( 臘梅・唐梅・らふ梅 )
臘梅やいつか色ます昼の月 有馬朗人
唐梅や粗雑嫌ひを一家言 秋元不死男
蝋梅の安房に身を寄せ去年今年 角川源義
らう梅や陽の金色を吸ひつくす 谷口千賀子
思惟佛に逢ふ臘梅の香を抜けて 金田義子
臘梅の透けて明かるき古窯跡 長谷川しげ子
臘梅を挿して床屋の大鏡 中村修一郎
臘梅の日差し明るき紙干場 武田稜子
磨かれし東司に香る臘梅花 坪野洋子
臘梅を離れてよりの匂ひ濃し 森田志げを
武家門の脇に臘梅錆び尽す 中根多子
臘梅や枝にあふるる金の鈴 磐田啓子
酒蔵に天窓ひとつ素心臘梅 伊藤敬子
素心臘梅女人になぞへ齢いくつ 森 澄雄
素心臘梅
臘梅やいつか色ます昼の月 有馬朗人
唐梅や粗雑嫌ひを一家言 秋元不死男
蝋梅の安房に身を寄せ去年今年 角川源義
らう梅や陽の金色を吸ひつくす 谷口千賀子
思惟佛に逢ふ臘梅の香を抜けて 金田義子
臘梅の透けて明かるき古窯跡 長谷川しげ子
臘梅を挿して床屋の大鏡 中村修一郎
臘梅の日差し明るき紙干場 武田稜子
磨かれし東司に香る臘梅花 坪野洋子
臘梅を離れてよりの匂ひ濃し 森田志げを
武家門の脇に臘梅錆び尽す 中根多子
臘梅や枝にあふるる金の鈴 磐田啓子
酒蔵に天窓ひとつ素心臘梅 伊藤敬子
素心臘梅女人になぞへ齢いくつ 森 澄雄
素心臘梅