いざ出雲崎へ

2005-11-07 21:45:19 | Weblog
     暖かな秋晴れでした。

 1689年(元禄2年)3月27日(新暦5月16日月曜日大安) 
 芭蕉翁46歳「奥の細道」の旅に出発。
 「草の戸も住み替わる代ぞ雛の家」
 
 同年7月2日(新暦8月16日快晴)新潟到着
 7月3日弥彦神社参詣、7月4日出雲崎に到着、7月5日柏崎泊
 7月6日直江津泊,句会
 「文月や六日も常の夜には似ず」
 (明日は七夕。天の川では二つの星が一年に一度の逢瀬を楽しむ。
  今夜はその前夜だがすでにして常の夜とは違った雰囲気を感ずる。)
 
 奥の細道の旅日記などを読むと新潟に入ってよりの芭蕉一行には
 余り良い待遇の旅では無かったようだ。
 千住~出羽三山までは事細かに、その待遇について,句会について書かれているが
 新潟に入ってより、はっしょった旅になっている。

 また,荒海や佐渡に横たふ天の川 という誰でも承知の句が有るに関わらず。
 現地出雲崎では良寛を観光の目玉としているのも面白い。
 良寛の母が佐渡の出身でそれで良寛像が海に向いて座っているなどと聞いた事が
 あるが・・・

 前置きが長くなったが
 来年の2月に我句会でもその弥彦~出雲崎~柏崎、の旅を企画の案がある。
 俳句は勿論、俳句のそんな話をしながら,冬の日本海の魚と酒を堪能する企画。
 何とか実現したい。


        ころころの今日の俳句


         水澄むやさらさら蟹の手が動く


        ころころの独り言

   句会の後の脱力感ほど気持ちがいいものはない。少しの間,埋め火のような
   ものが心の中にあるのみだ。


        ころころのお気に入り


        木の葉散々別れの握手かわす間も   須賀余年 

 
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