( 京鹿子 )
京鹿子阿騎野の山の雨上り 国枝隆生
落人の裔の藁屋の京鹿子 佐藤至朗
京鹿子活けて銀座の鳩居堂 立脇操
日が差せば命のいろに京鹿子 小松崎爽青
京鹿子にとても似ていますがこちらは 下野草(しもつけ)
下野草雲の中よりリフト現る 加藤耕子
駒ヶ根や下野草の紅烟る 原口洋子
病院の味みなうすししもつけ草 阿部みどり女
夫婦鹿や毛に毛が揃うて毛むづかし
この句の作者は誰だとおもいますか?
実は芭蕉の句です。初期の「貝にほひ」「虚栗」あたりではこんな駄洒落とか
利口とかの句を詠んでをりました。まさに談林の影響を受けていたと思われます
「この道に古人なし」これは芭蕉の有名な言葉としてあります
「古人の跡を求めず,古人の求めたるところを求めよ」という言葉です
古人の跡を求めれば類想類句の山となります、古人の求めたるところは
きっと詩歌の単純な美だったのかも知れません。
と書いたこの文章も多くは「俳句のこころ」(阿波野青畝)の受け売りですが・・・
先人の俳話を実証してゆくのも実作者の楽しみのひとつとしています
伊吹嶺5月号 遠峰集より
日脚伸ぶ病状互ひに語り合ひ
病棟の屋上庭園蔦芽吹く
香り濃し封書で届く梅一枝
花ミモザそよぐ下道退院す
姉よりの退院祝ひの菜飯かな 谷口千賀子
京鹿子阿騎野の山の雨上り 国枝隆生
落人の裔の藁屋の京鹿子 佐藤至朗
京鹿子活けて銀座の鳩居堂 立脇操
日が差せば命のいろに京鹿子 小松崎爽青
京鹿子にとても似ていますがこちらは 下野草(しもつけ)
下野草雲の中よりリフト現る 加藤耕子
駒ヶ根や下野草の紅烟る 原口洋子
病院の味みなうすししもつけ草 阿部みどり女
夫婦鹿や毛に毛が揃うて毛むづかし
この句の作者は誰だとおもいますか?
実は芭蕉の句です。初期の「貝にほひ」「虚栗」あたりではこんな駄洒落とか
利口とかの句を詠んでをりました。まさに談林の影響を受けていたと思われます
「この道に古人なし」これは芭蕉の有名な言葉としてあります
「古人の跡を求めず,古人の求めたるところを求めよ」という言葉です
古人の跡を求めれば類想類句の山となります、古人の求めたるところは
きっと詩歌の単純な美だったのかも知れません。
と書いたこの文章も多くは「俳句のこころ」(阿波野青畝)の受け売りですが・・・
先人の俳話を実証してゆくのも実作者の楽しみのひとつとしています
伊吹嶺5月号 遠峰集より
日脚伸ぶ病状互ひに語り合ひ
病棟の屋上庭園蔦芽吹く
香り濃し封書で届く梅一枝
花ミモザそよぐ下道退院す
姉よりの退院祝ひの菜飯かな 谷口千賀子
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