goo blog サービス終了のお知らせ 

手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2020年4月)

2020年05月08日 | 会員の作品

三谷和夫:君亡きを聞きて念仏称へつつおろおろとゐつ手もつかずして 吉村睦人先生(新アララギ2020.4)

佐々木フミ子:原つぱに遊べる夢を見てゐたり表替へしたる畳に寝ねて(新アララギ2020.4) 

千葉照子:ニュースにて感染者数告ぐる研究所ロベルト・コッホは鷗外の師か(歌会2020.4)

今野英山:平和とは戦ひの間(ま)のだましあひ『悪魔の辞典』に不幸な真実(新アララギ2020.4)

高橋毬枝:わが少年らのすることあるかの問ひ嬉し痛し苦しとしばし甘えむ(新アララギ2020.4)

麦島和子:*突然に吐血せし母幾重にも点滴の管につながれて臥す(新アララギ2020.4)

岸野トモヱ:*マスクマスクコロナコロナにうんざりしマスク嫌いの吾は出られず(歌会2020.4)

大倉康幸:*挨拶はとても大事なメッセージ注文取るぞと気合を込める(新アララギ2020.4)

相川盈子:*ハワイへの旅行鞄に入院の品品入れて出で立つ夫は(新アララギ2020.4)

宮本通代:玄関を出づれば富士の夕景が冬木重なるその奥に見ゆ(新アララギ2020.4)

葛岡昭男:*極楽へ痴呆の母の一人旅父の遺影が寄り添うごとく(新アララギ2020.4)

戸田邦行:*どこが具合わるいのかと不思議になるほどの冗舌順待つ人ら(新アララギ2020.4)

鈴木英一:手賀沼に棲みつく白鳥岸辺にてわが目の前に羽づくろひする(歌会2020.4)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 講師・雁部貞夫先生の歌(202... | トップ | 文学掲示板 2020年6月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

会員の作品」カテゴリの最新記事