愛知県春日井市の日本酒専門店【地酒屋あさい商店】

楽天市場店○http://www.rakuten.co.jp/jizake-asai/

価格の表記について

表記価格はすべて税込み価格です(2021年4月1日より)

芋焼酎 白天宝山

2009年05月29日 15時14分42秒 | ●焼酎
 【本格焼酎】は、飲食店においては居酒屋ばかりではなく、スナック、バー、ラウンジ、高級クラブ、和食料理店のメニューにまでオンリストされ幅広い層に浸透しました。
 その【焼酎ムーヴメント】の中心にいたのが鹿児島県の西酒造です。
 今回は西酒造の限定品が入荷いたしましたのでご案内いたします。

■【芋焼酎 白天宝山】新ラベル 1800mlのみ ¥2.960 
ラベルの銘柄の文字が昨年までの黒色から金色に変更になりました。

5月30日(土曜日)午前10時より店頭にて販売いたします。

なお、限定品で人気商品のためお一人様上限を3本までとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。


鶴齢 純米吟醸無濾過 山田錦

2009年05月25日 18時19分34秒 | ●日本酒
 新潟県の酒蔵のお酒というと「淡麗辛口」というイメージがある。これをどうとらえるかは個人の自由なのですが、新潟の日本酒がブームだった頃は、みんながこのような酒質のお酒を好み、県外の酒蔵までもが「淡麗辛口」をイメージしてお酒を造るようになったりもした。10数年前までは日本中「淡麗辛口」のオンパレードだった。しかし時代は刻々と変化し【のど越し】から【旨味】を追求するようになり、原料米の品種もがラベルに印刷されるようになった。エンドユーザーの方々もお酒を原料米の品種で選ぶ時代に変貌したのです。
 今回ご紹介する【鶴齢】醸造元の青木酒造は、当店とのお付き合いは結構古い。当店がまだ地酒屋の駆け出しだった10年ほど前、こちらから蔵のほうにコンタクトを取り、現社長の青木さんが専務だったころに当店に来ていただいたことからお付き合いが始まった。当店がお取引している蔵元のなかでも一番年数的に長いのです。
 1962年、英国でビートルズがデビューし英国で旋風を巻き起こした。64には米国に進出し【ブリティッシュ・インベンション(British Invasion)】という名のもとに数々の同系アーチストが全米に上陸し、一大ムーブメントと化した。ビートルズと同じように俺も俺も・・・と同じようなバンドが登場したのもこの時期であるが、反対に俺の音楽はこんなものじゃない・・・とビートルズの傾向とは違った音楽を目指したバンドも登場した。これがR&Bを基本にしたローリング・ストーンズであったりサイケデリックをフューチャーしたバンドであったりした。そんな流れから1969年にはレッド・ツェッペリン、キング・クリムゾンが誰しも知る名盤を発表することになる。
 つまり、ここでぼくが言いたいのは、歴史的に大きなものを生むのは【カウンター・カルチャー】の存在なくしてありえないということなのです。
 青木酒造は数年前から「淡麗辛口」とは正反対の濃厚で旨味重視の非常に存在感のある酒造りに取り組んでいる。これが【無濾過シリーズ】で日本酒の専門店でしか販売されていない極上の一滴なのです。新潟発もっとも新潟県酒らしくない日本酒の始まりなのです。
 誰もやらないことをやろうとすることは【勇気】がいること、そして【忍耐力】も必要になってくる。周りの反発も多い。でも青木酒造は挑戦し続けている。新潟県酒のイメージを脱却し未来を見据えた日本酒を造り続ける。青木酒造の【鶴齢】は近未来、地酒業界の中枢を成す蔵元になると、ぼくは信じている。
 悲しいかなわが国では【カウンター・カルチャー】が存在しない。今年の流行色が「ピンク色」といえば、「ピンク色」の服を着た人たちが町にあふれ出し、あるアーチストの出したリバイバル・アルバムが大ヒットすればみんながこぞってリバイバルアルバムをリリースする。焼酎が流行れば誰もが焼酎を飲み、柑橘系のリキュールが流行れば誰もが柑橘系のリキュールを飲む。実はブームや流行というものは根付くことはない。だからブームが去った後は渦中にいたものは空虚感が残るし、新たなブームを模索したり仕掛けたりする。しかしブームが根付けば、それはムーヴメントと化し歴史に刻まれる。商業主義に走りオートメーション化し大量生産する蔵元もあれば、一升瓶にその蔵の表現のかたまりの一滴一滴が詰まっている酒蔵のお酒もある。それは外見ではわからない。開栓して飲んでみないとわからないのです。日本酒の入門書や紹介書、グルメ専門誌ばかり見ていてお酒を選んでいては新しい発見はできない。そしてそれは結果的に有名銘柄や稀少性のある銘柄ばかりを追いかけることになる。

