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今日も温かい日でしたね、外での作業は気持ち良さそうに見えます。
この週末付近で取りにこられるかもしれませんので追加分のアイドロンフォーミュラーのデカールも貼っています。
MP4/6はやはり人気がありますね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/f4/a4ca200fd856ad0c0a84b7524276ff4f.jpg)
リアウイングは貼り難い部分の一つです、この辺りにデカールを置いてずらして正規の場所に貼付けます。
デカールは慣れていますのでそう難しくないですが確認しながらの作業になりますので時間はかかりますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/2e/f07d2d7393fc80c8076cfc635dca4198.jpg)
さて・・・!
模型関係の仕事をしておりますと色々な相談を頂く事が有ります。
他人には全く問題なく見えても自分的には許せないので直したいけどとても自分では出来そうにない・・・と言う様な相談がたまに有りますね。
今回のご相談も全くその通りでして、以前LHDをRHDに直す時に全バラしましたが多分アレをご覧になっていたのかもしれません。
今回の修理はオートアートの1/18レクサスLF-Aです。
どうやら御依頼主さんは最初にLF-Aをお買いになられて後にLF-Aのニュルバージョンを入手された様ですがニュルはホイールハウスの外面一杯にホイールが出ているのに最初のLF-Aはタイヤホイールが少し奥に奥まっていてかっこ良くないと思われた様です。
ご相談とはこのトレッドをニュルと同じ様に外側に出してほしいと言うご相談なんです。
送られて来たLF-Aはこんな感じで特に異常はない様子・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a1/bb33a05cf4aa490eca81e550beff2d82.jpg)
裏返して4輪を確認しますが、そう特別奥に入っている感じは無いのですが・・・ただ各ホイールによってバラツキは有りますね。
まあこれは組み立て時の問題も有りますし構造的にバラツキのでてしまう構造になっているのです。
右の後輪(フェンダーからの寸法1.5mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/96/ce6c73f7c56cde05167512ac5a504a75.jpg)
左の後輪(フェンダーからの寸法1.0mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b5/4d860f5ce5e7ee2f44f8fd33854d52b4.jpg)
右の前輪(フェンダーからの寸法0.7mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3b/8ca57961be1897b55d53b92ec1744413.jpg)
左の前輪(フェンダーからの寸法0.5mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8b/3d27eadc0b74ffbf51232ceb2701f579.jpg)
各寸法はホイール中心部での寸法になります。
まあ量産ミニカーですからこれくらいのバラツキはしょうがないかもしれませんが、次に同じレクサスLF-Aのニュルを購入されてたまたまホイールハウス一杯に収まったタイヤを見れば何となく気になるのかもしれませんね。
このトレッドを直す為には取り敢えず分解しなくてはなりません、分解する為には見え難い場所に有る4個のビスを外してからサイドステップの2本のビスを外します。見え難い部分に有るビスはタイヤを外してから作業をしないとドライバーが入りません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f8/525d40917d92a13684584ff2b71d0611.jpg)
6本のビスを外しますと簡単に上下分解を致します。
一度分解していますので簡単ですね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e5/a7dae6a9ae587745e3019e99407ef826.jpg)
マフラーや排気管アンダーカバーなどはシャーシにピンを通してから焼き止めをしてありますので焼き止め箇所を裏からリューターで削って分解致します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ba/8553644581561f03b46f8de3bbabf2e9.jpg)
ここから先がもっとも難しい部分です。
ホイールはブレーキディスクの裏側の太い部分をラジオペンチでつまんでおいてホイールをゆっくりまわしますと接着剤が外れてホイールを外す事が出来ます。
余り力を入れ過ぎるとホイールを破損してしまいます、この辺りは元々分解する事を考えていない量産型のミニカーですからね~。
シャフトの部分にも絶対に傷が付いてしまいますがここは幸いにも完成後にはほとんど見えないのです。
同様に6個有るブレーキキャリパーもステーの部分で一択切断して外さないとホイールを外す事も出来ません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/25/1f705e7a2a592decb8a140adc1d0f6ff.jpg)
