( 鶏頭 )
鶏頭や吉三地蔵に涎掛け 沢木欣一
鶏頭を三尺離れもの思ふ 細見 綾子
朝の舟鶏頭の朱を離れたり 大串 章
ありつたけ色を出したる鶏頭花 阿部寿雄
鶏頭の影地に倒れ壁に立つ 林 徹
鶏頭をたえずひかりの通り過ぐ 森 澄雄
晩学や夜は力抜く鶏頭花 岡本 眸
鶏頭の炎え極まりし暗さあり 鷲谷七菜子
眼裏に昔が光る緋鶏頭 高見加代子
鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡 子規
鶏頭や吉三地蔵に涎掛け 沢木欣一
鶏頭を三尺離れもの思ふ 細見 綾子
朝の舟鶏頭の朱を離れたり 大串 章
ありつたけ色を出したる鶏頭花 阿部寿雄
鶏頭の影地に倒れ壁に立つ 林 徹
鶏頭をたえずひかりの通り過ぐ 森 澄雄
晩学や夜は力抜く鶏頭花 岡本 眸
鶏頭の炎え極まりし暗さあり 鷲谷七菜子
眼裏に昔が光る緋鶏頭 高見加代子
鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡 子規