 「書を捨てよ!町に出よう!」

 今回の紹介酒ではないのですが【鶴齢】の純米大吟醸にはこの蔵の市販酒として唯一兵庫県加東郡東条町の特A山田錦を使用したものがある。これは当店取り扱いの【黒龍】の高級酒に使用されているものと同じ生産者のものだそうです。
 紹介酒も純米大吟醸も現在在庫が当店にありますので一度ご来店を・・・・。
 火曜日は定休日です。

 ■【鶴齢】純米大吟醸 東条町特A山田錦40% 720ml ¥3.465
 ■【鶴齢】純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦50% 1800ml ¥3.675




松の司 純米吟醸 楽

2009年05月23日 14時01分36秒 | ●日本酒
 きのう店頭でお客さんと話していて、「日本酒は酒類が多くて何を選んでいいのかわからないし、高ければおいしいと思うけれどよくわからない。日本酒選びのコツを教えて・・・。」と聞かれました。確かに日本全国に蔵元はたくさんあって、販売店も専門店やスーパー、ディスカウントショップ、コンビニなどさまざまなところで売られています。
 そんななかでの日本酒選びは大変です。ですから今回は日本酒選びについてお話いたしましょう。【保存版】

 ① 予算を決めるーーーーー。
  たとえば1日1合飲めば1ケ月で30合。つまり一升瓶3本分になり、1合¥300に設定すれば1ヶ月¥9.000の予算で一升瓶を3本買うことになり、同様に1合¥250設定であれば¥7.500となる。また週に2日お酒を飲まない日をつくれば、1日¥300の設定では月¥6.000で一升瓶2本。同じく¥250の設定では¥5.000となり¥2.500の一升瓶を2本購入することになる。先の1ヶ月¥9.000の予算だと¥2.500のお酒2本に¥5.000のお酒1本という組み合わせもできる。意外と無差別に盲目的に選ぶより、1日の予算を決めると日本酒選びが楽になる。

 ② 原料(酒米の酒類を)決めるーーーーー。
  現実的に1本¥3.000のお酒はたくさんある。さらにここから絞り込むことが必要だ。酒米は、お値段の高いもの(酒造りに適した高品質なもの)を原料にして造られていればおのずと使用している原料という観点から見ればコストパフォーマンスに優れており、安い原料で造られたもので同じ価格であれば単純に割高になる。酒米は特上、特等、一等、二等、三等という5等級に分かれる。特A地区の酒米であれば一等米以下はほとんど出さないのでほぼ特Aと表記があれば高品質の酒米であると理解することができる。また一等米以下の原料を使用している場合それらの表記はまずされていないから注意が必要になる。つぎに精米歩合。純米タイプであれば70%以下が【純米酒】、60%以下が【純米吟醸】、50%以下が【純米大吟醸】という表記になり、アル添タイプの表記は同様に【本醸造】、【吟醸酒】、【大吟醸】となる。高精白になるほどコストがかかっているので、一升¥3.000で【純米大吟醸】、【大吟醸】はあまり存在しないので、特定名称が【純米吟醸】【吟醸酒】タイプで特A地区の原料を使用して造られたものであれば非常にお買い得なお酒であることがわかる。

