もう時効だろうか。上越新幹線開業に伴い廃止された特急電車の窓の縁が錆で浮いていたのをちょこっと剥がして持って帰ったことがあった。その電車はその後間もなく解体されたと思うが、だからと言って許されるものでない…が、許して欲しい。
乗り込んだ電車の号車表示の板が手書きだった。たぶん、誰かに盗まれたのだろう。スペアがなかったのかと思いつつ、手書きで済まそうという判断と、そう考えると潔く見えるような気もする「2」の字にしばし視線を送り続けた。このプレートを盗んだ人には、まだ時効は訪れていないはずだ。
そういえば、あの時引っ剥がした破片は、紙に包みフィルムケースに入れておいたが、今はどこにあるのだろう。見つけたら、あの時の記憶が蘇るだろうか。
乗り込んだ電車の号車表示の板が手書きだった。たぶん、誰かに盗まれたのだろう。スペアがなかったのかと思いつつ、手書きで済まそうという判断と、そう考えると潔く見えるような気もする「2」の字にしばし視線を送り続けた。このプレートを盗んだ人には、まだ時効は訪れていないはずだ。
そういえば、あの時引っ剥がした破片は、紙に包みフィルムケースに入れておいたが、今はどこにあるのだろう。見つけたら、あの時の記憶が蘇るだろうか。