本日の山陰は朝のうち晴れ、お昼頃に一時的に雨が降りまして風も強く大きく荒れていました。
夕方にはまた回復して晴れでしたね。
こんな中ですが広島県から修理品を引き取りにお客様がご来店でした
先日直していたブリキのキャデラック等々でしたが、現物を一つずつ確認されて喜んで頂きました。
11時過ぎにはまた厨房係が有りますのでそれまでの短い時間でしたが・・・
楽しまれたのではないかと思います。
そしてお帰りになる時には・・・また大量の修理品を置いてお帰りになられたという・・・ウ〜ン沢山お持ちですね。
今夜は既にご自宅に戻られたでしょう・・・無事のお帰りを願っております。
さて午後からはいつもの様に本業を開始致します
ところで皆さんはメイクアップのアイドロンの1/43のケーニッヒテスタロッサをご覧になられた事が有りますか?
このミニカーではフロントウインドウの上側の部分にケーニッヒスペシャルの文字が白文字で入っていまして、その下側は着色ガラスになっているんですね。
・・・昨日修理をしていたミニカーには着色ガラスにもなっていませんし文字も無かったのです。
で、この文字を再現してほしいというご希望なのです。
もう修理の域を逸脱していますが・・・(笑)
まあやってみましょう。
まずはデカールのデータを作ります。
アイドロンは透明な板に白文字を印刷してから覆う様に着色ガラスの印刷そして有るみたいなんですが・・・
当方にはそんな機械の持ち合せは有りません。
有るのはデカールを作る為のプリンターと腕だけです(笑)
上のデカールですが・・・良く見ますと文字が反転しているのがわかりますかね??
よくご覧下さいよ・・・・!!
理由は後ほど書きますので楽しみにお待ち下さい。
ウインドウの方ですが・・・
この通りに日除けの着色ガラスにもなっていません
モールの部分に2ヶ所塗料の剥げた部分が有ります、ここはワイパーが付いていた所で接着剤と一緒に剥げてしまったのでしょう。
タッチアップしておきます。
上に再びワイパーのアームが来ますと見えなくなるかもしれませんが・・・出来るだけの事はしておきます。
で・・・デカールを貼りました。
デカールの文字が逆文字になってないですよね・・・
PCのデータの時には逆文字になっていましたが・・・
これは別に何か細工をして文字が戻った訳では有りませんよ。
裏から貼っているのです。
ですから表から見ますと正しい文字に見えますね。
裏から貼る為に逆文字にしてあったのです。
でもこの時点ではまだデカールのクリアーのニスの部分が見えますね〜。
軟化剤を付けてきちんと密着させますとほんの少し見える程度になります。
表から貼ればニスはあからさまに見えてしまいますが裏から貼りますとガラスの表面はピカピカに光っていますからニスの部分は見え難くなります。
ただその為には逆文字でデカールを作る技術は必要になります。
次に日除けの着色ガラスを塗装します。
何色でも塗れるのですがその前にマスキングをします
下の部分に少しだけボカシを入れたいのでこの様にマスキングテープと真鍮線の2.0mmを貼付けます。
この丸棒の陰になった部分だけボカシが入ると言う・・・予定です(この時点ではまだ塗っていないので・・・上手くいくという確証はありません)
大変心細かったですけどね・・・お客様の大事なミニカーのパーツをダメにしてしまう可能性も有りますからね。
それなりに責任を取れ無ければなりません・・・机の上にBBRのキットが用意されていたのは内緒です(滝汗!)
塗ってマスキングを剥がしました・・・
如何でしょうか?
デカールの二スも全く見えなくなりました。
メイクアップさんのミニカーとくらべて遜色は無いと思いますが・・・
ウインドウの周囲のタッチアップを行ないました。
まだ塗料が乾いていませんので艶がありますが・・・
乾きますと艶は他の部分と揃います
そしてフロントウインドウを取付けました。
この時にデカールを裏から貼る事のメリットを見つけました。
接着時にマスキングテープを貼りますが裏からデカールを貼っていますので仮押さえのマスキングテープを剥がす時にデカールが剥げてしまう事が無いのです。
安心して貼ることが出来ますよね
そしてマスキングテープを剥がしてみました・・・ウインドウはこれで完成ですね。
如何でしょう?
これってアイドロンのミニカーを直す時にも使えそうなテクニックですよね〜!?
気に入った方はアンダーラインを引いておいてね(笑)
そして実は同じミニカーがもう一台来てるのです
次は同じ車なのですがご依頼者のご友人の物だそうでして・・・
ライトのカバーが外れてしまったとの事・・・
でもその後が良く無かったらしい・・・何げなくピンセットで拾われたら変なつかみ方になったらしく・・・ヘッドライトカバーにシワが付いてしまった様でした。
まあそうなったらもう使えませんのでヘッドライトカバーは作り直しになります。
見え難いですが向かって左側の部分に折れ目が付いてしまっています。
作り直す前にボディに当てて大きさや形状を確認します
そしてもう一点リアのエンジンフードが変形しています。
実はこのエンジンフードは曲者でした
まあボディが収縮したのでフードが曲がってしまったのですが・・・普通ならボディが収縮しますと外れてしまうのですが、外れていないという事は・・・
そう、瞬間接着剤が使われていたのでしょう・・・と言う事は簡単に想像出来ます。
ウインドウは変形しているので再使用は諦めてボディ塗装を優先で外しました。
お陰さまで何とかなりました・・・それにしても心臓によくない作業が続きます。
瞬間接着剤の点付けの痕が見えますかね〜
6ヶ所で留められていました。
明日はこのリアウインドウを作り直す所から始めます・・・
明日も胃が痛くなる様な細かな作業が続きそうですね〜。
夕方にはまた回復して晴れでしたね。
こんな中ですが広島県から修理品を引き取りにお客様がご来店でした
先日直していたブリキのキャデラック等々でしたが、現物を一つずつ確認されて喜んで頂きました。
11時過ぎにはまた厨房係が有りますのでそれまでの短い時間でしたが・・・
楽しまれたのではないかと思います。
そしてお帰りになる時には・・・また大量の修理品を置いてお帰りになられたという・・・ウ〜ン沢山お持ちですね。
今夜は既にご自宅に戻られたでしょう・・・無事のお帰りを願っております。
さて午後からはいつもの様に本業を開始致します
ところで皆さんはメイクアップのアイドロンの1/43のケーニッヒテスタロッサをご覧になられた事が有りますか?
