白井一幸のグロ-バルベ-スボ-ル参考資料で引用
(前略)・・・大リ-グの練習時間は短く、平均2時間30分程度です が、休憩はありません。日本のキャンプは短いチ-ムでも約5時間 で、長いチ-ムは8時間を超えます。しかし、4日間練習し、1日休 むのが平均的な日程です。短時間の練習を毎日練習する方法と、 長い練習をするか゛定期的に休養をとる方法と、どちらが有効なの でしょうか。トレ-ニング効果としては、質、量とも高め、計画的に休 養をとることによって、肉体的にも精神的にも「超回復」を図ることが 効率的です。多くの人が知っていると思いますが、「超回復」とは、 例えば筋力トレ-ニングをした場合、トレ-ニング中に筋力が強くな るのではなく、休養期間に疲労が回復することで、筋力がトレ-ニン グ前よりも強くなることを言います。
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これは精神的な面でも同様で、効果的な休養をとることで、より積極 的で、前向きなエネルギ-に満ちあふれた状態がつくれると思います。 すべてにおいて合理的な米国の考え方の中で、トレ-ニング理論も 最先端にありながら、大リ-グでは長年、変わらないスケジュ-ルを 組んでいます。
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シ-ズンの過密日程に耐えるための準備もある程度必要でしょうが、 よりトレ-ニング効果を高め、さらに精神的にも最高の状態をつくるた めにも、やはり積極的な休養を取り入れることも必要だと考えています。 (米大リ-グ・ロイヤルズ特別コ-チ)
ここに記載されている「超回復」とは・・・無酸素運動で筋肉内に貯えら れた疲労物質を、十分な休息で回復することによって、次の筋トレが有 効に作用する。上乗せになるということのようです。しかし疲労物質で 膨らんだ筋肉部位は収縮活動を有効に行えないために、機能麻痺を起 こし希望する体形は得られないようです。 では、毎日のように行われる試合で、満足な成績を残すためには、悠長 に休息を取ってからなどとはいえない筈です。人それぞれに、独自な方 法を取り入れているのでしょう。中でも大リ-ガ-イチロ-選手は、毎晩、 就寝前に30分位の足裏マッサ-ジを欠かさないとのことです。 日常勤労に励む人たちに、エステなどでのマツサ-ジなどは、疲労回復 に有効な手段のようです。最近機器とは違う、身に着けているだけで効 果のある、商品も開発され販売されているようです。その様な商品も巧く 取り入れて、元気で長生きしたいものです。