Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

本日は除雪の仕事でした

2020-12-31 18:47:24 | その他
本日の山陰は曇り時々雪の天気でした。
昨日の夕方から降り始めた雪は・・・
夜中に目が覚めて気になったので窓の外を覗いたら・・・20cmくらいかな〜と
また布団に入って次に目が覚めたのは午前7時ごろ
その時点で積雪は30cmくらいですね。
近所を見ますとまだ誰も歩いてなくて・・・
自宅の駐車場まで行くにも除雪しないと出られない

スコップで除雪しながらやっと軽トラックまで辿り着きました。
こんなことも有ろうかとスバルサンバー4WDで帰って来たのでした。

朝食を食べて早速出勤・・・
今日の予定では午前中は仕事ができる時間がある・・・
午後は親戚の忘年会ができなかったので中華のオードブルを頼んでありますのでそれを家内の実家と義理の妹の所に配達する予定なので午後はちょっと仕事の時間はないかな〜
と思っていました。
通勤途中はまだ余裕で前後に車がいなかったので道路の真ん中で止まってこんな写真を撮りました
それくらい天気も良く・・・
しかしながら周りが広いので雪の深さがわからなかっただけ・・・だった

アトリエに到着しますと・・・
積雪は50cmくらいありまして
スバルサンバー4WDが駐車場に入れないのです。
車のお腹が雪でつっかえてしまって動きが取れません・・・
仕方がないので隣のガレージの前に突っ込んでなんとか駐車しましたがスコップで掘らないと出れませんでした
仕方がないのでガレージから除雪機を出して来まして、除雪します。
その後・・・スズメに餌をやるために餌台までスコップで除雪しました
餌台の上の雪はこんなにあるのですよね〜
この付近は60cmくらいありますね、吹き溜まりができていたんですかね。

結局Cafeの駐車場とその出入り口のスロープの部分やご近所の家の前とか・・・
除雪していたら・・・
なんとお昼になってしまいました。
最後にCafeからガレージまでの通路もついでに除雪しておきます


結局除雪に3時間を費やし
Cafeまでは出勤したのですがアトリエまでは辿り着けず・・・
2020年の仕事納めになってしまいました。
まあしょうが無いな〜

今年もブログにお越しの皆様、大変有り難うございました。
後数時間で今年も過ぎ去ろうとしております。
皆さんにとって来年が素晴らしい一年になりますように願っております。

ランボルギーニカウンタックLP400Sの内装塗り替え

2020-12-30 21:18:40 | その他
本日の山陰は雨のち雪の天気でした。
天気予報は当てますよね〜(笑)

年末のお休みの2日目は少し遅く1時間ほど朝寝坊をしてしまいました。
起床は8時くらいかな〜
それでも朝食を食べて自宅の大掃除を始めました
煤払いをして掃除機を掛けて
お風呂の掃除をして・・・
これで年末の行事は全て完了ということで・・・出勤したのは11時半くらいだったかな〜。
今日出勤したのは私一人です
銀行さんがいらっしゃったり宅配便が来られたりと・・・忙しいのですよね。
夕食用のネギを収穫したり・・・バタバタと・・・あっという間にお昼になりまして昼食をとってゆっくりしていましたのですが郵便局に行く用事ができましたので中庭を通って最寄りの郵便局に・・・
中庭を通って行きましたらなんと庭の隅に植えている蝋梅に蕾がついていました。
こんなに寒いのに・・・なんと元気が良いのでしょう
下は今日の中庭なのですが・・・周囲には全く雪がないのがお分かりですよね〜。

午後からいきなり雪がチラチラ・・・
そのまえに台風のような風が吹きまして・・・その風が治ったら雪が降って来ました
午後4時ごろには中庭はこんなにも雪が溜まりまして・・・真っ白ですよ。

午後から荷物が2つ届きました
中央のは商品のミニカーですね
左側は修理のために新潟からわざわざ送ってこられたイグニッションモデルのミニカーですね
年末なんですが・・・ミニカーの修理でお困りの方は多い様です。


