教科書その2
「花の作句法 水原秋桜子 」
歴程社刊 昭和26年 160円
旧かな、旧漢字でまことに読みづらいが、先駆者が
どのように花を捉え表現しようとしたのか興味があった
身近に有ればあるほど類想は当たり前、中心的な
捉え方を知れば、逆もまた真なりだと思う
桜(花)の佳句を得るには、そうとうの学びが必要だろう
「俳句を作る楽しさは花、鳥、魚などを詳しくしることと
平行するといってもよいであらう。中略*句作の一部分を
書き、そこで要領を得てもらへば、あとは観察をひろげる
ことによって、句境はいくらでも展けて行くわけである。」
水原秋桜子 序文より