Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理は山を越えた?(笑)

2022-10-05 16:05:40 | ミニカー修理

本日の山陰は午前中は雨の天気、昨夜から雨が降っていましたんね。
大降りではないですがづ〜っとシトシト降っていましたし夜中に目が覚めた時には風がかなり強かったです。
ゴーゴーいっていましたからね〜。
出勤してもあまり被害がなかったのは良かったです。

今日は定休日二日目で一番気分が緩んでいる日なんですよね(笑)
そこに・・・突然荷物が届きましてね・・・。
また修理物件かな??
と思ったのですがちょっと違ったんです。
塗り替え物件に使う塗料が届いたのでした・・・
この塗料はアストンマーチンのレーシンググリーンというカラーでしてオートアート製のミニカーを実車仕様で塗り替えて欲しいというお客様のために手配しました。
最初に手配をしたのはアストンマーチン東京の新木場のワークショップに連絡して塗料の相談をしました・・・が返信は全くなくてね〜。
まあ相手にされなかったということなんですけどね。
まあ良いです、返事もしてくれない店とは例え宝くじが当たってもアストンは買いませんから(笑)

困った時に頼るのは・・・いつものK嶋さんです。
20年前にランボルギーニカウンタックLP400改500Sを買った時からのお付き合いでして長い長い!!
あれからず〜っと私のスーパーカーはこの方から買っています。
信用できる人なので私にとって最後の砦ですね。
もし、仮にですがアストンを買うのでもこの人から買いたいです。

その方の取計で板金塗装屋さんから塗料が到着しました。

カラーはこんな感じです。
丁寧にカラーチップまで作っていただきました。
塗料はシッケンズで何度もサンプルを作って確認していただいたようです・・・K嶋さんに聞きました。
大変ご迷惑をかけましたY田様、ありがとうございます。

私の為に一生懸命塗料を作っていただいたり間に入って取計をしていただく方があって私の仕事も前に進むのです。
本当にありがたいことですね・・・
K森さんこのカラーで如何でしょうか?(笑)

さて本日の修理ですが、修理というかディティールアップになっています(笑)
お客様からジタンのデカールが省略されているのでなんとかしてね〜!!と言われていたんですが・・・、どこについているのか今ひとつわからなかったんです。
実車写真を検索しますが中には消されているものもありますし、ミニカーやプラモデルの写真はほぼ消されていました。
仕方がないのでお客様を質問攻めにしちゃいまして・・・申し訳ありません(笑)
やっとわかりました。
ラリープレートの部分にジタンが入っているんですね。
お客様もよくお付き合いいただいたものです、有難うございます。

それではミニカーの方はどうなのかと言いますと・・・
ジタンの文字の部分は黒い長方形で塗られているだけで、踊り子さんは留守です。
下の写真はミニカーのトランクの部分ですね。

踊り子さんはウェブにアップロードされているもので加工しやすいものを選んでダウンロードしてフォトショップで加工しました。
文字はデータを作ったほうが速そうなので自作です

こんな感じかな??
先ほどのトランクのラリープレートの写真にはめ込んで確認します。

あとは印刷なんですが・・・
印刷はミニカーの方のラリープレートがどのように加工できるのかで変わってくるのです。
例えば黒い長四角を消せなかったらジタンの文字の部分は一旦ホワイトで下地を作ってから文字以外の部分(長四角の部分ですね)をシアンで印刷します。
仮にボディの黒い長四角の部分が消せれば下地のホワイトは印刷が不要になりましてブラックの踊り子さんとシアンの抜き文字でシアンの長四角を印刷すればOKです。
ここからは先にボディのラリープレートの黒い長四角を加工してみましょう。