 ③ 日本酒の【顔】裏貼りを見よーーーーー。
  日本酒にはだいたい【胴貼り】【肩貼り】【裏貼り】が貼ってある。【胴貼り】は正面に大きく銘柄名が書かれている。【肩貼り】には特定名称や銘柄名、最近では原料米の品種、生酒、無濾過生原酒などアイテムに応じて書かれていることも多様化してきた。そして【裏貼り】、これが重要になる。ワインで言えばエチケットのようなものだ。写真を参考にしていただきたいのですが【まつのつかさ】、【2008】。ここでの【2008】は西暦2008年に造られたお酒という意味ではなく、醸造年度が2008という意味になる。西暦は1月1日~12月③1日までが1年とされるが、醸造年度は7月1日~翌年6月30日までを1年と数える。したがって現在は西暦2009年なのだが醸造年度でいうと2009年のお酒はまだこの世に存在していないことになる。英語ではBrewingYearsといい略して【BY】と表記する酒蔵もある。20BYとか19BYとは醸造年度のこと。次に写真を下に見ていくと、麹米:竜王町産山田錦25%、掛米:竜王町産吟吹雪75%という表記がある。ここでの25と75%は麹歩合を表し、山田錦で麹を造り、その3倍の量の吟吹雪で賭米をしたことになる。
 吟吹雪の下の【環境こだわり農産物認証】の定義は以下のようになる。
 化学合成農薬および化学肥料の使用量を慣行の5割以下に削減するとともに、濁水の流出防止など、琵琶湖をはじめとする環境への負荷を削減する技術で生産された農産物を県が「環境こだわり農産物」として認証する制度で滋賀県独自のもの。したがって吟吹雪は低農薬で栽培された滋賀県認証の酒米ということになる。
 【裏貼り】の写真に戻ると、【精米歩合】【アルコール度】【日本酒度】【酸度】【使用酵母】の順に表記があり、【日本酒度】の+4表記があるが、日本酒の入門書などでは+が【辛口】―が【辛口】という記述があるが、ある蔵元さんに聞いた話なのですが、日本酒の平均日本酒度は+3で、実際には+3を岐点に+2以下が甘口、+4以上が辛口となるらしい。【酸度】の1.4は平均的でなかには2.0とか1.0などというものも存在する。【日本酒度】甘口の―2表記であっても【酸度】が2.2なら実際には辛く感じる。あくまでこのメーターは蔵元が計ったもので出荷時にはこれだけだったという指標にはなるが酒店で陳列、貯蔵されるうちに微妙に変化してくるので必ずしも数字どうりにはいかない。
 次に【使用酵母】金沢とあるが、こちらはフルーティーな香りの酵母なので、果実系の香りのお酒だと想像できる。
 【裏貼り】からは定評のある竜王町産の山田錦を麹米に使用し、低農薬栽培された品質保証付きの吟吹雪を掛け米に使用し、【日本酒度】も【酸度】も特出していないので、非常に香味のバランスのとれたフルーティーなお酒であると想像でき、アルコール度も平均的なので飲みやすさも兼ね備えていることがわかる。
 これはあくまで、ぼくの主観ですので絶対的なものではありませんから参考までに・・・・。
 ③はある程度の日本酒経験が必要ですが、①と②なら比較的容易にできますから日本酒選びの参考にしてください。
 実際に【松の司】純米吟醸・楽(当店販売価格¥2.762)を飲んでみると、これがまた旨い!想像していたほど際立ってお酒の香りが強くなく、まさしく絶品である。そしてこのお酒が、ぼくをまた【日本酒の迷宮】に深く入り込ませるだけの抜群の【冴え】を持っていることをぜひ付け加えたい。そして¥2.000台でもすばらしいお酒があることを教えてくれた。




