2月 7日

2025-02-07 05:49:34 | Weblog

                           下萌・草萌・草青む

 

 

 

             冬枯れの地面から草の芽が顔をのぞかせる様子「草萌」「草青む」とも言う。 まだまだ外気は

             冷たいが草はいち早く春の気配を感じ取って、萌え出る様子を言います

 

 

 

                

 

 

 

          西行の跡いくたびの草の萌え         細見綾子

 

          草萌ゆる予科練生の夢見し地         栗田やすし

 

          弁当の蓋の米つぶ土手青む          河原地英武

 

          下萌や杭一本の馬の墓            森垣一成

 

          キャンパスの内なる古墳下萌ゆる       石川紀子

 

          神事の矢それて草萌打ちにけり        篠田法子

 

 

 

                     

 

 

 

          もの縫へば何やら安し草萌ゆる        中村汀女

 

          下萌えて土中に楽のおこりたる        星野立子

 

          四阿の柱をめぐり草萌ゆる          山口青邨

 

          断崖に萌え出てすでに石蕗の艶        能村登四郎

 

          獄に棲み鋲のごとしや下萌ゆる        秋元不死男

 

          まだ出来る爪立ち歩き草青む         岡本 眸

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています 

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