ボディをよくみますとこのラリープレートですがデカールではなくタンポ印刷みたいに見えるのです。
この場合消し方は2通りあります。
一つはマスキングテープで周囲をマスクしておきまして、綿棒にクレオスのシンナーを含ませたもので拭き取ります。
もう一方はコンパウンドで削り取る方法なのです。
双方に一長一短がありましてシンナーで拭き取りの方法ではマスキングテープの下にシンナーが流れますとラリープレート本体が消えてしまいそうなんです。
またコンパウンドで削り取る場合にはマスキングテープが一緒に削れてしまいましていつの間にかラリープレートも消えてしまっているという危ない現象が起きることもあります。

こんな感じで削り落としております。

格闘すること数分でこんなに綺麗になってしまいました。

綺麗になったところで作ったデカールを貼ってみました。
いかがでしょうか?ジタンのマークが入りましたね。

続いてリア側のラリープレートも同様に掃除しましょう。
使ったコンパウンドはコレです。
少し荒目のものでざっくり落としておいたほうが良いかもしれませんね

こちらも綺麗になりましたよ。
デカールを貼ったら完了ですね。

続いて先日修理していた250GTOです
はめ殺しだったサイドウインドウを引き違いに変更します。
お客様からの追加加工です。
このサイドウインドウですがガラスの部品は簡単に外れましたがゴム系の接着剤がガビガビに固まっていましてね・・・エナメルシンナーで擦っただけでは全く綺麗になりませんでした。
仕方がないのでエアブラシの洗浄用シンナーに漬け込んで30分くらいかな〜
やっと剥げました。
やはり古い接着剤は綺麗に落としておかないとね〜。またすぐに外れてしまう恐れはありますからね。

今日は夕方から所用のため出かけますのでちょっと早めの更新しておきますね。
明日からは通常営業なので頑張らないとね〜
そんなに夜遅くまで遊んでいられません(笑)


今日の修理は・・・大変でした

2022-10-03 20:13:02 | ミニカー修理

本日の山陰は薄曇りの天気です。
時々日が射しますが全体的にはボヤッとした天気です。
気温は比較的高めで29〜30度くらいは有るかもしれません。

出勤して畑に出ますとオクラやピーマンそして茄子の収穫です。
まあこれはいつものことなので・・・普通に収穫です。
明日から定休日なので少しは気持ち的にもゆったりしたいところですが・・・まあそうはいかないんですよ(笑)

お昼の厨房係はまあ程々のところです、入れ替わり立ち替わりでお客様がいらっしゃいますが集中してないので私も楽でした。

午後からは本業です・・・今日も修理ですね。
早く終わらないかな〜と思いますが、今日はまた新着が届きました。

今日は昨日の続きでF40LMのアートスポーツですね。
ウインドウの他にはリアのメッシュが変形していると言うお客さまのご依頼なんです。
見た目はそう酷くは無いのですが・・・一緒に直しておこうと言う事なのかもしれませんので分解します。
テールランプやウインカーなどのレンズの方が先に取れてしまいました。

メッシュの部品ですが縁の赤い枠の部分も浮いていますね〜修理しておいて良かったかもしれません。

外した部品をもう一度ボディに当ててみますと・・・メッシュが嵌りません。
ボディが収縮していて入らなくなってしまったんですね。
左を斜めに先に入れて右をボディに当てますと0.5mmくらいメッシュが長い(と言うかボディが小さくなっています)ので入りません。

まあこう言うことは良くあることなので・・・驚きません。
本当は小さなメッシュを作れば問題は解決するのですが・・・修理をいつまで、どれくらいするのか全くわからないのでエッチングを作るまでも無いのですよね・・・今一歩踏み切れません。
この場合の修理はメッシュと縁の部分を分解します。
メッシュの部分は両端の縁の幅を半分くらい削ります。

