Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

最終組立てVer.5

2019-05-05 21:02:27 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰も薄く雲はありますが晴れてとても天気が良かったですね。
余りにも天気が良いのでどこかふらっと遊びに行きたかった所なんですが・・・今日は家内が午後からお休みを取ると言っていましたので今日は無理でした。
明後日は定休日なのでどこかに少し出掛けたい気分なんですが・・・天気が悪かったらやっぱり仕事をしているのでしょうね。

本日は四国の香川県からのお客様が いらっしゃいました。
突然だったのでお名前も伺わなかったと言う・・・大変失礼を致しました。
BMWをお持ちでご自分の車と同じ仕様のものをご希望のようでした、ある程度ご自分で作られるようなのでまずはやって見られたら如何でしょうかとお勧めをしておきました。
自分の車はやはりご自分が一番よくご存知と思いますので・・・加工をご自分でやって見られると言うのは最良の方法と思います。
途中で挫折しそうならまたご相談くだされば宜しいかと思います、その節は改めましてよろしくお願い申し上げます。
今夜は松江泊で明日はご自宅にお帰りという予定と伺っております、どうか交通安全でお願いいたします。

さて今日もどんどん仕事を進めて行かなければなりませんね。
本日の一発目の仕事は・・・残りの仕事の中で難しい仕事が2つ有ります
一つはこれから作る物です、もう一つはヘッドライトですね。
さてその難しい仕事を進めましょうか。
バルケッタボディなので中がよく見えるというのは何度も書きましたがコクピットの中で一番フェラーリらしい部分と言いますと私はゲートを切ったシフトレバーなんですね。
この部分をどうやって再現するのか・・・
キットの部品は何やらよくわからない部品なのでキリッとシャープに仕立てたい所なんです。
まずは部品の捜索からです・・・
この車は6速+リバースのマニュアルミッションでしてゲートは通用の6本の左前側にリバースが付くタイプなのですが、持っているトロンのエッチング板は5速+リバースで6ヶ所のゲートが有るタイプなんですね。
バルケッタボディなのでここは良く見える部分なのです、どうしても7つのゲートが切ってある物が欲しくて探しました・・・
(下の写真はトロンのエッチング板です、丸いくて古いタイプや色々入っています)

が一つも持っていませんでした。
最近の物は皆パドルシフトなのでこのゲートの部品は無いし・・・と思ってふと机の上を見ますとBBRの360モデナスパイダーが有るじゃないですか!!
このモデナスパイダーはパドルシフトで組立てる指定になっていますがゲートのエッチング板が入っている事を知っているのです。
やはり昔の記憶通りに有りますね・・・皆さん見えますか?

早速新品のキットを開封してエッチングを取り出しました
左側からマニュアルミッッション用のペダル/パドルシフト用のペダル/マニュアルミッション用のゲート/パドルシフト用のバックスイッチパネルと並んで一体のエッチングになっていますので余分のパーツを入れざるを得ない状況なんですね(笑)
この中のゲートを使います。

違いがわかりやすい様にトロンのエッチング板と並べてみましたよ。
モデナの6速用はリバースが左に手前なのかな?でもロッサは左の前方の筈なので・・・裏返して使う事になりますね。

そしていよいよ制作の開始です
ベースになるシフトブロックの部分を洋白の丸棒から削り出しますが一番最初にしたのは中央に0.5mmの穴を開ける事でした。
手で開けるには少し硬いので機械を使って先に開けてしまおうという事ですね。

そしてフライスを使って四角形に削ります。
本当は四隅にゲートを支える円柱の部分が有りますが1/43ではさすがに無理が有りますね。
このフライス加工をする場合この様な削り方をしますと刃物が逃げる事が有りますから太めの刃物で削ります。
どんな硬い金属で出来ていても回転しながら押し付ける事になりますので・・・もしもフライスの都合で細い刃物しか使えない場合は削る刃物の当て方を90度変更して削った方が良いですね。

次は切削の深さを変更して取り付け用のフランジ部分を作ります。

最後に旋盤に戻して突っ切りバイトで切断しました・・・ここの写真は忘れていましたのでありません。
次に斜めに補強の板を入れたいので糸鋸で切り目を2ヶ所入れてます
切り目の幅は0.2mmの板が入る程度ですね

