本日の山陰は晴れでした。
昨夜は雨が降ったのか・・・??
全く気が付かなかったですが朝道路に水たまりが出来ていますし湿度が多いのか霧が出ていました。
気温は昨日と同じ位でしたね〜。
昨夜メッセンジャーの連絡が来てまして来期の薪ストーブ用の丸太が出来たらしいです。
あ〜もうそんな季節なのかと・・・実感しますね。
この冬の間に落葉した木を切って薪を作るんですね。
今日は早速片道1時間をかけて午後から丸太を頂きに行って来ました。
往復2時間の行程です。
今年は軽トラックが新しいから楽かな〜と思いましたが・・・まだ3万キロそれもお爺さんが乗っていた車なのでエンジンが回りたがらないのです。
前に乗っていた家内の父が乗っていた98000km走行した軽トラの方がエンジンはよく回りますね〜。
同じスバルサンバーなのに・・・こんなに違う物なんですね〜。
まあトルクは今の物の方が感じますけどね。
さて今日も本業を開始します。
ですが今日はお昼ごはんを食べれないほど忙しかったです、まあ薪を引き取りに行くまでに余分な時間は全くありませんでした。
午後2時になってもパンケーキやら色々とオーダーがありましてね・・・薪の引き取り時間もカツカツでしたよ。
まさかこんなに忙しいとは・・・私も想像できませんでした。
お店を作ってから12年目になりますがお昼ごはんを食べれなかった記憶は無かったような気がします。
最初はS木さんのエキゾーストにクロームカラーを塗っています。
まあウォーミングアップみたいな物です。
何をやっているのか・・・またサンバイザーを触っていますね・・・。
悪い予感が的中しサイドウインドウをやり直す事にしました。
で・・・取り敢えずサンバイザーを取り外した所です。
サンバイザーも取付け角度が開き過ぎの様に見えましたのでRを修正します。
ここはアルミ板で作っていましたのでRを修正するには作り直ししか無い・・・と思われるかもしれませんが、実は違うのです。
実車の板金作業でもよく使う方法なのですが・・・帯板を曲げ難い方向に曲げたい事が有りますとこの方法をよく使うのです。
もう少しきつく曲げたい場合は下の様にカーブの外側を刃の付いてないペンチの様な物で少し潰れる位つかみますとその部分が延びますので相対的に曲がってゆきます。
伸ばしたい場合はカーブの内側をつかんで伸ばしますとカーブが緩くなります。
これでカーブを調節してゆくのです・・・
Rを大きくしたい場合は何ヶ所もつかんで潰しますとRが大きくなってゆきます。
曲げる位置を変えたい場合も同様に加工すれば大丈夫ですね。
まあアルミ板は柔らかいのでもし興味が有りましたら試してみて下さい。
潰すとその部分だけ薄くなって傷が付きますのでペーパーをかけて均します。
まあ鉄の板の上で叩いても同じ様な効果はありますがこの様に細く小さい部品では正確に叩けませんので時計ヤットコで潰す方法を取った訳ですね。
この後は再塗装をする事になりますが・・・今回は訳有って塗装を剥がすだけで塗装は致しません。
サイドウインドウを剥がしました。
せっかく作ったのに・・・
反対側も・・・当然剥がします。
何故やり直しをしたのかと言いますと・・・。
オットーのミニカーはサイドのリアウインドウ(後の三角な小さな窓の部分です)とドアのウインドウの部分が別部品なのです。
と言う事は接着しても継ぎ目が出来ますね。
その継ぎ目の部分にはボディ側にピラーが付いていますが窓の反射を見た時にサイドウインドウが滑らかにつながっている様に見えないのです。
なのでドアサッシとして継ぎ目の上に真鍮の帯金を接着してみましたが・・・面のつながり具合は満足出来ず。
ボディラインを楽しむプロポーションモデルとしては納得出来なかったのです。
まあ理由は有ります。
この小さな三角な窓は実車でもプライバシーガラスになっていまして着色がして有るのです。
でオットーは最初からスモークカラーの塩ビ板を使ったのです、ドアガラスは一方透明ですから自ずと部品を別にする訳ですね。
もう一つ理由があってウインドウの接着面の黒い塗装は裏から印刷されていますがスモークは綺麗に印刷出来ないから別部品になったと思われますね。
