燕帰る・帰燕・帰る燕・去る燕・玄鳥去る
9月7日~21日頃 二十四節気,白露の末候「燕去る」です
ツバメたちが、冬を前に南の国へ旅立つ時季です。
去る燕水に幾度も触れゆけり 細見綾子
四阿に石の円卓燕去る 沢木欣一
低く飛ぶ秋吉台の帰燕かな 栗田やすし
ひとしきり群れて明日去る燕かも 下里美恵子
峡の空帰燕の群の飛び巡る 清水弓月
飛鳥寺の鐘ひびく空燕去る 栗田せつ子
出撃せし沖へ帰燕の盛んなる 国枝隆生
雲ひとつ燕帰りし城の空 梅田 葵
去ぬ燕米屋に二つ巣を残し 福田邦子
岬鼻は帰燕の空となりにけり 丹羽一橋
国後の見ゆる峠へ去ぬ燕 若山智子
燕去ぬ砂丘に砂のさ走る日 伊藤旅遊
列車待つ我も帰燕の群の中 有馬朗人
海峡を帰燕にはやき一羽ゆく 能村登四郎
いぶしたる炉上の燕帰りけり 河東碧梧桐
燕去る鶏鳴もまた糸のごと 飯田龍太
分校に下りて憩へる帰燕あり 飴山 實
絶壁に波打つ別れ燕去る 池内友次郎
安房一島置きざりにして燕去る 佐川広治
9月7日~21日頃 二十四節気,白露の末候「燕去る」です
ツバメたちが、冬を前に南の国へ旅立つ時季です。
去る燕水に幾度も触れゆけり 細見綾子
四阿に石の円卓燕去る 沢木欣一
低く飛ぶ秋吉台の帰燕かな 栗田やすし
ひとしきり群れて明日去る燕かも 下里美恵子
峡の空帰燕の群の飛び巡る 清水弓月
飛鳥寺の鐘ひびく空燕去る 栗田せつ子
出撃せし沖へ帰燕の盛んなる 国枝隆生
雲ひとつ燕帰りし城の空 梅田 葵
去ぬ燕米屋に二つ巣を残し 福田邦子
岬鼻は帰燕の空となりにけり 丹羽一橋
国後の見ゆる峠へ去ぬ燕 若山智子
燕去ぬ砂丘に砂のさ走る日 伊藤旅遊
列車待つ我も帰燕の群の中 有馬朗人
海峡を帰燕にはやき一羽ゆく 能村登四郎
いぶしたる炉上の燕帰りけり 河東碧梧桐
燕去る鶏鳴もまた糸のごと 飯田龍太
分校に下りて憩へる帰燕あり 飴山 實
絶壁に波打つ別れ燕去る 池内友次郎
安房一島置きざりにして燕去る 佐川広治