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11月 14日

2021-11-14 05:54:13 | Weblog
                       藪巻・菰巻・菰巻く 


          菰巻きはマツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁でできた菰を巻きつける。
          啓蟄にこの菰を越冬した虫とともにはずすのが恒例になっているようです 写真の菰巻きには結び目に
          縄で飾りがしてありました お洒落ですね
          また藪巻きとも呼ばれ躑躅や桜の若木をぐるぐる巻きにされている物もあります
          菰巻き・藪巻きは冬の、菰はずしは春の季語になっています
          東京文京区にある大名庭園六義園では例年は立冬のころからその準備に入るようです



     菰巻かれ三河黒松獣めく             下里美恵子


     菰巻の結ひしばかりの縄匂ふ           内田陽子


     菰巻くや亀甲荒き松の幹             小田二三枝


     藪巻や飾り結びの一と並び            平松公代


     木賊にも藪巻したる陸奥の寺           近藤文子


     腰高に菰巻く松や皇居前             内藤雅子


     菰を巻く仕上げの縄の花むすび          ころころ



          



     藪巻や晴を見にゆく日本海            森 澄雄


     藪巻や思はぬみちに植木畑            石川桂郎 


     松は菰巻かれはべりぬ浮見堂           片山由美子


     藪巻の松千本や法隆寺              細川加賀


     聞えさうなる菰巻きの息づかひ          国保泰子


     杜の端の藪巻が飛ぶ力溜め            佐藤鬼房


     菰巻の蘇鉄筋肉隆々と              山口誓子



          

          すべての規制が緩和されつつあります、ひきつつづき油断せず手洗い、うがい、
         マスクの着用を。あと少しです



     
コメント (2)
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