母の句の顛末

2006-02-13 22:57:09 | Weblog
     水仙

 先日は「母の句」をこのブログに載せて、書き込みを頂き、ふと「父の句」
 「妻の句」「子供の句」は???と慌てて俳句ノートを検索してみました。
 有るには有りましたが、多い順に言えば「子」「父」「妻」の順で誠に
 妻には申し訳ない数でした。鷹羽狩行さんは恋愛時代、新婚時代、そして
 現在に至るまで奥様の句を大事に詠んでおられるようです。
  

    等身の秋草を過ぎ逢曳きす  狩行

    涼しくてのちの吾妻の手のまるみ 子郷

 それはそれとして、今後は私も詠むように努力をしていきたい。
 もう、妻を詠んでも「照れない齢」であるから・・・・


   白玉は何処へも行かぬ母と食ぶ   轡田 進
   
   雪の日の保母の匂ひの吾子戻る   中島秀子

   妻の灯へ凍りし坂を滑らずに    友岡子郷

   百日紅この叔父死せば来ぬ家か   大野林火

   虹立つと呼ぶ七人の子ども欲し   中島秀子


   ゲーテ曰く「王様であろうが、百姓であろうが、自分の家庭で平和を
   見出す者が、もっとも幸福な人間である」


   子の夜なべ妻の夜なべとなりにけり  ころころ
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4 コメント

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一字が代われば ()
2006-02-15 09:28:00
子の夜なべ妻の夜なべとなりにけり



納得ですね。母は子のためになら何でもできますね。これ、一字代えて夫となると?成り立ちませんね。残業ならかろうじて起きて待ってますが付き合いの飲み会やら、早朝の接待ゴルフとなると疑問です。でも子は帰ってくるまで心配ですし、部屋の灯りが消えるまで気になります。。やっぱり血の繋がりでしょうか?そして男の子と母親はまた特別なんですよね。
返信する
確かに・・・ (ころころ)
2006-02-15 18:33:27
 夫夜なべさっさと寝まる誼かな



 ははは、これは川柳でしょうね。

 誼(よしみ)=「親しい交わり、親しみ、好意、好き」

 とありました。あれこれ詮索されることも夫にとっては

 つらい時間です。

 言訳に四苦八苦、これは私の場合ですが。

 

 母を見ていても、妻を見ていても、子供にたいするパワー

 は感心します。とうてい男には出来ない。

 臍の緒はずっとつながっているんですよね。きっと。
返信する
座布団追加! ()
2006-02-16 21:08:37
 夫夜なべさっさと寝まる誼かな



うま~い!!さっさと寝まるですか!

座布団もう一枚あげちゃいます。



誼(よしみ)ってよく使いますよね。こういう字を書くのですね。知らなかった。



さっき現俳に投句しました。さて、今月は如何に。ころころさんに又採ってもらえるかしら?無理でしょうね。ラッキーはそう続くもんじゃないですね。
返信する
座布団10枚ためます。 (ころころ)
2006-02-17 17:26:30
そうそう・・私はまだ投句してません。あと2ヶ月最後まで名前が残って

居ますでしょうか?はっきり言ってもう限界!

一年はやはり長いですね。

昔のG句会の高点句でもひっぱり出しちゃいますか・・・・

本当に力のある人は、普通に詠んでも佳句になりますが、ころころの力じゃ無理でしょうね。



空さんは自然に写生のお句になるから、私の選句対象になるはずです。期待していてください。
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