( 韮の花 )
残暑の厳しい一日でした。
ころころの庭? 赤塚植物園に秋を感じる花のひとつでも
鼻を近づければやっぱりあの、強烈な韮の匂いがします
花韮も同じユリ科の植物ですが、全く違うものです
足許にゆふぐれながき韮の花 大野林火
韮の花坂としもなく息あへぐ 石田波郷
関守へ抜け道細し韮の花 熊本ふみ
( 韮の花 )
残暑の厳しい一日でした。
ころころの庭? 赤塚植物園に秋を感じる花のひとつでも
鼻を近づければやっぱりあの、強烈な韮の匂いがします
花韮も同じユリ科の植物ですが、全く違うものです
足許にゆふぐれながき韮の花 大野林火
韮の花坂としもなく息あへぐ 石田波郷
関守へ抜け道細し韮の花 熊本ふみ
( 南蛮煙管・なんばんぎせる )
一年生の寄生植物です、植物園の薄の一叢に咲いていました。
照り翳り南蛮ぎせるありにけり 加藤楸邨
跼み見るものに南蛮煙管かな 山崎ひさを
一触即発南蛮煙管咲きました 栗林千津
( 羽毛鶏頭 )
鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡 子規
の句にある雄鶏の鶏冠(とさか)のようなあの紅色のものとは違う、最近よく目に
しますね。だから例句の検索にもなかなかありません。
皆さんの佳句を是非詠みこんでご紹介ください。
槍鶏頭からりと山の日ざし濃し 古賀まり子
保育所に羽毛鶏頭丈くらべ
(狐の剃刀) (二百十日・厄日・関東大震災記念日)
江東にまた帰り住み震災忌 大橋越央子
震災忌老婆喫泉抱へ飲む 岡本 眸
軒下に二百十日の捨て寝椅子 辻桃子
田を責める二百十日の雨の束 福田甲子雄
島畑のかんかん照りや厄日前 岸田稚魚