本日の仕事はこちらからですね
昨日作ったメルセデスベンツのテールレンズを接着しました
左右でかなり注意してみなければ違いはわからないと思われますね。

これでこのベンツは終わり・・・と思ったのですが今日電話がありまして、タイヤのホワイトリボンとフロントグリルのメッシュをグレーに塗り直しが追加されました。
あ〜その後ステアリングのアイボリーホワイトに変更も追加ですって。
今年中に終わらないですね(笑)

続いてこちらです
メイクアップの1/18ランボルギーニカウンタックLP400Sの内装の塗り替えです
オリジナルはブラックなんですがお客様は内装のイメージがレッドだったようで塗り替えて欲しいということでした

ミニカーを裏返して分解いたします
このシャーシがなかなかなんだよね〜
油断しますと割れてしまいますからね

シャーシを分解するのにリアのサスペンションを外さないとドライバーが入りません
このパーツはホワイトメタルかな??
レジンだと折れやすいのでちょっと怖いですよね。

シャーシはなんとか外れましたが・・・外れにくいモデルもありますので・・・
慎重に分解しましょう
リアのフレームも外れてしまいましたね〜
まあ良いでしょうシャーシに当たっていましてこれがない方が分解が楽なんです

ドライヤーで硬くなっているグルーを溶かしてコクピットの部品を分解いたします
今回は幸いなことにパキッと音がして外れました
本当ならもっと苦労するのですが・・・。
それにしても細かな部品が多くて分解も組み立ても苦労しそうですね〜

そのほかにもダッシュボード・サイドシルのインナー・ドアの内装を外します
これらの接着はゴム系の接着剤ですね。
普通ならここはサイドシルのインナーは部品として存在しないことが多いので部品点数が多いですよね。

油断していました足元のマットはエッチング製だったのでこれも分離しておきました
ゴム系の接着剤も綺麗に掃除をして置かないと後で組み立て時に苦労をすることになりますので
クリーニングしておきます。
これもまた時間がかかる元ですね

内装の部品にサフを塗りましょう
この後ホワイトとレッドを重ねることになりますが・・・ここから先は明日の作業ですね


明日も仕事を進めますが・・・雪の状況によっては短時間しか仕事に使えないかもしれませんね〜。

メルセデスベンツ280SEのテールレンズを製作

2020-12-29 21:21:25 | ミニカー修理
本日の山陰は意外と良い天気でしたよ
曇りかな〜と思っていましたが青い空は見えますし気温も結構高めです。

今日から年末年始のお休みに入りますが・・・
暇な訳ではありません年末といえば大掃除ですよね
今日は普通に出勤して一人で大掃除していました
吹き抜けの室内ですので天井付近の蜘蛛の巣や埃を払いまして室内の全てに掃除機をかけます
年末で展示が終わってしまったギャラリーもCafeもアトリエも全て掃除いたしました。
後は窓拭きかな〜と思っていましたが明日は大雪らしいので明日以降に延期しました
また汚れてしまいますからね〜。

昨日はN村さんが修理品を引き取りにいらっしゃったのですがオートアートのメルセデスベンツは持って帰れなかったんですよね・・・
なぜならテールレンズが無くなっていたからなのです
どうやらご依頼をいただいたときに一緒に作ってねって言っておられたみたいですが、ルーフの補修があまりにも難問ですっかり忘れていました。
後で思い出しました。
これを先に直しておかなければ歳が越せません(笑)

テールレンズの作り方は色々あります
例えばプラ板の1.0mmを曲げてレンズの形状を作ってシリコンゴムで型取りをして透明レジンを流す・・・
この方法は一見良いのですが透明レジンは時間が経過しますと黄ばんできますのでバックアップランプの透明な部分が黄ばんでくる恐れがありますから左右とも作り直す必要が出てきますよね。
1つだけならこの方法でも良いのですが、テールランプは左右で形状が違うので左右を揃えようとしますと型を二つ作る必要があります、これは無駄が多い。

今回使ったのはこのアクリル板ですね
厚みは2.0mmですね
幅を5.0mmでカットします
テールランプのレンズの幅は4.5mmくらいかな〜万が一のために少し大きめにしておきましょう。

