診抑制を世帯収入別に見ると、年間収入300万未満で純金融資産300万未満の低所得者層で39%、年間収入800万以上で純金融資産2000万以上の高所得.高資産層は18%中間層は29%であった。
また、低所得層の16%が「薬を処方してもらわなかったことがある」と回答。
高所得層の2%、中間層11%を大きく上回った。

「経済力の違いにより受診抑制の実態が2年続けて明らかとなった。」
「医療制度の根幹をなしてきた平等性の理念と実態のずれが生じている」
「医療費負担と給付の在り方について国民的な議論が必要」と同機構は述べており ます。

世界有数の長寿大国日本の元気の源が医療大国、薬大国、だとばかり思っておりましたが医師不足の問題、長時間勤務問題、長時間診察待ちの問題、等で医師の側からも「医療費抑制のみにとらわれず、本当に必要な医療の需要と供給の均等化、適切な人材、診療報酬の確保に努め、そのための予算配分をしてほしい」との要望が出ている。
「医療現場の過剰な忙しさは、サービス低下につながり、患者に対する危害になる可能性もある。なぜ現場の考えが、なぜ政策に反映されないのか」
との声が出ておるそうです。枡添さん頑張ってネ!

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