雪が降る

雨は夜更けを待たずに雪へと変わった。風が強かったので、傘を差していてもコートは雪をまともに受けた。冷えた空気も一緒になって襲って来る中、ようやく手袋で防戦する。素手とはかなり違う。

明日の朝、雪は積もっているだろうか。だとしたら、どの靴を履いていこうか。そんなことを考えても仕方がないので、早く寝て頭痛を抑えよう。

価格差

頭痛に耐えられず、仕事は定時で切り上げた。まっすぐ帰るべきなのはわかっていたが、シェーバーが欲しかったので家電店に寄った。

売り場の目立つところには、３～４万円くらいのものが飾られていたが、当初から想定外の金額だった。店員さんにも聞いてみながら、結局１万円ほどのものを購入した。

３枚刃、４枚刃と言うが、その一枚でどれほどの違いがあるのかはわからないが、それで人生が変わることもないだろう。

ついでにテレビ売り場を覗いてみた。そろそろ大きめのものが欲しいが、画面が大きくなるほど粗も目立つ。こちらは、倍速より４倍速の方が良さそうだが、値段がものを言うのは変わらない。

モノトーン

空の色に若干の濃淡はあるものの、視界はモノトーンに包まれている。もちろん、その他の景色は色を持っているが、気分からしてモノトーンだ。

今朝からの頭痛は一向に良くならない。だましだまし仕事を進めているが、この状態がさらに続けば、我慢の限界だ。とりあえず、今日終わらせなければならないことを片付けよう。

そうは思っても、次から次に現れるオーダーに 、「断る力」も持ち合わせていない。

お天気屋

昨夜は横になってもなかなか寝つけなかった。「まだ眠れないなあ」と思った途端、目覚ましが鳴って、朝になったことを知った。今朝になっても頭はすっきりしないが、ゆっくり休むわけにもいかず、飲んだ薬の力を頼りに家を出た。

空に漂う雲は、ところどころ薄くなってはいるが、満遍なく広がっている。「今夜は雪になるところも…」という天気予報の言葉を信じ、長い傘を持ってきたが、足元の危険を考えると、当たりと外れのどちらが良いかは迷うところだ。

まあ、天気の様子に関わらず、今日は早めに帰れるようにしたい。