あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

ふわり

2007-05-14 23:20:47 | つれづれ
タンポポの種を見つけては、ふーっと飛ばしていたのはいつ頃までだったろう…

わざわざ僕らが手助け(?)しなくても、種は自然の風に乗って旅立つのだが、あの姿を見ると、どうしても飛ばしてみたくなってしまう。

始めは勢いよく飛び出していくけれど、やがて風に乗って行ってしまう。
その姿を見ながら、ここから動くことの出来ない、いや、動こうとしない自分と対比してしまう

僕らは、去っていくものに対して心の奥で何かを託しているような気がする。
何を託しているか…それは、ひとそれぞれ

僕は、ふわりと風に乗って、遠いどこかに行ってしまいたい…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自ら動く…

2007-05-14 00:16:52 | つれづれ
NHKスペシャル「夕張 破綻(たん)が住民を直撃する」を見た。

一時期、メディアでは盛んに夕張の窮状を伝えていたが、一過性に過ぎなかったのか、それともそれを受ける自分自身の気持ちが一過性だったのか。後者の方が強いような気もする…

「財政再建」のために、住民には全国最高レベルの負担と、全国最低レベルのサービスが強いられる。そして雇用の場は狭まり、さらに住民の生活を苦しめる。

財政再建のための方策が、かえって財政負担を大きくしてしまうという危惧は、番組で紹介されていた、老人向けバス割引制度廃止と医療費や救急出動負担増との関係だけではないだろう。

僕らは今、この地球上でいかに協調して生きていくか…という問題が突きつけられている。日本の中でも、地域の中でも格差が広がっていく中、「自己責任」の一言を吐いて目を逸らす体質は、個別最適ではあっても全体最適とは程遠い。
それを長い期間、多くの犠牲を払いながら学習してきたのに、全く活きていない。

でも、希望も見えた。
老人世帯の多い地区で、屋根の雪下ろしをはじめ、さまざまな「自治」の取り組みを進めているそうだ。
行政を当てに出来ないという現状に対し、自ら動き出そうとしている住民たち。
その小さな動きが、やがて夕張発の「新しい自治」となる日が来ることを祈る。
そして、
妻と幼い2人の子どもを抱え、職探しに奔走する男性。
地元の病院を追い出され、隣町の病院の窓から故郷を思う老夫婦。
そして、番組で紹介されていない数々の苦労…
それを乗り越えて生きていこうというみなさんの意欲に、
ささやかながらエールを送る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする