紅花の収穫が終わったと連絡があった
紅花は暑いさなかに借り入れし、寒の水が最も冷たい時に染める
朝紅花あのはなには棘があるので未だ朝露が降りている間に花だけを摘んだ後直ちに花びらに水を撒きに昼夜寝かせます。「花の寝床」色っぽい
紅花は積んだ時は花びらは黄色なのに寝ている間に発行して紅く変幻、なんとも怪しげ。さらに発酵するとジャムのようにグニャグニャ。
そうなると臼に入れて杵で叩き潰し「紅花餅」をつくる。
団子状に丸めたものを莚に並べ、その上にまた莚を被せ素足でむしろに乗って足で踏みながら平らにして、紅花餅の出来上がり
この紅花餅dができればが出来ればいつでもどこでも染められるがこの手法が一般化したのは江戸時代に入ってから
万葉集にある紅花染めは花弁から直接染めていたので,手間もかかり紅く染まるまでどれだけの材料が必要だったことだろう。限られた階級の人しか着られなかった。今でも天皇陛下の大口袴や襟の紅絹はその時代の名残といえよう。
そういう中で日の丸の赤の尊さも改めて感じる
紅花餅が出来たのは藍玉の発酵と似ているので江戸時代は本当に日本文化の根っこが完成したのだと感じる
さて
花で直接染めた頃はきっと暑いさなかに染めていたのだろう
人間の進化の中で保存を考える知恵が出てきたことはひとが「考え付く」ことができるからだ。そしてもっと手間暇かからない化学染料の開発のおかげで、染め作業は格段に楽になった
しかし
植物からのエネルギーをいただくという一番大事なことは消え失せる
今でもこの江戸時代の手法で紅花餅を作っている人が山形にいる。京べにと言われている口紅はこの紅花餅で作る
紅花餅を使って溶かして烏梅で色染めして紅花染めは出来るが、ここまでの手仕事を続ける人はもう稀だ
て仕事だから良い というのではなく、紅花の命のことを考えたら江戸時代から続けられた手仕事が最 も 紅花の生命を生かしたものになり、それはまた人の健康(血流の流れが良くなるとか体があったまるとか)にも貢献してくれる
来年小寒が過ぎたら染めに入る
取材に行こう
それはアイロンで畳を焦がしたことから始まった
ほんの少しチョビっと「嫉妬と羨ましい」という気持ちがわきその感情に振り回されていく自分を眺めていた
その感情をどう収めようかとしていた
そのときにアイロンをつけっぱなしにしてしかも畳に置いていたのであーーる
その行為をずっとタグって言って「祝福」という言葉にたどり着いた
すると感情も収まりスッキリ
しかしその後もまだ続く
メガネを踏んづけた!柄が歪み早速購入したいわきに持ち込んでアレよと言う間にお直し完了
このときは「即今只今ね」足元のことをしっかりやりましょう
現実を見極めて明日の未来より今ここを見なければということで苦手なSNSの勉強をいたそうと早速「ユウチューウブ」のセミナーに申し込みをする
とにかく元気で生きている間は「今の時代を生きる」ことが大切
それを放棄したらもう恍惚の人になってしまう
チャコちゃん先生「死ぬまで現場」現役なんてなまっちょろくなく「現場」にいるつもり
それなら「いまここの時代」の勉強もせねば
日曜日の朝ついついぼんやりしていて1日の祈りに参加できなかったが、「そうだ!映画に行こう」神社に行かず映画かいな
「カーライル・ホテル」のルポ映画に渋谷のbunnkamuraまで行く「あそこは冷房が効いているからカーデイガンを持っていこう」
と取り出したカーデイガン30年近く前に購入したと思しきエルメスの白地カーデイガン
「袖口の汚れも取れず背中にも小さな穴が空いている近々処分かな?」
と思いながら肩に引っ掛けて歩く
チケットを購入し時間があったのでエスカレーターを上りジュンクで立ち読みあれこれ
席に付きカーデイガンと思いきや、ない!なーーい!ない
用意のいいことに薄手のストールも持っていたので冷房の風を避けるにはなんとか間に合ったが寒い
カーデイガンはどこにも届いていなくて私のもとからだまって去った
ユーチューブのセミナーに行くまで色々考えた
「背負っているもの外しなさい、裸の心で新しいものを受け取りなさい」
とカーデイガンのお言葉
ありとう、長い間ありがとう!感謝
#カーデイガン #カーライルホテル #ユーチューブ #セミナー #チャコちゃん先生 #いわきのメガネ #エルメスのカーデイガン #bunnkamura #中谷比佐子 #冷房の風
昨日は八王子の花柳界の方を新制作座にご紹介した
同じ八王子で「着物」を中にしてなにか町おこしができるのではないかとチャコちゃん先生の目論見
新制作座の創始者「真山美保」さんの審美眼は半端ではない
初めて新制作座のある高尾に伺い桐ダンスに丁寧にしまわれていた着物や帯を目にした瞬間「個々にある着物は日本の宝」と感じた(なんと桐箪笥30棹)
昭和40年代を中心に揃えられた着物の数々、職人たちが魂を込めそして嬉しくて仕方がない思いで制作した着物の数々
ありとあらゆる技術の着物がこの場所で見られるということの凄さ
大好きな熊谷好博子さんの着物だけが桐の箪笥一棹に収められていたときの感動!
60歳をちょっと過ぎてなくなったけどもう少し長生きなさっていたら国宝だったと信じている
江戸解模様の一人者、またモダンな木版摺りの模様、細かい大名行列
もともと日本画を目指していたのでしっかりとした構図が着る人をスッキリと見せる
表面に出ている色は少ないけど紺一つ染めるのにどれだけの隠し色を使っているか、よく工房へお邪魔したのでその色使いの濃度と深みを出す姿勢っを見続けてきた
また裏話で若い時見習い時代かの有名な一竹さんと一緒に住んでいてその問の話も笑えるほど面白い(どこにも書かないけどいらしたら話をしますぞ)
この熊谷好博子さんの着物が一棹に収められしかも中には躾のついたままのものも
毎日着物に囲まれて仕事をしている芸者さんが「鳥肌が立つくらいすごい」と感動の目線
その他にも名のしれないというより当時は着物に落款など押さなかったので、名を語れば超有名な作家のものもある
しかし一職人としてきものづくりに精魂を込めたのであろう、一枚一枚見る人の心を揺さぶる
振り袖や若手の訪問着は京都の千総友禅が多く華やかで気品に満ちている
「令嬢のお着物」という言葉が自然に出る着物と帯の一対
何より仕立てが抜群!着物周りの職人たちが気持ちを一つにして作り上げた着物文化
みんなで鑑賞をしたいのでツアーを組むことにした
10月5日と25日詳しくはホームページで
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