4月 18日

2021-04-18 06:19:07 | Weblog
                       芍薬・玉芍薬・糸葉芍薬 


     うら若き墨染衣玉芍薬              細見綾子


     芍薬を抱くほど剪りて妻戻る           丹羽康碩


     山からの風に芍薬首振れり            中村修一郎


     母の忌に八重芍薬の束を活く           小原米子


     芍薬の蕾ほぐれて虫出づる            中山 ユキ


     木の臼に芍薬活くる紙問屋            兼松 秀


     芍薬を活けて一日香の中             鈴木真理子


     芍薬や首重たげにしなやかに           武藤けい子


     芍薬が咲いたと母へひとりごと          松平恭代


     散り際の芍薬の芯萌黄色             平松公代



          

            糸葉芍薬

          

            玉芍薬



     芍薬や月山拝む山の邑              水原秋櫻子


     枕もと白芍薬の珠凝りて             山口青邨


     芍薬に逢瀬のごとき夜があり           森 澄雄


     一と雨が来さう芍薬剪ることに          横田直子


     芍薬のはなびらおつるもろさかな         久保田万太郎


     芍薬をぶつきらぼうに提げて来し         長谷川 櫂


     芍薬の芽が喪の妻を明るくす           瀧澤伊代次



          

          

          三密を忘れなく 密閉、密集、密接を避けましょう
        そして手洗い、うがい、マスクの着用で自分と大切な人を守りましょう

          
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