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下萌・草萌・草青む
冬枯れの地面から草の芽が顔をのぞかせる様子「草萌」「草青む」とも言う。 まだまだ外気は
冷たいが草はいち早く春の気配を感じ取って、萌え出る様子を言います
西行の跡いくたびの草の萌え 細見綾子
草萌ゆる予科練生の夢見し地 栗田やすし
弁当の蓋の米つぶ土手青む 河原地英武
下萌や杭一本の馬の墓 森垣一成
キャンパスの内なる古墳下萌ゆる 石川紀子
神事の矢それて草萌打ちにけり 篠田法子
もの縫へば何やら安し草萌ゆる 中村汀女
下萌えて土中に楽のおこりたる 星野立子
四阿の柱をめぐり草萌ゆる 山口青邨
断崖に萌え出てすでに石蕗の艶 能村登四郎
獄に棲み鋲のごとしや下萌ゆる 秋元不死男
まだ出来る爪立ち歩き草青む 岡本 眸
サイトから一部資料・写真お借りしています
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