Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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OM Superba MilleMiglia 1927 完成

2017-06-30 21:55:43 | OM Superba 1927
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本日の山陰はお昼前に雨がぱらつきましたが大きく降ってくることはなく・・・
一日中蒸し暑く気温が高い状態が続いておりました。
蒸し蒸しと暑いと疲れますよね〜
室内はエアコンを入れていますので涼しいのですが
屋外に出たり入ったりしますとやっぱり疲れます(笑)

さて本日の仕事は・・・こちらからですね。
四国の方からご依頼がありまして展示ベースを製作しています
先日友人のN君に頼んだ木製のベースが昨日出来てきました。
この木製ベースは2種類でこの上側に元々の完成品のアクリルベースが乗るような構造になっています。

なのでこの一番上の段の部分は少し幅を広くしておきましてここに透明アクリルのカバーが乗る部分なのです。

そして木製ベースに着色します
オイルステインを使って着色してゆきますが一度に濃い色をつけてしまいますと元に戻りませんから少しづつ濃くしてゆきます。
どの辺りで止めるのかなかなか難しいのですよね〜

さて本日はOMのラストスパートですね(笑)
まあそんなに力まなくても大丈夫と思いますよ・・・完成は目と鼻の先です。
昨日お客様と連絡を取りましてホーンの仕上げについて意見をいただきました。
結果は私の考えと同じでしたのでその仕上げにする事になりました。
少しだけ違うのはここの部分です
ホーンは昨日のうちに真鍮の酸化防止のためにラッカークリアーを塗っておいたのですがシンナーに浸けてラッカークリアーを落とします。
お客様の希望は酸化していく真鍮製のホーンをも楽しもうと言われたのです。
なるほど〜!と言う事でラッカーをシンナーで落としたわけです。

取り付けてあったステーを付け直します。
私が作ったステーはホーンの上側に有ったのですが、実車の写真を見ますとホーンの下側にあるのがわかりました。
ここきにきての作り直しはちょっと大変なのですが・・・せっかくですからね。

作り直して磨き直して完成したのがこちらです
どれだけ小さいのかご理解いただけますよね。

ウインドウのステーに接着しました
当初から取り付けられるようにステーを作っておきましたからなんの門愛もなく取り付けができます
ここで質問です
なぜ下向きに取り付けられているのでしょうか?

理由は走行中に雨が降った時に水平に取り付けていますと雨が入ってしまいホーンが鳴らなくなるからですね。
ホーンの後ろ側には空気を送るためのゴムのポンプがついているのですがこの中に雨がたまりますとホーンが鳴らなくなるのです。
そのゴムのポンプをつけて見ました。
写真の角度で少し前下がりがきつく見えますが・・・本来はもう少し水平に近いですかね・・・


メイクアップさんから送られてきた木製ベースに取り付けてやっと完成ですね。


明日は完成写真を写してから発送する事になります。
指の怪我をしてから少しペースが落ちてしまいました・・・お客様大変お待たせを致しました。

最終組み立て・・・完成まであと少しですね。

2017-06-29 22:20:24 | OM Superba 1927
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本日は朝から曇り
お昼頃から雨が降り出しましたね。
しかし湿度が高く気温も高めで如何にも梅雨の天気という感じでしたね。

そんな中ですが広島県からお客様が修理品を受け取りにいらっしゃいました
少し大きくて重いものだったのでなかなか発送して納品ができない商品だったのです。
概ね満足していただきまして修理をした当方も肩の荷がおりましたね。
と同時に次の依頼品も置いてお帰りになりました(笑)
いつまでたってもエンドレスですね・・・

そして四国の方に頼まれていた木製の展示ベースも完成して友人のNさんが持ってきてくれました。
こちらの方はまだ塗装がありますので数日かかるとおもいます・・・
でもなるべく早く仕上げておきたいのです・・・塗装は時間がかかりますからね放って置いても良いことになった試しがないのです。
ちゃっちゃとこなしておきたいものですね。