縁の部分は中央を0.5mmカットしています。
正確に中央でカットしないと継ぎ目が見えてしまいますので注意ですね。

メッシュを取り付けてから赤い縁の部品を取り付けます。
この車の場合は中央にリアウイングを支える(正確に言えばリアウイングの中央の透明なステーの下側を支えるための縦のステーが入っていますので縁の赤い部分をカットしても縦のステーの裏側になりますから全然見えないのです。
最後にボディ後端につく黒い追加フラップを接着します。
接着剤が硬化するまではマスキングテープの細切りで養生しておきましょう。

話は前後しますが・・・黒い追加フラップを取り付ける前に(取り付けた後では邪魔になりますから)リアウインドウを取り付けておきました。
周囲はマスキングテープだらけです・・・。

そして接着剤が硬化しましたら修理完了です。
これでまた楽しんでいただけるでしょう。

ところで皆さんはフォードのP68ってご存知でしょうか?
私もこの車は好きでしてMFHの1/24のキットを持っていますが・・・果たしていつになったら作れるのかは???ですけどね〜。
プロバンスムラージュからもキットが出ていましてキットのストックの中に積んでいた様な気がします。

今回はそのミニチャンプス製のP68の修理が来たんです。
まあ大量生産品なので作りが少々粗いのは内緒です。
このサイドストライプを直して欲しいらしい・・・。
角の部分が何故かバラバラになっています。
しかも貼る時にミスしたらしく少し曲がっています(リアが上側に曲がっているように見えるのはわたしだけでしょうか??

拡大してみますと・・・ちょっとひどい状態ですね。
ボロボロです。

イラレを使ってデカールのデータを作ります。
当初はゴールドの上に白文字を印刷する普通のパターンです

で・・・印刷してみますと。
やはりと言うか、いつものパターンで白が途切れ途切れになっています・・・
FORDの文字はゴールドがない部分に印刷していますので比較的綺麗に印刷出来ています。

それなら・・・ゴールドのストライプの上の白文字の部分にゴールドが乗らないように(白文字のくる部分には文字データを入れておいてゴルドが乗らないようにデータを変更しました。
それでも綺麗に出てないような・・・

三度目の正直で白文字とゴールドは別のデカールにしまして後で重ねて貼るように作戦を変更しています。
まあこれなら大丈夫でしょう。
ゴールドのラインの右側に小さな白文字が見えますね。

問題はこのゴールドの色なんです。
左右が違った色になってしまうとちょっと困りますよね・・・
その時は左右とも貼り直してしまいましょう。
こちらが修正を必要としていない右側です。
少し曲がっていますが・・・反対側みたいにガビガビにはなっていません。

ダメになっていたデカールをセロテープで除去します。
幸にしてクリアーコートをしてなかったので簡単に取れました。
まあクリアーコートしてあったら角の部分が欠けてしまう可能性も低かったでしょうね。
ストライプの上側にボディの上下を接着するための合わせ目がありましてそこからフラットブラックが少しはみ出ていましたのでタッチアップしておきます。
正直このタッチアップもデカールを貼った時の仕上がりに左右するんです。

そして白い文字を貼りました・・・このストライプの上側の白い文字が二重にデカールを貼った部分です。

いろいろな角度で確認しましょう・・・
幸にしてゴールドの色はそっくりでして違和感はないですね。

元箱に入れまして・・・完成です。
違和感無いかな??

今日はこれで時間切れです。
明日は定休日ですが本業を進めますよ、お楽しみに〜!!


本日も修理・・・ここからは難しいものが多いのでもうちょっとかかりますね

2022-10-02 22:23:17 | ミニカー修理

本日の山陰も良い天気で屋外が気持ちが良いですね。
お昼頃には気温が上がってきまして少し暑い感じかな〜。

オクラを収穫してから畑の周囲の草刈りをしておきます、今年は雨が定期的に降りますので草が凄く生えますね。
いつになっても草刈りが終わらないのです・・・。
最後にイチジクを収穫して早めに中に入りました(笑)

