手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2023年3月)

2023年03月26日 | 会員の作品
2023年3月作品抜粋  *は新仮名遣い

佐々木フミ子:力にもなれざる我が夜の更けを友の電話に共に泣くのみ(新アララギ2023.3)
千葉照子:床に入り瞼閉づるなり浮遊感水の抵抗受く吾は鮎(歌会2023.3)
今野英山:ペイペイでお願ひしますとお菓子屋さん幼児のままごと侮りがたし(新アララギ2023.3)
高橋毬枝:映像に身を乗り出しぬ扇状に紅葉(もみぢ)「広がる黒部の大地(新アララギ2023.3)
麦島和子:暗闇に車のライトが照らしだす道路を走る狸の親子を(新アララギ2023.3)
岸野トモヱ:*三歳児鬼が来るから保育園に行かぬと騒ぐ節分の朝(歌会2023.3)
大倉康幸:*ゆっくりと雲が流れる昼下がり肩の力を抜いてみようか(新アララギ2023.3)
相川盈子:*日本にサッカー根付かせしクラマー氏に大和魂みせたる試合(新アララギ2023.3)
宮本通代:ママの後をついてゐた子が今日は我に修学旅行の土産持ち來る(新アララギ2023.3)
丸山幸子:*この年を振り返りみる十二月だれかのために生きただろうか(新アララギ2023.3)
鈴木英一:ノルディックスキーにて下るわが写真一点見つめて必死の形相(歌会2023.3)
東寿美枝:吾の指を五本の指にて握りし子親となりたりこの秋の日に(新アララギ2023.3)
今野礼子:*茜空切り取るように稜線の連なり信州松本暮れゆく(新アララギ2023.3)
桂 崇人:*春の陽がキラキラ光って僕の季節そうだ立ち上がれ突っ走って行け(新アララギ2023.3)

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