芋焼酎 伊佐美

2009年05月22日 11時53分41秒 | ●焼酎
 5月にはいってなんだか夏だか春だかわかんない陽気だ・・・。暑くて仕事が終わってからビールを飲みたいなあと思うときや、ちょっと肌寒くて日本酒をぬる燗で一杯やりたいとき、泡盛をお湯割で飲みたいとき・・・など気候もバラバラなようにその日飲みたいお酒の酒類もバラバラ。
 今回は焼酎のお話・・・。焼酎は元来九州地方や一部の地域の飲み物だった。九州は、鹿児島、宮崎を中心とした芋焼酎。熊本県を中心とした米焼酎(球磨焼酎としても名高い)。長崎県、大分県を中心とした麦焼酎。また米焼酎や麦焼酎はこの地域以外にも九州全土で最近では造られるようになってきている。九州以外の地域として有名なのが八丈島などで造られている、いわゆる【島焼酎】です。
 そんな飲み物がどうしてこんなに一般に浸透したかというと、一説によると1970年に大阪で開催された【万国博覧会】がルーツにあるという。
 これは知人の大阪の酒屋さんに聞いた話なのですが、ここにご紹介いたしましょう。
 1970年に開催された【万国博覧会(EXPO70)】当時高度成長期にあたる日本においては始まって以来の【東京オリンピック】に継ぐ大イベントで関西地方では国際レベルでのこのような大々的な催しは初めてだった。土地の整備や各国パビリオンの建設にはどうしても人手が足りない。ということで九州地方に住んでいらっしゃる方の労働力をお借りすることになった。昼間はパビリオンの建設などを行い夜はその仲間と食事をする。だがそこに問題が・・・・。今まで慣れ親しんだ飲み物【焼酎】がそこにはない・・・。
 そこで大阪の酒屋さんに頼んで九州から焼酎を取り寄せた。
 このことが九州から本州への焼酎の伝来だとぼくは聞いている。
 あれから40年現在では商品も多様化し、原酒、ハナタレ、古酒など買い手側も選ぶのが楽しくなったと思う。
 そんな状況下にあって、メーカーはさまざまなアイテムを企画し世に送り、まさに蒸留酒の原点とも言える錬金術となっとところもあれば、かたくなに多様化に逆行して別の製品を造らなかったところもある。どちらがよいということはそれぞれの蔵元のスタンスの問題で断言することはできない。
 三島由紀夫は通俗的な大衆向けの作品と【豊饒の海】に代表される表現主義的な作品とペンを使い分けた作家であるが、本格焼酎メーカーは一般流通のものと限定流通のものを造り、一般流通では広くブランド名を浸透させ、限定流通商品で焼酎の可能性への挑戦を試みるのだろうと思う。またすべてがこのような形ではなくあくまで小仕込みの少量生産にこだわるところもあるだろうと予測される。現実的に焼酎のブームというものが一時の過熱状態から落ち着いた現在、本当の意味での【焼酎】のファンを作るべきじきだとぼくは思います。
▼最新入荷酒▼
■【墨廼江】純米吟醸 雄町 (残りわずか)
■【手取川】純米吟醸 石川門 (再入過分残りわずか)
■【鶴齢】純米吟醸 山田錦
■【鶴齢】純米大吟醸 東条山田錦
■【初亀】純米大吟醸 「滝上秀三」720ml (残りわずか)
■【梵】純米吟醸 磨き五割八分 再入荷
■【宝山・紅東】芋焼酎
■【伊佐美】芋焼酎 なんと1800mlが驚きの1本¥2.000台(本数に限りあり) 販売条件がありますので詳しくは店頭にて・・・・。100本未満の入荷ため通販ならびに電話でのお問い合わせは対応できませんのでご了承ください。



初亀 純米大吟醸 滝上秀三

2009年05月16日 10時56分08秒 | ●日本酒
 初亀醸造の純米大吟醸【滝上秀三】が入荷しました。
 今回入荷したのは720mlのみですべて化粧箱入りとなっております。昨年度から初亀醸造は特約店制度を導入し、地元愛知県での販売店が当店を含め3店舗となり、実質的に初亀商品を取り扱える酒屋も3店舗となりました。それに伴い1本1本裏貼りに製造番号が打たれるようになりました。
 ご承知のように【フロンティア東条21】のメンバーであり最高級山田錦の特A東条町産を取り扱える蔵元でもあります。純米大吟醸【滝上秀三】は初亀醸造の伝説の能登杜氏【滝上秀三】の名前を冠した純米大吟醸の最高級品であり、特A東条町産山田錦を100%使用し35%精米したものです。杜氏自らが好む酒として一度は味わってみたいと思われる方がたくさんいらっしゃったとは思いますが、昨年までは1800mlのアイテムしかありませんでしょた。しかし今回720mlが新たにラインナップに加わりお求めやすくなりました。
 限定品ですので是非この機会にご賞味を・・・。



▼人生、ゆるかわいく生きたいなぁ~

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