10月 23日    

2016-10-23 06:12:43 | Weblog
棒列ね屋根より高き稲架襖             栗田やすし


夜の稲架の甘き香を子の寝床まで           細見綾子


夕稲架のあはきほてりにしばし沿ふ          八木絵馬


しばらくは新稲架として雨はじく           能村登四郎


稲架の中離れ離れに遺跡あリ             深見けん二


荒縄の結び目揃ふ山の稲架              篠田悦子


単線となりてより増す稲架の列            秋川ハルミ


どこからも海見ゆる隠岐稲架組めり          国枝隆生


稲架襖抜けて小原の芝居見に             都合ナルミ



10月23日 霜降




コメント (2)
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