洋白の板を挟んでハンダ付けします

部品の水平を保つ為に裏返して下の断熱の板に穴を開けておきましてその穴にシフトゲート裏の取付けピンの凸部分を落とし込んでおいてハンダゴテを当てて挟み込んだ洋白板の高さを揃えます。

そしてはみ出した洋白板を斜めに削って補強の斜めの板に見せます・・・
上側にエッチングのシフトゲートを載せてみますと・・・こんな感じです

そしてセンターコンソールの上に取り付けます
写真ではまだ接着していません、この後最終的に少し調製をしてバランスを確認後に接着ですね。
そうそう書き忘れましたがエッチングのシフトゲートを接着する前に取り付け部分をフラットブラックに塗っておきますと穴が開いている様に見えます。

最後にシフトレバーを取付けますがこれもまたシフトノブの部分をピカピカに磨いてからの取り付けになります
何せこの車はクロームとフェラーリレッドが前面に押し出されたデザインコンセプトなのですからね・・・。

でもこれで完了と思っている人は居ませんか?
まだ終わらないのです他の写真を見ますとリバースのゲートが見えない物が有るんです、なぜ見えないのか。
実はフェラーリのリバースには伝統的にリバースにシフトミスをしない様にシフトロックが付けてあるのです。
それを外している時にはリバースのゲートが見えるけどロックで蓋をしている時にはゲートが見えないのでしょう・・・
と言う事はシフトロックを作らなければなりません(笑)
実際に作りますと・・・部品はどこに有るの?って感じですね。
これでもロック部分とヒンジ部分の2つの部品からできています・・・動きはしませんが・・・(笑)

全ての部品を取付けた姿はこちらです・・・
跳ね馬の所に綿棒の綿毛がついていますね・・・これは見なかった事にして下さい(爆)


さて明日も普通通り仕事を進めます。
いよいよ難しい部分のライト部分の制作が近くなってきましたね〜。

今日も精一杯仕事をしたのでぐっすりと眠れる事でしょう・・・おやすみなさい〜!!

最終組立てVer.4

2019-05-04 20:33:11 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は申し分の無いほどいい天気でしたね。
安来市では今日と明日は「はもの祭り」と言うイベントが開かれていますが沢山のお客様で賑やかだったと伺っています。
今日だけは昭和の車が集まるイベントも開催されていますのでそれを目当てにいらっしゃった方も多いのでは無いでしょうか。

朝、開店前に畑でサクランボの木にアミをかけていましたら何年か前にマツダキャロル360を作らせていただいた山口県のSさんがお越しになりました。
やはり、小学生の息子さんと「はもの祭り」を見にいらっしゃったとか・・・無事にお帰りになられたでしょうか?

それ以後も空きがないくらい色々とお客様がいらっしゃいました・・・有難い事ですね。

さて今日も仕事を始めましょうかね〜
昨日はシャーシまで取り付けましたので朝一で組み立て台に固定いたしました
これで車体を直接触らなくても良くなりますので気持ち的には楽になりますね。

後ろ側から部品を取り付けてゆきましょう
別に後ろ側と決めているわけではないですが・・・何となくです。
テールランプのレンズを削って整形しています
ボディは塗装で少し穴の方が小さくなっているのでその大きさを治す意味もありますがこのテールランプのレンズはクリアーレッドのレジンでキャストされたものが入っていますので型の合わせ目がズレていて段がついていますので削って整形して治しておきましょう。
同じ様なものが4つもありますので整形は手間がかかりますね。

なぜかテールレンズが3つしかなかったので1個は透明のアクリルを削って作っておきました。
この状態ではまだクリアーのままなので違和感がありますが、この後クリアーレッドを塗ってラッカークリアーで仕上げますと分からなくなります。
レジンのままでは樹脂の表面がザラザラしていてとても使えないのでクリアーを塗って仕上げてから使うことにしています。

次はマフラーのエンドパイプを作ります
普通ならアルミパイプかステンレスパイプを使うのですがバランスからいえば1.8mmの外径で内径が1.6mmくらいが理想なんですが・・・このサイズを持っていませんので洋白の丸棒から削りだしました。まあ妥協して2.0mmの外径の物を使えば余分な事はしなくてもいいのですけどね。
太すぎてバランスが良くないのです