皆さんがお帰りになってから私の仕事が始まります。
本日はホロの骨にピンを打ちましてボディに固定いたします。
まずはピン打ち作業から・・・

ボディに取り付けますとこんな感じになります。
私の知っているホロはホロの骨が1箇所でボディに固定されているものが多いのですが、この時代のものはそれぞれの骨が別々の支点を持っています。
どんな風にホロをかけるのかよくわからないのですが・・・実車の写真ではこんな感じになっていました。

次はラジエターの跳ね石防止のメッシュにつくエンブレムを仕上げます。
このエンブレムはキットのオリジナルではメッシュに一体にエッチングで表現してありましたが、メッシュを作り直しましたのでエッチングで新造しました。
素材は0.2mmのステンテス板ですね。
このままでは金属表面が曇っていますので金属板に接着してバフがけします。

バフがけしますと文字の間に使用済みの研磨剤が入り込みまして汚く見えます。
仕方がないのでアセトンを粗めの塗装筆につけましてゴミを取り除きます。
それにしても小さなものですね下側の四角は1.0cmの四角ですかr大きさが大体わかりますね。

写真が良くないのでタイヤが曲がってるように見えますが・・・
エンブレムはこんな部分についています。
この時に位置や角度をよく研究しておくことが必要ですね。

エンブレムを貼り付けて見ました
角度とかよく観察して取り付けます場所や角度によってうい文雰囲気が変わったりいたします・・・注意をするポイントの一つですね。

倒してあるフロントウインドウを0.2mmの塩ビ板で作って見ました。

そして倒したフロントウインドウの角度を調整したり固定するための蝶ナットを取り付けて見ました
どこについたかわかりますでしょうか?
まあ大丈夫ですよね・・・

さてまた困った問題が・・・
当時の写真を見ますとこのホーンがなかなかいい感じなんですね〜
このホーン実車では何やら塗装をしてあるみたいですがモノクロ写真しかないしね・・・
色が全くわからないのですよ・・・?

明日はホーンをつけて完成かな!?

新しいカテゴリーを追加しました

2017-06-28 21:27:17 | Maserati A6 GCS
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本日は移り変わりの激しい天気でしたね・・・
と言うのも家内のお供で朝から中国山地を超えて広島県の世羅町に行ってきました。
バラ園の見学です。
なかなか広くて広大な敷地に最大8000株ものバラを植えるそうですよ・・・すごいですね〜!
現在は6500位なので今年の秋には1500位植えると言うことでしょうね・・・。
行き帰りの道中では雨が降ったり止んだりを繰り返していました、一時期はかなり降った感じでしたね。

夕方帰ってから少し仕事をしていました。

本日は新しいカテゴリーを追加します。
それはMaserati A6 GCSです、この名前を聞いてピンと来られた方も多いでしょう。
当方がフランスのモデルアートさんから輸入販売したキットになります。
ご依頼の相談をいただいていたのはもう随分前になりますがやっと制作開始をご報告することができそうです。
本来ならもう少し前にカテゴリー追加をしておけばよかったのですが・・・最近少々修理が多くてなかなか時間が取れなかったりしましてね〜遅くなってしまいました。
他にも山のような仕事を抱えておりまして・・・なかなか一気に片付けられないのです。
まあそんなにインスタントな仕事をご希望の方はいらっしゃらないでしょうけれどね・・・。

キットはこんな感じですよ・・・この頃はエンジンキットが別箱の普通の仕様だったんですね。
ちなみに今は同梱の物が多いです。

エンジンキットの方はこんな感じです
マセラティということで直列6気筒DOHCエンジンですが形状はなかなか見慣れないですね・・・
ですがプラグコードとか追加してあげると雰囲気が良さそうですね・・・ボンネットは真鍮板を叩かないといけないかな〜。

ボディを包んでいたビニール袋ですが041と書いてありますね

ボディの方にも041の刻印が入れられているところを見ますと厳格に数が管理されているようですね
モデルアートは111個しかキットを作っていないと言っていますのでこれだけ厳格な管理をしている所を見ますと貴重な1個ということがわかりますね。

