12月 12日

2011-12-11 23:29:51 | Weblog
              ( 水仙 )

植物園では日本水仙が咲き出しました 水仙は晩冬の季語、黄水仙は仲春の季語となっています
近くの溜池には鴨が12~3羽来て、冬らしい景色になってきています


水仙を背負ひて海に降り来たる         細見綾子


抱かねば水仙の揺れやまざるよ         岡本 眸


水仙のうしろ向きなる沖つ濤          古舘曹人


水仙の香を奪ふ風能古の島           上野さち子


水仙や一碧をなす御座の海           深見けん二




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12月 11日

2011-12-11 01:39:41 | Weblog
             ( 霜柱 )


寒い冬の朝晩、枯れた茎に結晶となって見えることからこの名前になったとか
花は秋の始め頃、長刀のように葉の片側だけに咲きます
例句を探しても植物の霜柱は見当たらりませんでしたので天象の季語「霜柱」の句を掲載しました


霜柱俳句は切字響きけり            石田波郷


霜柱兄の欠けたる地に光る           西東三鬼






霜柱顔ふるるまで見て佳しや          橋本多佳子


菜を引けばさくと音して霜柱          三谷史子


霜柱踏みたる足の二度沈む           松早基子





しもばしらの花(10月)





月食を待つマフラーに顔埋め   こころ






コメント (2)
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