6月 17日

2022-08-17 05:38:47 | Weblog
                       秋海棠・断腸花・相思草・瓔珞草・八月春・



          中国の「採蘭雑誌」に描かれている「断腸花」の由来
          昔、さるところに、美しい婦人がいた。この女性には誰にもまた何物にも換え難い思慕する男性があった。
          そして毎日の逢瀬を楽しみに待っていたのであったが、故あってその彼氏はどうしても訪れることが
          できなくなった。それを知らずに、婦人は今日は見えるか、明日は姿が、と北面の墻に待ちあぐんでいた。
          そして日ごとにそそぐ断腸の涙がいつか凝って名も知らぬ草が生え、その草の花の紅色が、その緑の葉に
          映ってまことに美しく、やさしく、ちょうどこの美しい女性にも似ているので、誰いうとなく断腸花と
          呼ぶようになった。( ネットから知識をお借りしています )


          女去つて秋海棠の茎紅し            沢木欣一


          忌の近き子規の机に秋海棠           岸本典子


          描き遺す妻の裸婦像断腸花           上杉和雄


          秋海棠赤し足助の典籍屋            掛布光子


          秋海棠映る池面に浪のしわ           清水弓月




               



          断腸花妻の死ははや遠きこと          石原八束


          障子濡れ秋海棠の花透かす           山口青邨


          美しく乏しき暮し秋海棠            富安風生


          断腸花飛鳥に石のものがたり          大嶽青児


          断腸花いい服を着て別れよう          星野石雀




               

           昨日も日本全国で 166,205人のコロナ感染者の発表がありました
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         心がけましょう 
         ( 前週同曜日比 -46,290  )
  
  
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