12月 25日

2011-12-24 23:25:41 | Weblog
            ( 蕪村忌 )


梅に明くる夜ばかりとなりにけり      与謝蕪村




この句は蕪村辞世の句といわれています画人としても才を発揮した俳人、
与謝蕪村が1783年(天明3)のこの日、67歳で生涯を閉じた。
天下に名をなした蕪村であったが、清貧と孤独を主義とする生涯を送った。

写真は角川「俳句」昭和58年9月号 特集蕪村の文学と美術 没後200年の座談会において
森本哲郎、鈴木進、大岡信、緒方仂、沢木欣一の各氏
当時買い求めた俳句雑誌はほとんど処分していますが、残された数冊のなかに見つけた記事です



蕪村忌に呉春が画きし蕪かな          正岡子規


蕪村忌や画中酔歩の李太白           水原秋櫻子


蕪村忌の富士真白にあらはるる         滝沢伊代次


蕪村忌や旅もをはりの濁り酒          原 裕




 句会納め 
 
昨日は伊吹嶺関東支部「山ゆり句会」の納め句会でした
クリスマスイブでありながら多くの参加者に熱い結束を感じました
突然の披講のご指名・・・きっと名乗りで忙しいから(笑)と辞退しましたが
ご指名とあり、なんとか無事に納めることができました
今年は所属の句会もあまり参加できず、連衆にもご迷惑、ご心配おかけしましたが
来年は準会員と呼ばれないように参加を目指します
   句会の成績は・・・良かったですよ(思ったとおり)




  椅子ひとつほどの日溜り冬すみれ     こころ









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12月 24日

2011-12-24 00:06:13 | Weblog
             ( クリスマスイブ )



金銀の紙ほどの幸クリスマス           沢木欣一






クリスマス地に来ちゝはゝ舟を漕ぐ        秋元不死男


追伸のやうに雪降る聖夜かな           黛まどか


古葡萄酒聖夜をすごし又古ぶ           能村登四郎


降誕祭終りし綺羅を掃きあつめ          福永耕二


ローソクの光蜜いろ降誕祭            羽柴完太


大聖樹より現れしベルボーイ           岩垣子鹿






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