私が作る場合はマスキングしてエアブラシでスモークも塗りますから一体の方が都合が良いのです・・・しかもウインドウのラインも乱れませんし・・・。
と言う事でサイドウインドウの作り直しです
ウインドウを作り直す場合は黒い紙の上で作業をします。
ケガキ線が良く見えますよ・・・
オットーの部品をテープでつなげて型紙にします、これでケガキ線を入れますと少し大きな部品になりますが少し大きめにしておきまして最終的には削り合わせますから丁度良いのです。
次は接着面の塗り分けですね。
型紙になったオットー純正のウインドウを黒い紙に貼付けて固定してその上に切った透明のウインドウを載せて作業をします
ドアガラスの後側にはピラーが有りますのでこの接着部分の位置がずれますと見えてしまうのです。
この位置関係はなかなかシビアなので・・・表からマスキングテープを貼って塗り分け位置がわかる様にしておくのです。
続いて黒枠を塗装しましたこれもまあいつもと同じで微妙なカーブを描きますので細切りのマスキングテープを貼っておきまして塗らない部分にはマスキングテープを貼ってゆきますそして塗装しております。
最後に後の三角な窓にスモーク塗装です。
塗装が乾いたらウインドウを取付けました。
素材をPP板に変更しましたので以前よりも透明度が良くなったと・・・これはついでですけどね。
オマケにサイドウインドウのラインのつながりも良くなったし・・・
さて本日もう一つの作り直しが有ります・・・
FBでT中さんからのコメントをご覧になられた方も有るかもしれませんが・・・
サンバイザーを作り直します。
今日の最初の部分で塗装はしないと書いたのはこの事です。
と言うのもこのサンバーザーは樹脂製でスモークの半透明だったのです。
外してRを直したサンバイザーに補強の為にポリパテを裏打ちしまして、古ハガキに固定します。
パテが硬化したら外して余分なパテを削ってさらに整形しましょう
次はこのサンバイザーを両面テープでバキュームフォーマーに固定します
ここまで書けばわかりますよね〜
透明な素材でサンバイザーを作るのです。
作り方の方法を納めた引き出しは多い方がいいですね、大体どんな物でも作れてしまいます(笑)
こんな感じでバキュームフォーマーと掃除機を接続しまして掃除機で吸引しながらPP板を加熱して暖めます。
最近は電熱器で暖める事が多いですね。
昔は職業柄ガスコンロだったのですが熱が強過ぎるかもしれないのです
柔らかくなったPP板をバキュームフォーマーに押し付けますと掃除機の吸引力で型に合わせて変形します・・・
良く見ますと見えますよねPP板が変形しているのが・・・(笑)
バキュームフォーマーから外しますともっと良く見えます・・・まあ初めからこっちを見せろよ思われるかもしれませんが・・・。
まあT中さんは多分初めてご覧になると思いますのでね。
誰にでもよくわかる様に説明しないとね〜。
これを切り出して・・・
切り出しは一発勝負なのです・・・と言うのもPP板は柔らかいのでヤスリでの修正がほぼ不可能なのです。
もう少し幅が有れば良いのですがね。
今度は塗装です。
スモークブラックを塗っておきましょう。
で・・・取り付けです。
ここで少しアクシデントが有りました。
せっかく作った半透明のサンバイザーですがアルミで作った物と見た目はあまり変わらないのです。
まあ理由はわかっていました・・・
何故かって?
このサンバーザーの内側が黒い窓枠だからですね。
光が透過出来ないしその角度でもなかなか見れないと言う理由です。
ウインドウなら反対側を透かして見る事が出来るのですよね〜。
まあだけど説明から透明な樹脂で作ったサンバーザーだとわかって頂けるからなのです。
これでT中さんも満足して頂ける・・・はずです。
残った仕事はもう一度クリーニングをして明日の朝確認をしてからT中さんに「完成」の連絡を入れましょう。
長々のお付き合い有り難うございました。
明日は溜まった修理を始めて・・・傍らでゴールデンアローの確認作業ですね。
続いてフェラーリF-1の見積もりと打ち合わせをしなければなりません。