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( 一葉忌・樋口一葉の忌日 )
明治29年11月23日 文京区丸山福山町で逝去。享年24歳
針山に小さき抽斗一葉忌 栗田やすし
頼まれし妻の足袋買ふ一葉忌 福永耕二
石蹴りの子に道きくや一葉忌 久保田万太郎
廻されて電球ともる一葉忌 鷹羽狩行
一葉忌折目を六ッに薬包紙 秋元不死男
赤電話が人待つ路地や一葉忌 鍵和田釉子
霧の香のなかの菊の香一葉忌 飯田龍太
昏れ際の露地に豆腐屋一葉忌 菖蒲あや
一葉忌旅にあがなふ手漉き和紙 河野順子
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一葉井戸
一葉忌母にまだある糸きり歯 こころ
明治29年11月23日 文京区丸山福山町で逝去。享年24歳
針山に小さき抽斗一葉忌 栗田やすし
頼まれし妻の足袋買ふ一葉忌 福永耕二
石蹴りの子に道きくや一葉忌 久保田万太郎
廻されて電球ともる一葉忌 鷹羽狩行
一葉忌折目を六ッに薬包紙 秋元不死男
赤電話が人待つ路地や一葉忌 鍵和田釉子
霧の香のなかの菊の香一葉忌 飯田龍太
昏れ際の露地に豆腐屋一葉忌 菖蒲あや
一葉忌旅にあがなふ手漉き和紙 河野順子
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一葉井戸
一葉忌母にまだある糸きり歯 こころ
石蹴りの子に道きくや一葉忌 久保田万太郎
仰る通りかもしれません
やはり思いより体感でしょうか
石蹴りの子に道きくや一葉忌 久保田万太郎
赤電話が人待つ路地や一葉忌 鍵和田釉子
昏れ際の露地に豆腐屋一葉忌 菖蒲あや
ご紹介の句の中にも共通キーワード「ろじ」があります
一葉が暮らした本郷、浅草の路地を作者は体感して
詠まれたもので、私も一葉と路地の暮らしは離れません
「思いより体感」
このお言葉を今後作句する上での指針として、大切にいたします。私は頭で句を作ってしまう傾向があるようで、どうもいけません。
そのために多くの俳人の句集を読むのも一葉の小説を
読むのも大切なんでしょうね
お互いに楽しく良い俳句を目指しましょう