゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

私の発言<温室効果ガス減らす暮らしに>

2008-04-15 17:00:00 | 環境問題

温暖化防止活動推進員 辻 悦郎

7月の北海道洞爺湖サミットを控え、私たちの温暖化対策への取り                           組みが世界から注目されています。3月に千歳市で行われたG20                           閣僚級対話の開会式で、英国のブレア前首相は「温暖化に対応で                            きなければ将来の世代に破壊をもたらす。今こそ政治的な意志と指                            導力を発揮すべき時だ」と語っています。地球温暖化への対応は天                           気予報と同じく、観測した情報をいかに科学的に理解するかが問わ                           れます。いま地球との協議が重要なのに、人間の都合ばかりが議                            論されています。京都議定書の削減目標は政治的妥協にすぎませ                          ん。私たちの都合や不利・有利にとらわれて、地球や自然との関係                           が軽視されています。私たちの輩出する温室効果ガスの量が、海や                          植物の吸収量を上回っています。自然が吸収する量は年間約30億                           ㌧、人間が輩出する量は約64億㌧なので、毎年34億㌧が大気中                           に取り残され、温暖化が進みます。気候変動に関する政府間パネル                           (IPCC)の第四次報告書によると、2005年時点の温室効果ガス濃                          度は379ppm。産業革命以前の280ppmに比べ35%も増えていま                          す。1970年から30年間に世界の温室効果ガスの排出量は70%                           増加しました。2050年までに日本は85%の二酸化炭素を削減す                           る必要があるとされています。京都議定書で日本は1990年比で6                          %、北海道として9・3%の削減を目指していますが、私たちはなお                           増加させる暮らしを続けています。サミットが迫っても日本の中長期                           削減目標値も定められず、このままでは温暖化防止も国の借金や                            核廃棄物同様、これらの後始末を子供たちの世代に残すことになり                            そうです。

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