先程のアクリル板を曲げます
と言ってもそのまま曲げたのでは簡単に折れてしまいますのでライターで炙って柔らかくして曲げます
このために少し長めにもしてあります
そしてボディに合わせてひたすら削ります・・・。

アクリルは硬いのでなかなか削れませんが・・・
こんな感じでどうかな??
形状が整ったらペーパーを細かなものに変えて更に磨きます

オリジナルのテールランプを見ますとレンズの中央に横向きに溝が掘ってあります
最初は気が付かなかったのですが・・・
気がついてよかったよ!!
なので作ったレンズのほうにも溝を切りましょう
こういう場合はフライス盤が良い仕事をしてくれます。
ちょうど1.2mmのエンドミルを持っていましたのでそれを使っています。

こんな感じですね
右側も同じ様な形状になりました

もう一度ボディに当てて確認します
先程掘った溝が見えますかね〜??
この状態ではレンズの表面に艶がないので溝が見えにくいですね・・・。

確認ができましたので次は塗装に入ります
が・・・その前にもう少し細かなペーパーで削り傷を消しておきます
塗った後で削り傷が見えてしまっても困りますからね。

バックアップランプの部分は透明にしたいのでマスキングテープでマスキングしました
そしてクリアーレッドを塗りますともうどこから見てもテールレンズにしか見えないですね。。

但しクリアーレッドを塗っただけでは艶が十分ではないので・・・右側のオリジナルに比べてという意味です
クリアーレッドが乾いたら次はウレタンクリアーを塗っています
あ〜そのまえにバックアップランプのマスキングテープを剥がしておきます。
これで完全にレンズですね。


明日はレンズを取り付けて完成としましょう
次は何を・・・というかどれを・・・??
アイドロンフォミュラーのクリアーか1/18モデルの内装の塗り替えか・・・。

T代さんのケース交換とI澤さんの修理

2020-12-28 22:09:08 | ミニカー修理
本日の山陰は晴れ時々曇りでした
曇りと言っても薄曇りですので穏やかな天気でした、気温は高めで14〜15度くらいはあったのではないかと思います。

出勤してすぐに行ったのはCafeのストーブ用の薪を倉庫から運びました
と言うのもこの所の寒さでストーブの薪の使用量が多くなっていまして随分薪が減っていたのですよね。
外での仕事は暖かいほうが体が動きやすいのですよね、暖かい時だと腰が痛くなる事も少ないしね〜。
寒い時は体に余計な力がかかるのか腰が痛くなったりするんですよね。
この年末の寒さはこれで凌げるんじゃないかと・・・

アベさんの塗り直しの時にショーケースの上で写真を撮ってブログを書きましたが・・・
何人かの方からご連絡をいただきましてあのミニカーを売って欲しいとか・・・売り物ですか?と言う問い合わせをいただいています
なんと商売気の無い事でしょう(笑)
そのうちお一人の方は当方のケースに入れ替えて送ってくださいと言うことで準備をはじめました。

いつもの様にセンター部分にマスキングテープを貼って配置を確認します
この時点で穴に位置とかも決めますね。

木製のベースに穴を開けてミニカーを固定して・・・プレートも取り付けます
この後お客様の元にお送りいたしました。
明日の午後には到着する予定です。

本日の修理はこちらからですね。
I澤さんのタメオの完成品ですね
ベース板のタイヤが当たっている部分が溶けてしまってケースを交換することになりました
おまけに部品が2つほど外れてしまったとのこと
こちらも修理ですね。

溶けてしまったタメオ純正のベース板は廃棄して余っていたメイクアップのベース板を合わせてみますと奇遇な事に大きさが同じなんですよね
このメイクアップのベース板は金属板が貼られていますので溶けてしまう事はなさそうなんですよね。
配置してみますと・・・こんな感じですね。
まあ余分な穴が2つありますが見えませんから大丈夫でしょう。

これで完成ですね
メイクアプさんのベースですが、なんと無くシックリきていますね〜。

次はタメオキットをベースに組み立てられた完成品ですね
多分アマチュアの方の完成品をお客様がお会になられたのではないかと思います
残念なことにリアウイングが壊れています(一応そんな感じには見えませんけどね)

