幸彩学習塾 オフィシャルブログ

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今になって、国語を勉強しておけば良かったという声

2020年01月25日 16時53分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、とある生徒さんを教えていた時に、その生徒さんが何気に発した言葉が印象に残りました。それがこの記事のタイトルでもある「国語を勉強しておけばよかった」という声です。

考えてみれば、国語は優先順位が低い教科ですよね。
英語や数学にどうしても目がいってしまう。
日本語だから、何とかなるだろう。
そんなわけで、国語という教科を忘れがちだったりします。
しかし、国語の力ほど受験で必要なものはないことを痛感する人が多いようです。

それは結局、「どの教科も問題が読めなければ、答えられない」からです。
数学の文章題を解くにしても、理科の実験内容を把握するにしても、文章が読めないとまるで分からない、ということになります。

この傾向は、学校の定期テスト対策でワークで答えを暗記するだけの学習で乗り切ってきてしまった人に多く見られます。
「問題を読んで理解し考える」というプロセスをすっ飛ばし、覚えるということだけに重きおいた学習をしてくると、受験の時にこの傾向が顕著になってきます。

文章を読んでもイマイチぴんと来ないというものから、語彙力がなく読み進められないまでいろんな症状がありますが、総合して考えてみると「考える」ということを「めんどくさいもの」としてしまった人に多くある傾向のように思います。

つまり、現象としては「国語が苦手」という形で表面にでてきていますが、その真相は「考えることをあまりしてこなかった」ということではないかということです。
テストを「覚えるもの」としてここまで来た人は、受験勉強でつまづきがないか確かめてみる必要がありそうです。
もちろん覚えることは必要な要素ではありますが、高校からの学習では、今以上に「活用する」ということが重要になってきますので、単に国語が苦手で片づけることがないようにしておくべきと思います。

では受験が近いという皆さんはどうすべきか。
それは理社国授業などでこれまでに教えた方法をとることです。
めんどくさいところもありますが、できるところは確実に増えていくはずです。

そして私立単願で少し入試が早く終わった皆さん。
国語の勉強をしてみませんか?


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