愛知県春日井市の日本酒専門店【地酒屋あさい商店】

楽天市場店○http://www.rakuten.co.jp/jizake-asai/

価格の表記について

表記価格はすべて税込み価格です(2021年4月1日より)

北大路魯山人 【料理王国】

2010年05月24日 12時38分28秒 | ●日本酒
 北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)は、ご存知漫画「美味しんぼ」の海原雄山のモチーフになった美食家~。本書の中に次のような一節がある。

 「元来、料理というものの効果は、大部分が食品材料の価値であって料理人の功績によるものは、一か二か、三ぐらいのものである」

 「味がわからないということは、名誉でも不名誉でもない。生まれつきであってみれば、鼻が高いとか低いことと同じ・・・・中略 世に中には、自分は味覚の通人であると自負しながら、その実何もわかっていない人々がいる。・・・・中略 こういう人々は、何か賢い話を付け加えて押し付けなければうまいものも、’うまいもの’とは言わない」

 そして、この本じゃなかったかもしれないけど、彼の言葉でぼくが最も好きな言葉がある。
 「料理は、【目】で見、【耳】で聞き、【鼻】で嗅ぎ、【舌】で味わう」
 この言葉が好きで、4月の26日に行われた、当店主催の「日本酒の会」でぼくなりに、日本酒に置き換えて、ぼくなりにアレンジして、次のようにしゃべった・・。

 「日本酒は、【目】で見て、【耳】で聞いて、【鼻】で香りを嗅ぎ、【舌】で味わい。そして、【心】で感じる」と・・・。

本書はぼくの、料理やお酒に対するバイブルで、実際に、上記の魯山人の言葉を鑑みると、日本酒の会では、かならず次のような、ドキッ! とするようなことが起こる・・・。

日本酒ビギナーの人から、「このお酒は、おいしいです。そして、こんなおいしい日本酒があるなんて・・・」という発言を聞く・・・。

それは、往々にして山田錦の得上米で仕込まれた熟成酒だったりする。ビギナーの人は経験がない分お酒を感じようとする。でも、えてして、中途半端に経験を積んでいると、お酒を【味わう】ということよりも【うんちく】が頭をよぎる・・・。この本は、これから日本酒を覚えたい、日本酒のうまさを、わかりたい、と思う人への絶好のバイブルとなる・・・。と、ぼくは思う。どんな日本酒の入門書を読むより、これ一冊呼んだほうが、近道できるし、本質を見抜く力が養われると、ぼくは思います。

▼人生、ゆるかわいく生きたいなぁ~

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ


http://ping.blogmura.com/xmlrpc/t860ycxah9nb

地酒屋 あさい商店