こちらも木製ベースに取り付けて壊れたリアウイングを修理します
このモデルにはプレートがないので中央から少し後ろ側に配置します。

このモデルは取り付けのビス穴もないのでビス穴を開けてネジを切って木製ベースに固定しました
完成品に穴を開けて取り付け用のネジ山を切るのは怖いですよね
貫通してシートに穴が空いたら・・・アウトですよね。

次はウイリアムズですね
モデルカーをベース板に取り付けるのは今まで散々書いていますから省略しました。
リアウイングが1枚外れていたのでそれを修理します
接着剤は最低限つけて翌端板のエッチングの溝に差し込みます。

ついていたアンテナは少々曲がっていましたので伸ばして真っ直ぐに、少しタッチアップしておきました。
またカウルの下側が少し開いていましてシャーシよりも幅が広くなっていましたので少し力技で整形しておきます
どこの過程で曲がったのかはわかりませんが・・・
取り敢えず直しておきました。

カウルを少し整形しただけでボディカウルの合いが抜群に良くなった様に見えますね
さすがプロが作った作品の様ですね〜(笑)

午後からまた新しい修理のご依頼が・・・
届きました・・・とてもスペシャルなモデルばかりですね。


午前中はN村さんが修理品を受け取りにいらっしゃいまして楽しいお話を聞く事ができまいsた
やっぱり模型は楽しいですね〜
明日はお店の方の掃除で出勤します

N村さんの修理・加工

2020-12-27 21:21:50 | ミニカー修理
まず最初に・・・
今日はかなり長文になります心してどうぞ(笑)

本日はお昼頃にもブログの更新をしていますもしよろしかったらこちらもご覧ください。

N村さん28日の最終日にお越しになりますのでいくつかでも修理をしておかなければなりませんね。
この方がいらっしゃる時は手ぶらではいらっしゃらないので・・・(また修理希望の物を持ち込まれるという事ですよ)
現在お預かりしているのが4点です
まずは簡単な方から片付けちゃいましょう。
この日立の建設機械ですね。
このバケットをボディと同色にして欲しいという事ですね

マスキングして塗直しも考えましたが・・・やはり外した方が綺麗になります。
ピンを2本外せば良いのですが・・・良く見て外す必要が有るのです
このピンは向きが有るのですよね。
多分片側は差し込んであるシャフトに抜け止めの加工がして有りますから叩く方向が有るのです
下側に木片を当てておきましてポンチを使って叩きます。
木片を当てているのはアームの部分に余計な力を掛けない様にですね。
ダイキャストなので折れますと修復が出来ません。

2本のピンを抜いてバケットが外れました。
ピンを良く見ますと抜け止めの片側だけギザギザが切ってありますよね。
逆に抜くと抜けなくなってしまいますからね、ここは大事な所です。

オレンジで塗りますので一応下地がブラックでは発色が良くないでしょうね・・・と言う事でサフを塗っておきましょう。
これで下地の状態も確認出来ますので一石二鳥です。

オレンジ色を塗ってみました
このオレンジ色はN村さんから日立建機用の補修用スプレーをお預かりしていますのでそれで塗っています。
ミニカーの色とも全く色ズレが無いのでここは楽が出来ますね〜。

補修用の塗料は艶が少なめなので他の部分と揃える為にウレタンクリアーを塗っておきました。
これでボディと艶具合が揃うかな〜。

そして完成です・・・



(本当は塗装が乾くまでの時間とか合間に作業をしておりますので作業の順番は違います・・・ブログにした場合に一連の作業でご覧頂いた方が見やすいと判断して修理品ごとに書かせて頂いております。)

次はこちらです・・・Fordのピックアップトラック
何故かドアに傷が付いています
フロントのバンパーも1/3程折れてなくなっていますね〜。

バンパーの修理とドアのタッチアップの為に分解します
シャーシがプラスチックですしそんなに古いタイプのミニカーではないみたいですね。
古い物だとシャーシまでダイキャストなんですよね