厨房係も今日はS百合さんがヘルプで来てくれたので楽ができました。

で・・・本業ですね。

1/12スケールのFerrari126C2ですね。
かなり大きめですがまあ1/12と言いますと日本ではビッグスケールのカーモデルとしてはまあ普通なのかもしれません。
お客様は県内の方でクラッシュさせてしまわれたらしいです・・・
まあ模型ですから怪我をされたわけではありません(笑)

破損箇所は右のフロントサスペンションに強い力がかかったらしくアッパーアームの塗料が剥げています。
アッパーアームは壊れているわけでは無いのですが塗装が剥げてしまうところをみますとよっぽど強い力がかかってしまったんでしょうね。

ステアリング系のタイロッドも折れています。

不思議なのは・・・ロールバーも壊れていますので箱ごとひっくり返ってしまったのでしょうか?
ロールバーの部品はバラバラになってしまったらしいですが・・・
ロールバーのつく部分には接着剤の跡があります・・・
お客さまに聞いたら自分は触ってないと言われていますので壊れたのをお買いになられたのかもしれませんね。

これから見積もりです・・・
と言っても接着剤の跡を剥がさないと見積もりができないのです・・・と言うのもこの接着剤が瞬間接着剤なのかそれとも他の接着剤なのかで修理の値段が変わってきます。
瞬間接着剤ならその部分を研磨してウレタンクリアーの補修塗装が必要になりますのでその作業が加算されることになります。
それ以外ならまだ綺麗にクリーニングする方法がありますからね。
使われていた接着剤は恐らく2種類でエナメルシンナーで溶けるものとラッカーシンナーでしか溶けないものでした。
でも見積もり前にクリーニングできたのは幸いですね。
ボディのあちこちにも接着剤が付いていましたが綺麗になりました。

修理をするには形状の確認や寸法の確認をしなければなりません。
特にロールバーは付いていた現物を送っていただいてないので何か他の資料を探さないといけません・・・
今回探し出したのは・・・
プロターの1/12Ferrari126C2です。
これならスケールは同じですし以前に一度作っていますので多少は頭の中に残っています

無くなっているロールバーの部分を見てみますと・・・
キルスイッチもロールバーについているんですね〜。
このキットから太さとか長さ・・・取り付け角度などを推測します。

インストはこんな感じになっています。
ロールバーには2枚のデカールが貼られる様になっています・・・キルスイッチの形状も正しいかどうかは別としてこれでほぼわかりますね。

ロールバーは太さが2.5mmほどなので持ち合わせの素材にありませんでした。
お客様にご連絡をしまして、かかる費用を説明させていただきOKが出ましたので素材を発注しました。
見積もりではロールバーは洋白の素材を使いまして塗装はクリアーの塗装のみ・・・という予定です。

先にタイロッドを修理しておきましょう
折れたタイロッドの中心に0.5mmの穴を開けます。

本来ならタイロッドを一旦外したほうが正確な修理ができるのですが・・・
アップライト側もステアリングギアボックス側も瞬間接着剤で接着されていまして外れないのです。
多少接着部分に段はありますが・・・仕方がないかな〜??と思ったり。

タイロッドにペーパーをかけてならしています。

タイロッドが外れたらもっと綺麗になんとかできるのですが・・・この状態ではなかなか難しいかな〜。

でも・・・
なんとかするのが私の仕事ですね。
マスキングしましてアッパーアームの塗装をしましてね。
タイロッドも塗ってみました・・・
如何でしょうね〜。
言われなかったらタイロッドが折れたのはわからないんじゃないかな〜。

続いてメイクアップのF40LM &アルファロメオティーポ33の修理&ケースの交換です。
F40LMはこれから修理ですからね・・・まだリア付近は外しただけで手付かずです(笑)

ティーポ33は昨日修理をしていましたのでこれで完成ですね。

続きは明日ですね。
修理は時間がかかりますからね〜。

多分・・・水曜くらいまでは修理になるかもしれませんね。
しかしながら・・・修理の中にも勉強になる部分は多々ありませからね〜、手を動かすことで損になる事は全くありません。


今日も修理です・・・アトリエ少し広くなったかな?

