手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2024年11月)

2024年12月24日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:高々と歴史の英雄立つ広場どの広場にも物乞ふ人ら(新アララギ2024.11)
高橋毬枝:久々に弾む映画に気の晴れて夕餉の膳にうな重並ぶ(新アララギ2024.11)
麦島和子:煮炊きする匂い漂う道みちに家族のぬくもり想い描きぬ(新アララギ2024.11)
岸野トモヱ:*我が家にもハクビシンきて猫のえさのうわまえはねてゆうゆうと去る(歌会2024.11)
大倉康幸:*顧客からの指摘を受けて修正す理解不足が身に染むひととき(新アララギ2024.11)
相川盈子:*亡き夫は山百合避けて草刈りし今朝白き花いくつも咲きぬ(新アララギ2024.11)
宮本通代:くれなずむ街に流るる「愛の讃歌」強くやさしく届けウクライナにも(新アララギ2024.11)
丸山幸子:*子らの声蝉の鳴き声聞かぬ夏庭に見つけし空蝉一個(新アララギ2024.11)
鈴木英一:宮崎には神話の神々祀る社いくつもありて記紀そのままに(歌会2024.11)
東寿美枝:白馬の朝澄みし空気の木々の間は光芒なりて神御(お)座(は)すかと(新アララギ2024.11)
今野礼子:*雄弁なる我らが師をも遮りて学芸員の熱く語れり 関宿城博物館(新アララギ2024.11)
桂 崇人:*生命(いのち)とは残り時間のことだからまだ生み出せる齢(よわい)四十一(歌会2024.11)
安達和治:定年の日比谷花壇の包み紙破らず畳む父の哀しさ(歌会2024.11)
高木千春:*遠雷が梅雨の終わり告げ夏きたりハンドル握り海まで行こう(新アララギ2024.11)
三宅信子:*焦がしたり目打ちにて突いたりアイロン台あなたと私の無言と無言(歌会2024.11)

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