人の出会いと別れの季節。
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有形の財産は、そのままではいつかはなくなってしまう消費する財産ということになると思います。
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去りゆく人も多いこの時期、ふと思うのは、去りゆく人に何を残せたのか、ということです。
学力そのものももちろんですが、
継続して学ぶ力や目標に向かって邁進する力など、
これから先の人生においても役に立つようなことをきちんと伝えられたか、
私は毎年この時期になるとそんなことを思い出しています。
ときどき考えるのは、
大人(親)は子どもたちに何を残せるのかということです。
有形無形の色んなものがあるかと思います。
財産であったり、思い出であったり、
実にいろいろなものを残すことができるかと思います。
もちろん、これらはすべて大切なものなのですが、最近は"知恵"を残してあげたい、そういう思いが強くなってきています。
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有形の財産は、そのままではいつかはなくなってしまう消費する財産ということになると思います。
言い換えると、そのままではやがて尽きてしまうものということができます。
しかし、そこに"知恵"があれば、それらを活用して、消費するどころか拡大することもできるようになる、そのように思います。
また知恵があれば、コロナ禍のような激しい時代の波の中でも、やがてくるAI時代にも、知恵を持って対応し、新しい時代の激流を泳ぎきっていくことができるのではないか、そのようにも思います。
知恵の源は知識です。
今まさに、子どもたちが目の前で格闘している学習そのものです。
知恵のすべてが学習からくる知識に依拠しているわけではありませんが、
学習に関する知識があればあるほど、時代の流れを泳ぐための知恵も湧きやすいのもまた事実だと思います。
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大人が親が、子どもたちに残せる財産はいろいろなものがあると思います。
その中の1つに"教育"があってもいいのではないかと思います。
知識を獲得し、知恵を身につける、そうすることで、他の有形財産を消費するだけでなく、新たにクリエイトできる、
新たな時代になっても、その激流を泳ぎ切る、
そのようなことができるようになると思います。
だからこそ、大人は子どもたちに学ぶ意味を伝えていかなくてはならないと思います。
「勉強しろ」というだけでなく、勉強をすることの意味を伝えること、それが大切なのではないかなと思います。
塾は当然のことながら、学力の向上を目指していきます。
そのときに、学力がある、知識があるということが何をもたらすのかを合わせて話をしていきたいと思います。
勉強をする意味を知ってもらうこと、
これを私は皆さんに残せていけたら、そんな思いを抱きながら、新年度を迎えようと思います。