外したホイールの差し込み部分を削ります。
この部分は組み立て時には他を全て組上げておいて最後にホイールにタイヤを付けた物を接着剤を付けてから差し込むのですが辺りがきついと奥まで差し込む事が出来ず外側にタイヤとホイールが出っ張ってしまいます。
ゆるい遠くまで入ってしまい気になるかもしれませんね。
抵抗無くすっと入る様に削っている訳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/52/657dd0957ea0c9f6e4aa01dc06dd06bb.jpg)
ブレーキディスクの裏側の部分をラジオペンチでくわえる訳ですから当然ながら傷が付きます・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/64/98243b0dfa24eb73fb27cbd32d74a0e2.jpg)
この部分を旋盤で削って整えてゆきます。
削ってやれば奇麗になる訳です、この部分の寸法は少し小さくなりますが機能的には問題ないですね~。
この部分も見えなくなりますが気は心というやつですね・・・(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/0b/da034b2567a7a69aa79a01671218cef9.jpg)
ブレーキキャリパーは一旦切除していますので取り付けにはピンが必要です、キャリパー側さすペンション側に穴を開けてキャリパーを取り付けます。
そのまま付けるよりピンを植えた方が取り付け強度は格段にアップします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/de/bc693b98ef3b894cfdabfa22f494b67f.jpg)
ホイールタイヤを付けずに元々の状態まで組み立てました、一番最後にホイールとタイヤを取り付けますがこの時の差し込み具合でトレッドが左右されるのです、旋盤で削ったのは少しゆるく差し込める様にと言う事なんです。
ただトレッドを調整する為ですがシャーシ側のほぼ全てを一時的に分解しないとトレッドの変更は出来ません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b7/1af15c826e0c2230353e79a24739b1ca.jpg)
左右のホイールの収まり方はこんな感じになりました・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a3/a72fdf47795ff6847ab6191e142deddc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/46/53923d041a27e147cb36539a80c77b4c.jpg)
今日も温かい日でしたね、外での作業は気持ち良さそうに見えます。
この週末付近で取りにこられるかもしれませんので追加分のアイドロンフォーミュラーのデカールも貼っています。
MP4/6はやはり人気がありますね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/f4/a4ca200fd856ad0c0a84b7524276ff4f.jpg)
リアウイングは貼り難い部分の一つです、この辺りにデカールを置いてずらして正規の場所に貼付けます。
デカールは慣れていますのでそう難しくないですが確認しながらの作業になりますので時間はかかりますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/2e/f07d2d7393fc80c8076cfc635dca4198.jpg)
さて・・・!
模型関係の仕事をしておりますと色々な相談を頂く事が有ります。
他人には全く問題なく見えても自分的には許せないので直したいけどとても自分では出来そうにない・・・と言う様な相談がたまに有りますね。
今回のご相談も全くその通りでして、以前LHDをRHDに直す時に全バラしましたが多分アレをご覧になっていたのかもしれません。
今回の修理はオートアートの1/18レクサスLF-Aです。
どうやら御依頼主さんは最初にLF-Aをお買いになられて後にLF-Aのニュルバージョンを入手された様ですがニュルはホイールハウスの外面一杯にホイールが出ているのに最初のLF-Aはタイヤホイールが少し奥に奥まっていてかっこ良くないと思われた様です。
ご相談とはこのトレッドをニュルと同じ様に外側に出してほしいと言うご相談なんです。
送られて来たLF-Aはこんな感じで特に異常はない様子・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a1/bb33a05cf4aa490eca81e550beff2d82.jpg)
裏返して4輪を確認しますが、そう特別奥に入っている感じは無いのですが・・・ただ各ホイールによってバラツキは有りますね。
まあこれは組み立て時の問題も有りますし構造的にバラツキのでてしまう構造になっているのです。
右の後輪(フェンダーからの寸法1.5mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/96/ce6c73f7c56cde05167512ac5a504a75.jpg)
左の後輪(フェンダーからの寸法1.0mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b5/4d860f5ce5e7ee2f44f8fd33854d52b4.jpg)