2022-10-01 22:29:43 | ミニカー修理

本日の山陰はとても天気が良くて朝のうちはまだ過ごしやすかったですが、お昼頃から暑くなりましてエアコンを入れなければならなくなりました(笑)

出勤してすぐに畑のオクラの収穫をして切っておいたナニワノイバラの剪定屑を焼却処分しました。
こんなに煙が出ますから消防署に連絡しておかないとね・・・ゴミも少なくなって少し片付きました。

今日は早めにアトリエに戻りましてメールをチェックしますと・・・
また来ました「詐欺メール」です
今度は「スルガ銀行」だそうでしてその前が2回連続で「みずほ銀行」その前が「みずほ銀行と国税庁」連名だったかな?
続いて「e Tax」とか「税務署」とか・・・いずれにしてもメールの登録をしてないので「詐欺」であることがすぐにわかりますね。
第一「スルガ銀行」ってどこにあるのか知らないのですよ(笑)
まあ大まか静岡県であることはわかりますけどね・・・

本日発送予定だったI田様のミスタークラフトのF40ですが・・・
右のマーカーランプのカバーが浮いているのが発覚しまして発送を中止して修理しました。
この部分はあまり浮かないのですが・・・何はともあれ発見できてよかったですよ。

お昼は程々だったかな〜
いつもの時間にはアトリエに戻りまして本業開始ですね。
今日も修理を進めています。
今日は関東方面のT代様のアルファロメオティーポ33です。
フロントとリアのウインドウが浮いていました。

フロントウインドウを外しています。
ワイパーアームが上から出ているのがちょっと新鮮か・・・。

この車は結構複雑なウインドウの形状ですからね・・・外れても不思議ではありません。
マスキングテープだらけになっています・・・。

早速修理完了ですね。
形状は複雑ですが修理はそんなに難しい事ではありません、ただ丁寧にすれば大丈夫でしょう。

続いてF40ですが・・・この部分はあまり浮かないのですが・・・。

修理が難しくないのでそう大きな問題ではないのです。
とりあえずこのF40は部品を外してタッチアップして待機中です・・・

そういえばリアのフラップの部分も外れていました。
ボディの横幅と比べますとフラップの板はボディの幅よりも大きくて出っぱってしまうので少し削りました。
多分元々はボディと同じ幅だったと思いますがボディが収縮したんですんね。

今日は少し残念な報告があります。
BBR1/43のF-1モデルの修理を沢山送っていただいていたのですが・・・
ほとんどのモデルでリアウイングが後ろ下がりになっているのです。
ほとんどのモデルは2004年以降のモデルだったのですがボディがレジンでリアウイングの支えるステーはリアウイングの前側についています。
気温の高い部屋の中で長期間保管されていたらしくリアウイングが後ろ下がりになってしまった様です。
とりあえず温めてウイングを上げれば元通りになるかもしれませんが・・・耐久性を考えますとちょっと?なんですよね。
また再び比較的短時間でリアウイングが後ろ下がりになってしまう可能性がありますのでお客さまとご相談させていただきまして修理の再検討をしていただくことにしました。

リアウイング以外の部分で修理が可能な部分は修理しておきました。

まずはF10のフロントウイングですが・・・
フロントウイングの翼端板が二重構造になっておりまして外側の部分にはデカールが貼られていませんね。

この文字が半分なかったんですよね。
なんでこんな事になったのか・・・?ですが・・・。

白文字の印刷をしておきました。
かなり小さいのですが大きさがわかりにくいですよね。

白文字のデカールを必要な部分だけカットして作って貼っておきました。いかがでしょう??

