応援している久光製薬スプリングスは、昨日はフルセットの末にデンソーエアリービーズに競り勝ったものの、今日は岡山シーガルズに対し1:3で試合を落とした。
空港行きのバスの出発時刻が迫っていたので、試合終了後すぐに会場をあとにしたけれど、バスの中でも飛行機の中でも、何かスッキリしなかった。そして、帰りのモノレールに乗りながら、それがなぜなのかに気づいた。そしてそれは、応援しているチームが負けたからではない。
昨年1月、神戸での試合前に選手の皆さん全員によるサイン会への参加券を抽選で手に入れたにも拘わらず、前日の姫路に続き連敗した皆さんに何を言えばいいのかわからなくなり、他のファンの方にその権利を譲ってしまった。辛いのは選手の皆さんであって、そんな時にも温かい言葉をかけたり、若しくは叱咤激励をするのがファンなのだと、その後しばらくして思えた。「あの時はファン歴が浅かったから」というのは言い訳にはならないけど。。
今期は今日で5試合目の観戦となるけど、負け試合を観戦するのは初めてだ。それは、このチームが今日の時点で13勝2敗と断トツに強いからだ。
負けはしたけど、今日も選手の皆さんは精一杯闘っていた。いや、いつだって精一杯闘っているけど、それでも負けてしまった今日こそ、温かく見送ってあげるべきではなかったか。勝ったときに笑顔で喜ぶことは、極端に言えば誰でもできる。でも、こんな日は静かに、でも笑顔で手を振ってバスに乗る彼女たちを見送ってあげたかった。
出費はかさむけど、タクシーを飛ばせば間に合ったかもしれない。飛行機に乗れなければ最終の新幹線だってある。それが頭の中にあったのに、勘定を優先してしまった。それが、今もスッキリしない理由だ。
次に負けることを考えるのもファンとしてはあり得ないから、次に行くひたちなかでは精一杯応援しよう。