( 人日の節句・七草粥・七種 )
七草粥に能登塩田の塩ちらす 細見綾子
我庭に春七草の一つ欠く 阿部みどり女
川見つつゆくななくさの雨の中 岡本 眸
七種の過ぎたる加賀に遊びけり 深見けん二

人日の手の平に汲む神の水 川島維春
人日の厨に暗き独言 角川源義
人日の粥さみどりに噴きこぼれ 田中俊尾
伊吹嶺 一月号より 
遠峰集
校庭の一坪の田に鳥威し
薯掘りに飽きて園児の泥遊び
売り声は女ばかりやべつたら市
釣銭に麹の匂ひべつたら市
手でぬぐふ鏡の曇り今朝の冬 関根切子
伊吹集
ハンモック色なき風の揺らし過ぐ
色鳥や戸ごとに吊すみすヾの詩
みすヾの碑めぐる小径の秋日差し
実南天みすヾ生家の投句箱 平 千花子
七草粥に能登塩田の塩ちらす 細見綾子
我庭に春七草の一つ欠く 阿部みどり女
川見つつゆくななくさの雨の中 岡本 眸
七種の過ぎたる加賀に遊びけり 深見けん二

人日の手の平に汲む神の水 川島維春
人日の厨に暗き独言 角川源義
人日の粥さみどりに噴きこぼれ 田中俊尾


遠峰集
校庭の一坪の田に鳥威し
薯掘りに飽きて園児の泥遊び
売り声は女ばかりやべつたら市
釣銭に麹の匂ひべつたら市
手でぬぐふ鏡の曇り今朝の冬 関根切子
伊吹集
ハンモック色なき風の揺らし過ぐ
色鳥や戸ごとに吊すみすヾの詩
みすヾの碑めぐる小径の秋日差し
実南天みすヾ生家の投句箱 平 千花子