ボディ関係のキットはこんな感じです。
ボディの大きさが絶妙なのは実物を見ている人しかわからないでしょうけれど・・・実に良い形、良い大きさですね〜。


現在資料を集めて制作の準備に入りました・・・これなら指が怪我していても出来る仕事です(笑)

ホロ骨の作り直しとトノカバーのホックの取り付け

2017-06-27 21:11:30 | OM Superba 1927
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今日は午前中は晴れ、午後から曇りでしたね。
夜には雨が降ると言われていますがどうなんでしょうか・・・降ってくれると嬉しいですけどね。
明日は午前中に潅水が出来ないんでね〜
午前中は鉢植えのものだけ潅水しまして畑の作物には潅水していません、理由は根がつきましたのでそろそろ自然任せにしておきたいのです。
水をもらう癖をつけてしまいますとこれから先雨が少ない時に弱ってしまう事になります。
今から鍛えておかなければなりません・・・(笑)
そして通販のミニカーをパッキングしまして発送をしたりその準備をしたりとなかなか忙しいですね
そうこうしているうちにお昼になりまして昼食をとりました
午後からは安来市文化協会の理事会です、常任理事ですからなるべく出席をしなければなりませんよね。
まあ責任がありますからね・・・。

帰ってから制作開始です。
今日はホロ骨の取り付けをしようと思ったのですが、当てて見ますと若干長さが不足気味でして・・・カツカツで使えないことはないのですが・・・
気になるので作り直しました
塗装の厚みのせいで縦に3本並べるのも厳しかったのです・・・。
最初の骨は0.8mmの帯金を使ったのですが塗装の厚みを考慮して0.7mmにしておきました
0.7mmの帯金に0.4mmの穴を開けますから穴の周りの部分は0.15mmくらいしか残らないのですが・・・6本の骨を作りましたが1つも失敗せずに穴を開けることができました。
自分で自分に感心してしまいました・・・最初の骨は2〜3本失敗したと思いますけどね。

穴あけを失敗しなかったのは指の調子も有ったかもしれません
昨日病院に行ってからピンバイスが使えるようになりました・・・と言っても昨日も使っていたのですが・・・使っている指が違うのです。
通常私は人差し指と親指で回しますが人差し指を怪我してからは中指と親指を使って穴を開けていたのです。
穴は空きますけど安定せずキリが折れてしまったりキリの先が移動して思った部分に穴が開かなかったりしていました。
人差し指が復活したので安定的に穴が開けられたのかもしれません。

今度は塗装です
このホロ骨はレストアした最近の車では木製か?と言うような色のものもありますが多分金属製だろうと言うことでセミグロスブラックに塗っておきました。
この場合もサフはウレタンを使い密着をよくします。
セミグロスブラックは塗装を薄く仕上げたいのでラッカーをチョイスしました。

塗料が乾くまで触ることができませんからトノカバーの留め具を取り付けました
金具自身はインセクトピンと金属リングを使いまして再現したものです。

反対側もこの通りです
ここで気をつけなければならないのは取り付けの穴をコクピット側まで貫通しないことですね。
貫通させてしまいますと綺麗な仕上げが望めませんからね・・・。

後ろ側のトノカバーの部分も止め金具が必要でしたね〜。すっかり忘れていました(笑)
これは油断をしていました数が足らなかったです・・・。


反対側もつけなければなりませんからまだ完成ということになりそうにないですね。
やっぱり完成は木曜日か!?