先を斜めに削っています
肉厚が薄いので削るのは比較的楽ですね

旋盤の削り傷を消すために1000番くらいのペーパーで傷を消してからリューターをバフ掛けして仕上げます

エンドパイプがのぞく部分に真鍮板をカットした物にフラットブラックを塗って接着します
ここにエンドパイプを接着する予定ですね。

フロント側のブレーキ冷却用のダクトの穴にメッシュを貼るためにカットしました
やはりここは板ではなくメッシュの方が辻褄が合いますよね。

次はこのハイマウントストップランプですね
しかも中央にはバックモニターのカメラを内蔵しています
写真ではボディカラーのレッドと同じ色に見えますが・・・
キットの部品ではクリアーレッドの樹脂でキャストされた部品があるところから実車取材をした時にここがクリアーの部品だという事を確認していたと思うのです。

キットの部品にはカメラのモールドは無いので切れ込みを入れておきましてアルミパイプを差し込んで接着して埋め込まれたカメラのレンズを表現しています

Fフェンダーには在庫の中からピニンファリーナのエンブレムを接着しています。
多分このエンブレムもキットではデカールだったと思いますのでボディカラーを剥がした時に一緒に無くなってしまったと思われますので在庫のエンブレムから探した次第です。


明日も引き続き最終組み立てを行います

最終組立てVer.3

2019-05-03 21:20:25 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰もかなり天気が良かったですね
Cafeの有る地元では地区の運動会が開かれています
ご近所に有る小学校が会場ですので朝から元気の良い声が聞こえてきますね〜
その声に励まされた訳じゃないですが・・・
畑の方の草を刈りました
ちなみに刈る前がこちら・・・


そして刈った後は・・・


前回草刈りをしてからそう時間は経っていないのですが、この時期草はよく伸びますね〜。
先日植えたメロンは余り伸びていないののにね〜〜(笑)

それからランエボ太郎さんからのご質問にお答えしておきましょう。

多少独断と偏見がありますけど皆さんのためにもこれはご覧いただいた方がいいかもしれませんので・・・
こちらがヘックスのホイールボルトです。
たまたま画像を持っていた物でしてこれはフェラーリ599GTOやF12など広く使われている物の純正品ですね。

ロッサのベースになったのは550マラネロなのでホイールボルトはこんな丸い頭の物なのですが、これを使っているとしたらロッサの写真にも写ると思うのですよね・・・。

ロッサの絵の物にはこのクロームが描かれていますが・・・

こちらが実車の写真

どうも見え難いのです・・・
ホイールはロッサ専用のものなのでホイールボルトが交換されていてもなんら驚かないのです。
案外スペーサーとかも入っていますとヘックスのロングボルトを使う可能性も高くなってきます。
ここで一般的な流れを説明しておきましょう
最近の車はホイールが大きなサイズになっていることは皆さんもご存知でしょう
また車はよりハイパワーになっていましてそのためにホイールを留めているボルトも4本から5本になりました
しかしながら高性能を引き出す為には車自体の(特に回転部分の)軽量化は必須なんですね。
そこでホイールも限界まで肉抜きされるのですがホイールボルトが従来の外側が六角形ですとそれにレンチの肉厚をプラスした大きな穴をホイールのセンターの強度が厳しい(回転のトルクや操舵の力また車重など複雑な力が集中します)センターのディスク部分に5箇所も開けることになります。
ここの肉厚をできるだけ押さえてセンターの大きさを小さくしたいのでボルトをヘックスにするとレンチの肉厚を考えなくても良くなるので少しだけ小さな穴で済むわけです。
高性能の車はよりこの傾向にあると言えますね。
しかしながら・・・
まだ完成していないので取り敢えず穴にしておけばセンターの穴を使ってクロームの丸いボルトでも再現が出来るのです。
判断は最後に決めようかと思っています。