無くなってしまったバンパーを作りましょう
プラスチック製なのですが接着剤で付けた位ではまたすぐに折れてしまうでしょうし・・・
バンパーですから強度も必要でしょう・・・(笑)
1.0mmの真鍮のピンを2本入れておきます
これくらい強度が有ればアメリカ的にバンパーを押して駐車しても壊れないでしょう。

無くなってしまった部分は反対側を計測しますと厚みが1.8mm程なので2.0mmのプラ板を切った物です。
少し大きめに切っておいて削り合わせるのです。
ついでに厚みも調整する事になります。

残っている反対側のバンパーを反転させる様な形状に削ります
このバンパー真っすぐじゃなくて少し後に斜めになっています・・・
真上から見た時に目立つので同じ様に斜めにしています。

継ぎ目は微妙な凹凸が出ます
またピンホールも出るかもしれませんのでグレージングパテを塗って整形ですね

パテが硬化するまでに色合わせをしておきます
と言うのもドアを塗らなければならないからです
白系の色は少し明るめにしておきます
と言うのも経験上(理由は知らないです)硬化した時に少し濃くなる傾向が有るからなんですね〜
使う塗料はウレタンカラーです
黄色とほんの僅か赤そして黒を使っています・・・比率は?です(笑)

何故ウレタンを使ったのか・・・
理由がこの画像にあるのですよ
このミニカー多分中国製じゃ無いかと表面が凸凹なんですよね
ドアだけツルッとした塗装になりますと結構目立ちます。
「ここだけ事故して直したな!?」って感じになってしまうので凸凹で塗らなければならないのです。
粘度の高いウレタン塗料で塗りますとなるべく同じ様な凸凹が再現出来る・・・かもしれないと思ったんですね。
いつもは綺麗に塗る事しか考えていないので少々難しい・・・。

ちょっと違いますね〜
凸凹が少し大きい・・・
結局この後塗料が乾いてからもう一度塗り直しました・・・結果まあまあかな〜と言うレベルに出来ました。
凹凸まで揃えるのはなかなか難しい・・・再塗装の時の工料を少し上げないといけませんね〜(笑)

バンパーのグレージングパテが硬化しましたので研磨して平面を出しました
そして今度はまたパテを盛ります
このバンパーですがパーティングライン(金型の合わせ目の部分で溝に樹脂が入り込んだ段差)を消してないままにメッキをかけていますが作リ直した部分にはパーティングラインがないのでパーティングラインも作って置きます
この様にマスキングテープを貼っておいてこの際の部分にもう一度パテを盛ります。
マスキングテープを貼る時に元々の方のバンパーを良く観察して上側が膨らんでいるのかそれとも下側が膨らんでいるのかよく観察しましょう。

パテを盛ったらマスキングテープはすぐに剥がします
パテが柔らかいうちに剥がさないとテープとパテの際の部分がガタガタになってしまいます、スムーズなラインが欲しければ硬化前に剥がします。

パテが硬化するまでにまた他の作業をしておきます
先ほど塗料を調色しましたのでボディのあちこちに有る傷をタッチアップしておきます
例えば荷台の縁の部分です・・・
黒く見えているのが剥げている部分ですね。

タッチアップしただけで傷が見えなくなりましたね〜
スッキリしました(笑)

パテが硬化しましたので研ぎます
研ぐ時もまたマスキングテープを貼ります
理由はこのパテの段差が無くなりますと意味が無いからなのです、この段がパーティングラインなのですからね。

下地になるウレタンクリアーを塗りました
このウレタンクリアーが完全に硬化するまでメッキ調の塗装は塗る事が出来ません・・・ここからは時間との勝負ですね。

トラックのドアを取付けました
ついでにドアハンドルにチープな感じにシルバーを塗装しています
最初からこんな感じになっていますから・・・その風合いを生かしてね。

ウレタンが完全に硬化しましたのでメッキ塗装をしましたが・・・う〜ん今一歩かな!?
もう一度やり直しましょう・・・回り道ですね。

そしてやり直して組立てて・・・時間はかかりましたが何とか完成!!


