教科書3
「俳句のこころ 阿波野青畝」
角川書店 昭和50年刊
俳話、俳論集ではとても理解しやすい青畝師の語りと
して書かれている。
IT句会に初参加したG句会の関係であらためて青畝師を
学んでみようと思う最中、神田の古書市で出会った一冊
です。 中でも芭蕉の言葉「この道に古人なし」の師の
言葉として説かれているのは俳句の道を目指す者には
心に強く残る。
*古い人の俳句をまねて作っていけば、伝統俳句が続いて
ゆくかというと、決してそうじゃございません。
古人の求めたるところを求める、つまりそういう人々が求め
ていたもの、どういう方向に何を表現しようとしてたか、何ゆえ
それを詩歌に盛り上げて行ったかを考えてみますと・・・*
・・・中略・・・・
俳句とはむつかしいものだと思われるかも知れませんが
決してむつかしいのではなく、自分の持っているだけの力で
、人まねをしないで絶えず努力してよい句を残してゆくことが
大切ではなかと思います *