さて本日は誰もいらっしゃる予定が無いので午後からは仕事を進めましょう。
サラリーマン時代は今から考えるとやりたくない仕事を無理矢理していた感じが有ります。
それが例え家業であっても・・・後継者の一人であっても・・・それは同じ事だった様な気がします。
ご飯を食べる為とかお金持ちになる為とか色々理由は有りますがとにかく稼げる仕事をして短時間で最高の利益を得るのか確実で地道に働いて確実に収入を得るのかの違いは有りますが・・・
まあ人によって考え方は違うのでどちらが良いのか一概には言えませんが。
大事なのは今の自分にどちらが合っているかなんでしょうね〜。

前置きが長くなってしまいましたさて楽しい仕事を始めましょう。
またまた不思議な素材を出してきましたね・・・
何をするのかって?

ここに貼ります
ほんの少しですけどね
この赤い部品は床板の部品なんですね
本当はボディと同じ仕上げだからグロスかもしれないけど足が当たる部分ですからマットを敷いておかないと傷が付きますからねマットが有るという前提でフラット仕上げです。
でもマット有ったとしてもボディカラーと同じ位赤いマットを使うでしょうからね・・・それがこのデザインのコンセプトだった様に感じたのです。

そして先ほどのメタルテープはこんな具合に見えます・・・
あれ!?見えませんか??
グレーのアーチ状になった部分の下側・・・
U型の切り欠きの底の部分ですよ・・・ここは多分U型の部分と同じ一体の金属部品と思いますが1/43ではこの様な表現になるかと思います。

次はシートに付くシートベルトですね
実車に付くのはボディカラーと同じ様な眩しい程のレッドのシートベルトです
たまたま在庫の中に丁度良い位眩しいレッドのシートベルト素材が有りましたのでそれで再現してみました。

シートベルトの金具はStudio_Rosso製のエッチング
バルケッタボディですがレース様と同じ4点式の物で安全面は十分でしょう。

少し手間はかかりましたがやっと2脚のシートにベルトが付きました

次の写真も代わり映えが無いかも・・・
細かな事ですがシートスライドのレバーが付いていますね、そうそう座面の前側の下側ですね。
何しろバルケッタボディですからコクピット内は良く見えます。

シートを床板に取付けます
難しい事は無い作業ですがステアリングとの位置関係が狂ってしまわない様に気を付けましょう。
サイドステップの部分に見えるのは床板を仮固定する為のマスキングテープですよ、この後剥がしています。

ここまできますと・・・やっとシャーシの板を取付けられますね。
このシャーシの板を取付けますと仮組台に固定する事が出来ますのでモデルを触る事が少なくなり傷付きから解放されます。

ここでやっと仮組台に固定致しました。
そして軽く拭きまして汚れがないか確認・・・
ちなみにこの拭き上げた布は・・・
随分前に名古屋のオフ会で同業のメイクアップのモデラーの吹貝さん(エヌエフさん)に頂いたものです。
随分前なんですが今でも大事に現役で使わせて頂いています。
ちなみに現役のメイクアップのモデラーで一番古いのはこの吹貝さんで確か半年遅れで私ですね。
一番若いのは広島の角本さんですね。
仕事の上では良きライバルなので皆さんライバルなんですが仲も良いのです情報の共有もしています。
お互いに楽しく仕事が出来る様にね・・・。


あすもまた楽しく仕事が出来ます様に・・・。

最終組立てVer.2

2019-05-02 21:32:37 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は穏やかな良い天気でしたね。
この天気でお出かけだった方も沢山いらっしゃった様です。
私のアトリエにも広島からNさん、同様に広島からYさんとお友達2人とお待ち合わせ。
その後は常連の鳥取県のEさんそしてなかなか会えない島根県鹿島町のKさんのご家族ご一行様とたて続けにご来店を頂きました。
当分の間は良い天気が続きそうなのでお出かけがおおいのかもしれませんね。
明日と明々後日は家内がGWを頂きます、その為ちょっとだけ厨房から声がかかるかもしれませんが・・・
それ以外はアトリエにこもって制作となります。
今製作中のピニンファリーナのロッサも後少しで完成するかもしれませんが完成したら納品に行かなければなりませんね。

