会員の作品(2022年9月) *新仮名遣い
佐々木フミ子:狐火に取つて代はりしと人の指す沼むかうの灯は我らが家居(新アララギ2022.9)
千葉照子:今日こそは食まねばならぬと捥り取る黒くなりたる三日月ひとぴしや(歌会2022.9)
今野英山:入口にいきなり大きな「青い林檎」こどもに還れと光をかへす(新アララギ2022.9)
高橋毬枝:怒りさへ越えてひたすら悲しかり一人一つの尊き命(新アララギ2022.9)
岸野トモヱ:*もう負ける一塁ベースに飛び込みて腹這いのままの球児に拍手(歌会2022.9)
大倉康幸:*ほどほどに生きて行こうと決めたのに同窓会に心ざわめく新アララギ2022.9)
相川盈子:*南総の風吹き抜ける禅寺の沙羅の根元に夫と眠らん(新アララギ2022.9)
宮本通代:早苗田に逆さの筑波が映りゐて遠くに赤きトラクターうごく(新アララギ2022.9)
丸山幸子:*嫁ぐ日に母と揃えし白き皿捨てられずまた戸棚に戻す(新アララギ2022.9)
鈴木英一:稲そよぐ水田の面に隙間なく浮草作る結晶模様(歌会2022.9)
東寿美枝:仁和寺の御室の桜は丈低し肩にふれゆく八重の花びら(歌会2022.9)
今野礼子:*茶の薫る金谷の町を思うころ新茶とどきぬこの年もまた(新アララギ2022.9)
桂 崇人:*この家に肉声交わす人がいてひとりぼっちの時間(とき)を楽しめ(歌会2022.9)
小林陽子:*繍線菊(しもつけ)と梔子の花女郎花この庭の主にいつか会いたし(歌会2022.9)
佐々木フミ子:狐火に取つて代はりしと人の指す沼むかうの灯は我らが家居(新アララギ2022.9)
千葉照子:今日こそは食まねばならぬと捥り取る黒くなりたる三日月ひとぴしや(歌会2022.9)
今野英山:入口にいきなり大きな「青い林檎」こどもに還れと光をかへす(新アララギ2022.9)
高橋毬枝:怒りさへ越えてひたすら悲しかり一人一つの尊き命(新アララギ2022.9)
岸野トモヱ:*もう負ける一塁ベースに飛び込みて腹這いのままの球児に拍手(歌会2022.9)
大倉康幸:*ほどほどに生きて行こうと決めたのに同窓会に心ざわめく新アララギ2022.9)
相川盈子:*南総の風吹き抜ける禅寺の沙羅の根元に夫と眠らん(新アララギ2022.9)
宮本通代:早苗田に逆さの筑波が映りゐて遠くに赤きトラクターうごく(新アララギ2022.9)
丸山幸子:*嫁ぐ日に母と揃えし白き皿捨てられずまた戸棚に戻す(新アララギ2022.9)
鈴木英一:稲そよぐ水田の面に隙間なく浮草作る結晶模様(歌会2022.9)
東寿美枝:仁和寺の御室の桜は丈低し肩にふれゆく八重の花びら(歌会2022.9)
今野礼子:*茶の薫る金谷の町を思うころ新茶とどきぬこの年もまた(新アララギ2022.9)
桂 崇人:*この家に肉声交わす人がいてひとりぼっちの時間(とき)を楽しめ(歌会2022.9)
小林陽子:*繍線菊(しもつけ)と梔子の花女郎花この庭の主にいつか会いたし(歌会2022.9)
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