次はブリキのキャデラックです

補修塗装がご依頼なのですが・・・分解したタイミングでキャンセルの電話が入りました(笑)
コクピットの中にこんな綿ゴミが丸まって入っていましたこの何十年もの間に溜まったゴミなんでしょうね〜せっかく分解したので掃除だけして再組立てをしておきました。


まだ終わらないですよ〜
次ですがオートアートのメルセデスベンツ280SEですね
このミニカーは随分前に(2016年12月頃のブログに書かれていますね)塗り直した事が有ります。
今回は全塗装ではなく一部部分の手直しという事です。

と言うのも・・・ルーフのマルーンの部分の塗装が割れているのです。
写真に写してもよくわからないのですが・・・
前回の塗り替えの時の個体ではこんな割れは無かったのでこの個体独特の物ではないかと思われます。

補修の方法を考えます
一番簡単なのは上にウレタンクリアーを塗って研ぐという方法ですが・・・
まずはテストします水に中性洗剤を入れた物を少し作りましてボディの上に乗せてみますこれで亀裂が見えなくなればクリアーコートで押さえ込めるのです
が・・・見えますね。
と言うのもこのミニカーの塗装はホワイトのボディカラーを塗ってその上にマルーンを塗っています
ホワイトの塗料は割れていませんのでこのマルーンが何らかの理由で割れているという事・・・つまり割れた部分に下地のホワイトが見えている可能性が高いという事ですね。
この時点でルーフの塗り替えが決定です(費用にして1.3〜1.5万円位かな〜)

まずさいしょに行なうのが屋根の塗料を調色します
削ってなくなってしまったら作れませんからね〜(笑)
下の塗料の質がよくわからないのでこれはラッカー塗料にしています。

全体にペーパーをかけて出来るだけマルーンの塗色を落とします
削ったらその削りカスはいきなりマルーンだったのでクリアーは塗られていないみたいですね。
削ってゆくと亀裂が下まで届いている部分はほんの僅かですね〜。(削った部分の写真を撮り忘れていました)
次に調色した塗料を塗りました。

そして乾燥機の中で乾燥させて十分乾きましたからウレタンクリアーを塗りました。
これで亀裂が出なければ大丈夫と思いますが・・・硬化するまではわかりません。
一度硬化すればウレタンは強いですから大丈夫と思います。

ウレタンクリアーが硬化しましたので2000番のペーパーで研ぎました
クリアーを研いでいますからその削りカスは白いものになります

最終的に8000番のペーパーで研いでここまで艶が回復して居ます・・・
まあツヤツヤとは決して言えませんが・・・

最終的にはコンパウンドを使ってピカピカに磨きます
3Mのウルトラフィニッシュで磨きますとこんなに綺麗になります

ルーフの塗装はこれで完成ですね
・・・しかしながら完全に完成とは言えないのですよね

旋盤でまた訳のわからない部品を削って居ますね
実はこれってラジエターのキャップの上についているスリーポインテドスターのエンブレムを作っているのですよね
実はこの部品が無くなっているんですよ。

フライスと割り出し円テーブルを使って削っています三分割して削って居ます

削った部品からさらにヤスリで整形します

バフをかけてピカピカに磨きます

次に周囲の丸い枠を旋盤で削ります

枠だけを見ますとこんな感じです
外径は4.9mm内径が4.5mmですね〜

中央のスリーポイントとリングをハンダつけします
最低限のハンダでハンダ付けをしますのでなかなか難しいですよ。

最終的に取り付けの足をはんだつけします
当然ながら取り付けの足がないとつけられないのですよね。


まあグリルのシンボルも普通ならエッチングで正確に作るのですが
エッチングでは断面の三角形は再現できないのですよね〜
手作りでいい加減な形状のものが良いのかすっきりしているけど立体感のないものが良いのか・・・
まあ個人の自由ですからね〜
一応この部品を取り付けておきます

明日で実店舗の方は今年の営業を終了します
まあ毎日仕事には出て居ますし普段と同じく製作もブログの更新もする予定です
最後まできちんと頑張らないとね〜
やっている価値がないのですよね