さて本日の制作です
昨日タイヤ/ホイールとシャフトを組立てていて気が付いたのですがフロントのシャフトがうまく付かないのです。
と言うのもエンジンを支える円柱状の部品が丁度アクスルシャフトに位置に当たっている訳です。
仕方が無いので1.0mmの真鍮線をコの字に曲げましてシャフトにハンダ付けします。
1.0mmを使ったのはそう簡単には曲がらない様にですね。

そして中央部分を糸鋸でカットします
強い力を掛けますとメタルのシャフトが曲がってしまいますので切り取る中央部分をハンドバイスで固定してカットする作業を行います。

理想を言いますとこんな感じに収めたいですね。
アクスルシャフトがコの字型になってエンジン部分を迂回していますね。

但し組立てる順番などの問題も有りますから組立ててみるまで心配でした。
組立てに関してもどこにも心配になる様な干渉は無くこの通り自由自在に組立てを行なう事が出来ました。

次も真鍮線を加工します
少し潰しました・・・
少しでないとダメです、線のまま丸い断面でもダメなんです・・・
何故かって?実車のこの部分もこの様な形状なんですね。

どこに使うのかと言いますと・・・この部分なんですね
こんな所にアシストグリップがついているんです
しかもくり抜かれた断面の部分はクローム系こ感じなのです
本来なら洋白の帯金を使ってこの部分を表現するのですが、帯金を使ってグリップは真鍮線で作ればかなりゴツイ感じになりましてオーバースケールなんですよね。
ですから塗装後にホワイトメタルの部品についた塗料をデザインナイフで削り取りますとクロームの様な光り方になります
ここにグリップの部分を接着しようかと言う事なんですね
言葉によっての説明は難しいので写真をご覧いただいた方がいいかな・・・。

一応長さを全てその部分に合わせて削ってみました
まだ塗装をしていないのでクリアーボンドでの仮組なんですけどね・・・。

次は1.0mmの洋白版を糸のこでカットしています
大きさは2X3mmくらいでしょうかね・・・

実はドアの内装にこの様な部分がありますがキットでは一体の部品としてつくられていましてこのままではちょっとお粗末かな〜と思っていました。
なのでこのクロームの部分とグリップの部分を別部品にて再現してみようと思いました。
このクロームの部分はドアのオープナーじゃないかと思われますね。

内装の所定の場所につけますとこんな感じですかね・・・
内装のデザインが奇抜なので良いか悪いか判断が難しいですね(笑)

エンジンの上側の部品を取り付けましょう
この部分は制作にセンターを出したいのでマスキングテープの細切りをボディに貼って中心を出しておきます
中央の部品とその横のカーボンの部品を取り付けました

次はその横のクロームのボックスをつけました
左右のクリアランスが意外とギリギリだったのはすっかり忘れていました。

ドアの内装のグリップの部分ですが塗装して取り付けてみました
いかがでしょう?
別部品にする事で質感が変わって良い感じではないかと思いますね。

次は内装のダッシュボード!?の部分を取り付けたいのですが
その間にある跳ね馬を問いつけなければなりません
エッチングパーツが有ったのか無かったのかわかりませんが、光り方がいいのでこのメタルインレットを使おうかと思っていましたが・・・ちょっと使えなかったのです。
理由は残念ながら少し大きいのです

そしてまた出てきたのが先日使った当方の作ったエッチングを磨いて使うことにいたしました
これなら大きさは十分ですね

大きさは実車もこの程度なのです・・・


明日は内装の取り付けとシートの取り付けまで出来ればいいですね

最終組立てを始めました

2019-05-01 22:03:35 | Ferrari Rossa by pininfarina
本日の山陰は曇りでしたね。
気温は少し涼しい感じでした
元号の話題は既にあちこちで書かれていますから私の所ではスルーしておきましょう。
同じ話題では皆さんの読む気が失せてしまうし私のブログにお越しになる方はもっと他の話題の方に興味が有る肩が多いと思いますからね。