この部分は二重構造なんですが・・・
裏側にもデカールはきちんと貼られているのです。
BBRのメーカー完成品なのではみ出した接着剤には目を瞑るしかないでしょう(笑)

続いてアンテナです。
まずはピトー管の角度が変ですよね?
前に倒れています。

このピトー管ですが何をする物かご存じでしょうか?
飛行機のプラモデルを作られる方はよくご存じでしょう

スピードを測るためのセンサーなんですよね。
だから角度は非常に大事なんです。

そして一番左側のアンテナですが・・・

白くなっているという事でフラットブラックをタッチアップしました・・・が。

外れちゃったんです。
いきなり・・・
右の黒いものが付けられていたアンテナなのですが、ボディ側に穴があるのにも関わらず・・・差し込み部分がないのです。
つまり下側にエポキシ系の接着剤をつけて差し込まずに「ペタッと貼りました」という感じなんですよ。
デカール加工した上にそのまま貼られていますから接着強度もへったくれもないのです。
仕方がないので洋白線の0.2mmとアルミパイプを使って作ってみたのが左側のアンテナです。

フラットブラックに塗ってから取り付けました。
こうなりますとまえがわのアンテナも気になりますが拡大してみない限りこんなによくはわからないのです。
まあこのアンテナは私がハンドメイドする場合は普通なんです・・・

ウイング関係に塗られているホワイトの部分ですが・・・クリアーがかなり黄ばんでいます・・・ですがこれもまた時間の流れというものです

塗り替えれば分解しないといけませんから作るほどかかります、送っていただいたミニカーを全て修理すればタメオのメタルキットのハンドメイド完成品が買えてしまうくらいかかってしまいます・・・
タメオのキットを組んだものならホワイトメタル製なのでリアウイングが下がってしまう事もありません。

最低限ピトー管の角度だけは直しておきましょう。
まあこれは頼まれたわけではありませんが・・・

そしてこのモデルは左のバックミラーが外れていて修理希望だったのでこれは修理をしておきます。
この年式は左右でミラーの場所が違うんですね。

接着剤が硬化しますと修理完了です。
マスキングテープを外しました。

もう一つ・・・コクピット前側にニュートラルスイッチを示すマークがなかったんです。

多分バーコードのデカール加工をするときに忘れていたのかな?
今まで作ったキットの余ったデカールを探しましたが無かったんです。
仕方がないのでタメオの新品キットのデカールを出してきて使いました。
写真の右下の部分にありますね。

余ったデカールでこんなものがあったんですが・・・
Nの文字の部分の赤い色が違うと格好が良くないのでね。
中央部分にありますが・・・文字と周囲の部分が赤になっているのです・・・白い部分を抜いておいていただくだけでよかったんですが・・・シャープに見せたかったのかな??

使ったんはこれだけです・・・(笑)
このデカールは白い部分以外は色を抜いてありますので下地のレッドが違っていても使えます。

他の248と同じ位置にNマークを貼りました。
タメオキットではボタンのシルバーの丸い部分まで再現してありますね。
BBRでは流石にスイッチは再現してありません。

ご覧になっているお客様にはどれがどれなのかよくわからないかもしれませんね。
明日はもう少しわかりやすいものを進めます・・・材料がないので途中までですが・・・。

明日もがんばりましょう。

 

 


修理続行です

2022-09-30 23:08:55 | ミニカー修理

本日の山陰も天気が良くて降水確率は0%(だったと思う)
気温はそれにつられるように上がってゆきまして30度近くあったんじゃないでしょうかね出勤してオクラを収穫し・・・ナニワノイバラを運んで焼却処分していますと暑いです。
最近、涼しい日が続いていますから少し暑いと体がこたえますね。

