チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物がつなぐもの 161

2019年05月28日 09時48分08秒 | 日記
うちには電子レンジがない
もう30年も前だろうかスタッフの一人に子供が生まれ出勤は子連れでオーケーにしたので、その時離乳食を温めたりするのに電子レンジを会社においたことがあるが、私自身は使ったことがない

つまり直感で「異なもの」という感覚なのだ

それと同じように絹や麻の着物にゴムのバンドを使ったりすることに違和感を感じる
絹には絹、麻には麻、木綿には木綿、ウールにはウールの紐を使えばいい
ゴムの着物ができればゴムの紐も合うかもしれない

この電子レンジは二種類あるアミノ酸のうち、人間体に必要なアミノ酸を壊してしまい、毒になるアミノ酸が残るのだと先日科学者に聞いて「ああチャコちゃん先生の直感は素晴らしい」と自画自賛した

賢い昔の日本人はと言っても石器時代まで遡るのだが悪いアミノ酸は海中深く沈めたのだそうだそれが「石油」という形で今私達の生活の中で無くてはならないものになっている。
いかし
これは一旦人間にとって必要のないものとして処分したものだから今取り出して再利用をする必要がどこにあるのだろう

石油繊維の化学繊維を身につけると肌が日々衰えていくし、アレルギー体質になっていく
古代の人が「これは人にとって有害」と破棄したものをわざわざ取り上げて病気の元を作ることはない
絹には必須アミノ酸が含まれていて、悪質なアミノ酸はまったくない
大麻は古代から神の依代として大事にされているのでそれを身につけることは魂を磨くことに落ち着く

こういう尊い繊維に有害なアミノ酸でできたゴム紐を使っていいのだろうか

絹は消臭効果、保湿効果、活性酸素を遠ざける効果があるため腐敗しない、浄化効果。速乾効果、紫外線避け、保温効果、などなどとても優秀、その良さを生かしてきたのが着物の形であると思う

絹のユイツの欠点は「摩擦に弱い」ということ
その一番弱い部分を強調させるゴムのバンドを使う必要がどこにある

こういうことは着物に限らず矛盾したことが現代社会に多くあるように感じる
本来の人間の直感を大事にしたいと思う

今日はこのような話を早稲田大学のOGたちにお話できるチャンスを頂いた
おじさんは特に絹の肌着を身に着けて健康になっていただきたい
頭で理解すると男は実行する
女は直感

# 直感 #アミノ酸 #必須アミノ酸 #チャコちゃん先生 #中谷比佐子 #秋櫻舎 #新宿 #絹
コメント (2)
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