手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2024年6月)

2024年06月10日 | 会員の作品
*新仮名遣い

千葉照子:宍道湖にて半農半漁せし曾祖父が養子迎へて姓(かばね)を残す(歌会2024.6) 
今野英山:下野の特異な味覚と莫迦にせしチタケソバ味はふ不明はぢつつ(新アララギ2024.6)
高橋毬枝:さばさばと書類積み上げ梱包し受験結果を孫は待つのみ(新アララギ2024.6)
麦島和子:小気味よくすりこぎ棒で胡麻をする香り立ちきて練りが出るまで(新アララギ2024.6)
岸野トモヱ:*逆立ちをなんと早くもするらしいババはハラハラ新体操とは(歌会2024.6)
大倉康幸:*きちんとは理解しないで引き受けて後でドタバタいつものことか(新アララギ2024.6)
相川盈子:*夫の遺影ソファに移してJリーグ開幕戦を観戦したり(新アララギ2024.6)
宮本通代:株分けの鉢を届けてくれし姉シンビジウムの花芽が立ちぬ(新アララギ2024.6)
丸山幸子:*炊き出しにバケツ差し出す小さな手わが孫重なるガザの子どもに(新アララギ2024.6)
鈴木英一:笠間にて待ちゐし陶炎祭(ひまつり)見学すいや見尽くせぬテントの数々(歌会2024.6)
東寿美枝:遠響く電車の音と寺の鐘いつもの六時今朝彼岸入り(新アララギ2024.6)
今野礼子:*暮れなずむ砂漠に長き影落としラクダは列成しピラミッドを行く(新アララギ2024.6)
桂 崇人:*歌会にて音読できる喜びよことばが歌に命吹き込む(歌会2024.6)
安達和治:*七十路(ななそじ)の友が嗚咽する電話口妻安らかに逝きしと言いて(歌会2024.6)
高木千春:*夢を見たやさしい瞳温かな手忘れられないあの時の君(歌会2024.6)
三宅信子:*はし布に主役わき役振り分けてひとり遊びのうまくなりたり歌会2024.6)

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