剪定くずは大部分運んで片付きましたが・・・まだ箒ではいて綺麗にしておかないと枝が落ちていると踏んでしまって怪我をすることもるのです。

汗をカキカキ控え室に戻りますと・・・
もうアトリエまでは戻る時間がなさそうですね。

と言うことで午後から本業開始ですね。
今日も修理です。
昨日の続きですが・・・
BBRの250GTOでしたね。
スペーサーとネジの締め具合に問題がありリアの車高が下がってしまった部分を直します。
スペーサーの部分の写真は昨日ご覧いただきましたので今日は車体側です・・・
この下の写真で気がつかれることはありませんか?
私は2つ気がつきました。

まずは車体を固定するビスはかなり締め込まれていたらしくこんなにタイヤが変形しています。
潰れたまま変形しちゃったんですね。

もう一つはボディの裏板になるシャーシの止めネジがないのです。
つまりシャーシはボディに接着されてしまっていると言うことなんですね・・・つまり簡単には分解できないと言うことなのです。

でも直さなければなりませんので分解しました。
まあ思った通りグルーでべっとりと接着されていました。
グルーなのでボディとベース板の間のネジを強く締めたままにしておきますと・・・少しづつですが車高が下がってきます。

この様なモデルの場合この車軸を支えるのはボディとの間にあるグルーの樹脂なんですが・・・下の写真をご覧になれば分かるように車軸の上側にはほとんどグルーがない状態までボディが車軸に押し付けられていますね。

まずはリアの車高調整です。
目分量で見た感じではフロントよりもリアが0.5mm低い様に見えます。
シャフトの通る部分に0.5mmのプラ板を差し込んで車高を0.5mm上げます。
グルーは温度の変化で柔らかくなって車高が変わりやすいのでエポキシ接着剤に変更します。
せっかくなので長く楽しんでほしいのです。
0.5mmですがこれでマフラーを引きずってしまう様なことはないと思います。

車高の方が一段落しましたのでコレでリアウインドウの方に戻ります。
リアウインドウはステンレスのエッチングなのですが経年変化で表面に酸化皮膜ができています・・・つまり光り方が鈍くなっているのです。
せっかくなのでコンパウンドを使って少し磨いておきましょう。

今回はウインドウモールだけが外れていましてウインドウ自体はまだしっかりとボディについていましたので外すことはしませんでした。
無理に剥がすとウインドウを傷めてしまう恐れがあるからなのです。
磨いたモールをウインドウに戻します。

250GTOの修理完了です。
残りはサイドウインドウを引き違いに直すのかどうかなんですけど・・・多分今頃はお客様は悩んでいらっしゃるのかもしれませんね。
サイドウインドウの部分はご返事をいただいてから手をつけることにいたしますのでこのモデルはしばらく休憩です。

修理をしていましたら・・・
新しい修理物件が届きました。
ちょっと大きめ?それとも沢山入っている?

届いた荷物はこのあと中を確認しまして・・・何が入っていたのかは・・・後日のお楽しみですね。
荷物を送られたお客様だけが自分の荷物が届いているのを確認出来るかと思います。

続いて昨日修理をしたF40ですがワイパーを取り付けてボディをクリーニングして修理完了ですね。

続いてT代さんのF40の修理です。
と言っても見積もり状態です。

リアウインドウの後ろ側が浮いていますね・・・おまけにその後ろのエア抜きの部分の蓋も浮き上がっています。
この部分は左右が強く接着されていますので中央が浮きやすいのです。

少し前にお買い上げいただいたイオタですが・・・コクピット内の助手席シートの脇についているグリップ部分が外れてしまっていました。

送った時は大丈夫だったのですが接着剤が緩んでいたらしく輸送途中に振動で外れてしまったらしいです。

シャーシを分解してコクピットのパーツを取り出しますとかなり手間がかかりまして必要ない部分まで分解しなければならなくなります。
なのでサイドウインドウを外して部品にアクセスします。

部品を取り付けましてサイドウインドウを元通り取り付けますと修理完了ですね。

修理は結構時間がかかりますね。
この1週間くらいかかりそうな感じがします・・・。

残業もやりたいのですけどね〜。
体がふたつ欲しいくらいです(笑)