9月 6日

2020-09-05 15:57:05 | Weblog
                         綾子忌・綾子の忌

          俳人細見綾子の忌日。1907年3月31日 - 1997年9月6日)は、兵庫県出身の俳人。
          松瀬青々に師事、「倦鳥」を経て「風」創刊時より 同人。翌年、俳人、沢木欣一と結婚。
          後、「風」編集発行人。句碑は犬山城が見下ろす国宝「如庵」のある有楽苑入口に建立
          「 木曽川を見おろして城冴え返る 」



     今もなほ師の手の温み綾子の忌         栗田やすし


     綾子忌や句碑の温みを手の内に         河原地英武


     今年また青空賜ふ綾子の忌           国枝隆生


     萩咲いて風新しき綾子の忌           倉田信子


     棗の実雨に色づく綾子の忌           栗田せつ子


     秋草の色みなやさし綾子の忌          上田博子


     綾子の忌空美しくあたらしく          伊藤 範子


     赤極む珊瑚樹の実や綾子の忌          田畑 龍


     吾亦紅ひとつ紅濃き綾子の忌          国枝洋子


     犀川にかはせみ飛べり綾子の忌         矢野愛乃


     みそはぎを一輪挿に綾子の忌          近藤文子


     奈良百句写し終へたり綾子の忌         青木しげ子


     綿の実の弾けし今朝は綾子の忌         大島知津



          



     綾子の忌壷に高きは吾亦紅            滝沢伊代次


     柿太り初むると思ふ綾子の忌           深川知子


     珠洲焼に秋海棠活け綾子の忌           前 孝治


     綾子忌の風に穂をあぐ藍の花           鈴木千恵子


     綾子忌の月のあまねし卯辰山           井上智子




          
コメント (2)
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