右の前輪(フェンダーからの寸法0.7mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3b/8ca57961be1897b55d53b92ec1744413.jpg)
左の前輪(フェンダーからの寸法0.5mm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8b/3d27eadc0b74ffbf51232ceb2701f579.jpg)
各寸法はホイール中心部での寸法になります。
まあ量産ミニカーですからこれくらいのバラツキはしょうがないかもしれませんが、次に同じレクサスLF-Aのニュルを購入されてたまたまホイールハウス一杯に収まったタイヤを見れば何となく気になるのかもしれませんね。
このトレッドを直す為には取り敢えず分解しなくてはなりません、分解する為には見え難い場所に有る4個のビスを外してからサイドステップの2本のビスを外します。見え難い部分に有るビスはタイヤを外してから作業をしないとドライバーが入りません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f8/525d40917d92a13684584ff2b71d0611.jpg)
6本のビスを外しますと簡単に上下分解を致します。
一度分解していますので簡単ですね~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e5/a7dae6a9ae587745e3019e99407ef826.jpg)
マフラーや排気管アンダーカバーなどはシャーシにピンを通してから焼き止めをしてありますので焼き止め箇所を裏からリューターで削って分解致します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ba/8553644581561f03b46f8de3bbabf2e9.jpg)
ここから先がもっとも難しい部分です。
ホイールはブレーキディスクの裏側の太い部分をラジオペンチでつまんでおいてホイールをゆっくりまわしますと接着剤が外れてホイールを外す事が出来ます。
余り力を入れ過ぎるとホイールを破損してしまいます、この辺りは元々分解する事を考えていない量産型のミニカーですからね~。
シャフトの部分にも絶対に傷が付いてしまいますがここは幸いにも完成後にはほとんど見えないのです。
同様に6個有るブレーキキャリパーもステーの部分で一択切断して外さないとホイールを外す事も出来ません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/25/1f705e7a2a592decb8a140adc1d0f6ff.jpg)
外したホイールの差し込み部分を削ります。
この部分は組み立て時には他を全て組上げておいて最後にホイールにタイヤを付けた物を接着剤を付けてから差し込むのですが辺りがきついと奥まで差し込む事が出来ず外側にタイヤとホイールが出っ張ってしまいます。
ゆるい遠くまで入ってしまい気になるかもしれませんね。
抵抗無くすっと入る様に削っている訳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/52/657dd0957ea0c9f6e4aa01dc06dd06bb.jpg)
ブレーキディスクの裏側の部分をラジオペンチでくわえる訳ですから当然ながら傷が付きます・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/64/98243b0dfa24eb73fb27cbd32d74a0e2.jpg)
この部分を旋盤で削って整えてゆきます。
削ってやれば奇麗になる訳です、この部分の寸法は少し小さくなりますが機能的には問題ないですね~。
この部分も見えなくなりますが気は心というやつですね・・・(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/0b/da034b2567a7a69aa79a01671218cef9.jpg)
ブレーキキャリパーは一旦切除していますので取り付けにはピンが必要です、キャリパー側さすペンション側に穴を開けてキャリパーを取り付けます。
そのまま付けるよりピンを植えた方が取り付け強度は格段にアップします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/de/bc693b98ef3b894cfdabfa22f494b67f.jpg)
ホイールタイヤを付けずに元々の状態まで組み立てました、一番最後にホイールとタイヤを取り付けますがこの時の差し込み具合でトレッドが左右されるのです、旋盤で削ったのは少しゆるく差し込める様にと言う事なんです。
ただトレッドを調整する為ですがシャーシ側のほぼ全てを一時的に分解しないとトレッドの変更は出来ません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b7/1af15c826e0c2230353e79a24739b1ca.jpg)
左右のホイールの収まり方はこんな感じになりました・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a3/a72fdf47795ff6847ab6191e142deddc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/46/53923d041a27e147cb36539a80c77b4c.jpg)