今日ははるばるイタリアからお客様がいらっしゃいました、スタジオロッソもいよいよ国際的になった・・・と言うのは的外れですよ(笑)
友人の所に来られたイタリア人のご夫婦!?の方と遊びに来られたらしい。
事前に予約を頂いていましたので・・・朝早くに出勤して中庭の芝刈りを完成させました、まあ中庭は直接的には関係ないのですけど「おもてなし」の気持ちですね。
フェラーリとアルファロメオはお好きらしく興奮しておられる様子が手に取るようにわかりました。
少々驚いたことにデザインはピニンファリーナか?
と聞いてこられましたのでザガートですよと言ったらザガートを知っていらっしゃいました。
ザガートデザインのフェラーリは少ないのですけどね。
確か少ししか作られていないと言っておられましたので僕が知っている限り10台と言ったらこんな田舎になぜ有るのか・・・とつぶやいていました(笑)
どうやら彼は有名なピアニストらしいですがそれでもイタリアではフェラーリが買えないと言っていましたね。

夜には彼からメールが来まして友人のフェラーリF-1の写真が送られてきました。
まあ僕はお金持ちではないのですがそれでも友人のお付き合いからフェラーリに乗らせていただいています、これもまたありがたいご縁ですね。

昨日作った跳ね馬のエッチングを取りつけました
本当は断面の部分はクロームなんですがエッチングではハーフの部分になりますので流石に表現ができません(笑)
でも削ってしまった跳ね馬よりも多分シャープで跳ね馬の形に見えるんじゃないかな〜?


給油口を作ったのでここから先はボディにあまり傷がつくことも無いだろうということで先日補修塗装をした部分を研磨することにいたしました。
どの様に気をつけて塗っても埃のつくのが全く無いということはありませんね。
それでもたまたま埃がつかなかった・・・と言うのは年に2〜3回有るくらいですかね(笑)
いくら塗装ブースを完備していてもです・・・・

この後コンパウンドをかけてピカピカになりました、と書きますとすぐに綺麗になった感じがしますけど時間はそれなりにかかります。

このフロントのインテークはちょっと迷いましたね
穴の中の写真がないのです。
キットではエッチングの蓋がついていまして黒く塗って貼り付ける様になっています・・・が、ここはどう考えてもブレーキの冷却用のエアの取り入れをするインテークなんですね。
蓋をしたらエアが入らないのでここはメッシュですよね・・・もう少し調べてみますが
メッシュなら中央部分を少し掘ってからメッシュをつけないとメッシュの隙間から黒い穴の底が見えてしまうので若干掘っておきました。

リアの中央の凹みの部分は実車ではフラットブラックなのでマスキングして塗っておきました
中央には他の部品が付きます。

インストにはここの塗り分けが指示されていなかったかも・・・
でも実車は塗られているので実車通りですね

ホイールハウスのインナーやエンジンルームの内側等をフラットブラックで塗っておきました
インナーを塗ったら最終組み立ての始りますね。

そうそう、その前にはみ出したフラットブラックをクレオスのシンナーを綿棒に付けたもので拭き取って置きます、これが出来るのもウレタンクリアーを使っているからですね。
ラッカークリアーならエナメル塗料を使うことになりますね。
一度拭いただけですとシンナーが乾いてから少しブラックが出てくることがありますので2度拭きしています。
コンパウンドをかけてもいいのですけどね・・・。

次はコクピットの組み立てですね
F-1マシンの様なコクピットのモチーフは実車では何箇所かクロームのビスを使って止められていますので先日作っておいた洋白のピンを使います
まだ接着をしてないので出っ張り具合は調整できますからご心配なく・・・

タイヤ・ホイールとシャフトを接着します
曲がらない様にスチールブロックを使うのはいつものことですね。

エンジンルームのメッシュやその内側で上側のメッシュなどを支えるエンジン本体の位置を決めて接着します
メッシュの奥にシリンダーヘッドがチラリと見えたりいたします。

シートもさらに塗装しました
シートバックのカーボンの部分はグロスでそれ以外のファブリックの部分は完全にフラットで仕上げています
メリハリをつけることで質感を再現しています。
まあこれで完成ではないですよまだシートベルトをつくらなければなりません。

ここで残念なお話です
シートはあんなに頑張って塗ったのに裏側はほぼ見えない・・・(笑)

ドアの内装にも取り付け用のビスをつけました
このドアの内装にもまだまだディティールを追加しなければなりませんね・・・まだまだ不満です。


明日も続いて最終組み立てですね。