ステアリング周りのパーツ取付け

2017-06-26 21:19:08 | OM Superba 1927
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本日は大変良い天気でした、きのうの雨が嘘の様ですね〜
昨日雨が降って今日は晴れですから降った雨が蒸発しまして気温はまずまずながら湿度が高くて蒸し暑い感じがしたのは私だけでしょうか?
雨のお陰で本日は潅水からも解放されまして朝一番で指の為の通院でした。
消毒とテープの交換だけなんですがまあ順調の様です、これなら来週は抜糸が出来るかもしれませんね。

また痛いかもしれませんが直る為ですから仕方が無いですよね(汗)

午後からは制作です
昨日作ったステアリング系のロッドにもう一つキャッスルナットを取付けました。
こちらの方は割りピン付きですが・・・写真が小さくて見えないかもしれませんね。
実物をご覧頂ければ何となくピンが付いているのがわかるのですけどね。

そして車体に取り付けてみました
こんな部分に付きます
実車は上側のシャフトがフェンダーを貫通してボンネットフードを貫通してその内側に有るギアボックスにつながっているはずです。

そして先ほど取付けたアームの先からフロントのナックルに向かってロッドが伸びます
このロッドでステアリングを切る事になります。

さて先日指をケガしたのはご報告しておりますが制作の方は出来ております。
しかし工夫をしないと作れない事は多々有ります。
今まであまり書いておりませんが一つだけご紹介しておきましょう。
皆さんが手をケガされた時に参考になる!?かもしれません(笑)
仮組でも組立て時にもピンバイスはよく使いますよね
ピンバイスの刃の出る量はなるべく少ない方が折れ難いので良いのですがあまり短いと差し障りが有る場合も有ります。
ですからその都度調節をするのですが右の人差し指をケガしてしまいますと右側で細いピンバイスを緩める事が出来ないのです。
しかもゆるいと穴が開かず一緒に回ってしまう事もしばしばですね・・・。
そこでニッパの握り側に付いているギザギザの部分にくわえておきまして右手で上から太腿の上に押し当てて固定しておきまして左手でチャックを緩める方法をとっています。
いくつか試したけどこれが一番やりやすいですね・・・。
まあ普通にペンチを使っても良いのですけどね・・・こちらの方が支点に近い部分にくわえられるから少しの力で固定出来ます。

次はフロントフェンダーのステーの取り付けです
昨日作っていたものに塗装をしたものですね。
本日は塗装も完全に硬化しておりますので取り付けが可能です。

次はこんなパーツを出してきました
このパーツは大阪のHさんの所にお邪魔した時に譲っていただいた貴重なパーツです。
今回このパーツを使わせていただきます。

何のために?
と思われるかもしれませんが・・・
工具の袋を作りたいのです
ガソリンタンクの横に工具箱を作っていますが中身まで再現していないので何の為の箱なのか全くわかりませんからね。
ワインのキャップを使って袋本体を作っています。

袋は当時よくあったカーキ色の布製という設定です
中央には革製のバンドで縛ったのも定番の工作ですね。

そして工具を磨いてから差し込みます(もちろん接着しています)
如何にもそれらしく・・・
ですね
工具はプラグレンチ・ペンチ・メガネレンチ・スパナ・・・そしてホイールのセンターロックナットを締めたり緩めたりする為のカッパーハンマーですね

元々の工具箱の上側にこんな感じで配置しましょう
これなら如何にもミッレミリアなレースを戦う車に見えるんじゃないかな〜!?
当時は道も良くないし車も粗末な作りだったはずなのでレースの途中での修理はメカニック兼アシスタントドライバーが行なっていましたので工具は必須だったと思うのですよね〜。

トノカバーを接着します
先ほどの工具は半分くらいしか見えなくなってしまいますが・・・それでも良いのです。
手抜きはしていませんから・・・たとえ見えなくても中にはちゃんと付いていますから・・・見えないからといってできるだけ省略はしたくないのです。

トノカバーをつけてしまいますと見えるのはこんな感じですね。
如何にも私らしい作品ではないかと・・・こんなのを自画自賛と言いますね(笑)
でも満足感いっぱいの作品になりそう・・・

本日最後に取り付けたのはトノカバーの後ろに幌を畳んだものを取り付けています
この部分の構造は実車の写真が少ないためによくわかりませんが現在も残っているOMで同じような構造のものがありますからそれを参考にしてみました。


明日は定休日ですが・・・残るのはわずかな部品になりました。
明日か明後日には完成かな・・・いやいや明後日は広島県の世羅町までバラを見に行く予定なので・・・完成は木曜日くらいかな・・・!?