このミニカーではフロントウインドウの上側の部分にケーニッヒスペシャルの文字が白文字で入っていまして、その下側は着色ガラスになっているんですね。
・・・昨日修理をしていたミニカーには着色ガラスにもなっていませんし文字も無かったのです。
で、この文字を再現してほしいというご希望なのです。
もう修理の域を逸脱していますが・・・(笑)
まあやってみましょう。
まずはデカールのデータを作ります。
アイドロンは透明な板に白文字を印刷してから覆う様に着色ガラスの印刷そして有るみたいなんですが・・・
当方にはそんな機械の持ち合せは有りません。
有るのはデカールを作る為のプリンターと腕だけです(笑)
上のデカールですが・・・良く見ますと文字が反転しているのがわかりますかね??
よくご覧下さいよ・・・・!!
理由は後ほど書きますので楽しみにお待ち下さい。
ウインドウの方ですが・・・
この通りに日除けの着色ガラスにもなっていません
モールの部分に2ヶ所塗料の剥げた部分が有ります、ここはワイパーが付いていた所で接着剤と一緒に剥げてしまったのでしょう。
タッチアップしておきます。
上に再びワイパーのアームが来ますと見えなくなるかもしれませんが・・・出来るだけの事はしておきます。
で・・・デカールを貼りました。
デカールの文字が逆文字になってないですよね・・・
PCのデータの時には逆文字になっていましたが・・・
これは別に何か細工をして文字が戻った訳では有りませんよ。
裏から貼っているのです。
ですから表から見ますと正しい文字に見えますね。
裏から貼る為に逆文字にしてあったのです。
でもこの時点ではまだデカールのクリアーのニスの部分が見えますね〜。
軟化剤を付けてきちんと密着させますとほんの少し見える程度になります。
表から貼ればニスはあからさまに見えてしまいますが裏から貼りますとガラスの表面はピカピカに光っていますからニスの部分は見え難くなります。
ただその為には逆文字でデカールを作る技術は必要になります。
次に日除けの着色ガラスを塗装します。
何色でも塗れるのですがその前にマスキングをします
下の部分に少しだけボカシを入れたいのでこの様にマスキングテープと真鍮線の2.0mmを貼付けます。
この丸棒の陰になった部分だけボカシが入ると言う・・・予定です(この時点ではまだ塗っていないので・・・上手くいくという確証はありません)
大変心細かったですけどね・・・お客様の大事なミニカーのパーツをダメにしてしまう可能性も有りますからね。
それなりに責任を取れ無ければなりません・・・机の上にBBRのキットが用意されていたのは内緒です(滝汗!)
塗ってマスキングを剥がしました・・・
如何でしょうか?
デカールの二スも全く見えなくなりました。
メイクアップさんのミニカーとくらべて遜色は無いと思いますが・・・
ウインドウの周囲のタッチアップを行ないました。
まだ塗料が乾いていませんので艶がありますが・・・
乾きますと艶は他の部分と揃います
そしてフロントウインドウを取付けました。
この時にデカールを裏から貼る事のメリットを見つけました。
接着時にマスキングテープを貼りますが裏からデカールを貼っていますので仮押さえのマスキングテープを剥がす時にデカールが剥げてしまう事が無いのです。
安心して貼ることが出来ますよね
そしてマスキングテープを剥がしてみました・・・ウインドウはこれで完成ですね。
如何でしょう?
これってアイドロンのミニカーを直す時にも使えそうなテクニックですよね〜!?
気に入った方はアンダーラインを引いておいてね(笑)
そして実は同じミニカーがもう一台来てるのです
次は同じ車なのですがご依頼者のご友人の物だそうでして・・・
ライトのカバーが外れてしまったとの事・・・
でもその後が良く無かったらしい・・・何げなくピンセットで拾われたら変なつかみ方になったらしく・・・ヘッドライトカバーにシワが付いてしまった様でした。
まあそうなったらもう使えませんのでヘッドライトカバーは作り直しになります。
見え難いですが向かって左側の部分に折れ目が付いてしまっています。
作り直す前にボディに当てて大きさや形状を確認します
そしてもう一点リアのエンジンフードが変形しています。
実はこのエンジンフードは曲者でした
まあボディが収縮したのでフードが曲がってしまったのですが・・・普通ならボディが収縮しますと外れてしまうのですが、外れていないという事は・・・
そう、瞬間接着剤が使われていたのでしょう・・・と言う事は簡単に想像出来ます。
ウインドウは変形しているので再使用は諦めてボディ塗装を優先で外しました。
お陰さまで何とかなりました・・・それにしても心臓によくない作業が続きます。
瞬間接着剤の点付けの痕が見えますかね〜
6ヶ所で留められていました。
明日はこのリアウインドウを作り直す所から始めます・・・
明日も胃が痛くなる様な細かな作業が続きそうですね〜。