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推敲とは,自分の作品の悪いところを自分で直す事。
秋風や石吹き颪す浅間山
↓
吹き颪す浅間は石の野分かな
↓
吹き落す石は浅間の野分かな
↓
吹き飛ばす石は浅間の野分かな
これは有名な芭蕉の推敲例でまず秋風が弱いと感じたのか野分と、
それから颪す→落す→飛ばす、という順で次には野分の強さに推敲を
重ねたわけです。
ころころの推敲のチェックポイント
1.季語が動かないか?季語が当てはまっているか?
2.季語と事柄が,事柄と事柄がつきすぎていないか?
3.表現に窮屈さがないか?(音読してみる)
4.省略するところや言い足りなさはないか?(類語,形容詞辞典などで)
5.表現(漢字,カタカナ、ひらがな)の適正。(倒置などして書いてみる)
6.類想,類句のチェック(検索機能にて)
詠力,鑑賞力、推敲力はほぼ等しいと感じています。
俳句は勉強するかしないかによってかなりそれぞれの力は変わってきます。
ころころは「兼題」以外では決して季語から俳句を詠むことは有りません。
詠みたい気持ち(感動)が優先すれば,一気に季語まで引き出されてきます。
その部分は経験であり、資質もあります。
今は5.6.を重視して推敲にあたります。
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推敲はあくまでも自作業。
エイ!やぁ!と句会に投句するのは他人任せでしかなく、推敲を重ねた結果
連衆に評価を得る事も逆選に遭う事も力になると感じています。
こう云う書き方は,ともすれば「嫌味」にもなりますが、全ては経験してきた事
でしかなく、他の人がどのような推敲の手順をしても、それはそれでいいと思う
なるべく「ころころのブログ」では知識ではなく、経験で記すことにして、
自分への再確認のボードとしたい。
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漬け樽ををんなが囲ふ冬用意
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仕事を終えていざ、お酉様へと車に乗り込んだら,ポロリと眼鏡のレンズが・・・
それから眼鏡屋へ行ったら休業日、それからまら眼鏡屋を探してやっとの事で
戻ったら,仕事先から電話,明日まで積算の依頼
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今年は二の酉へ行くことにしま~す。さあ!積算だぁ
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ほつこりと箸に崩るる八つ頭 谷矢須子
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