Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

修理をします!

2018-01-31 21:10:40 | その他
本日の山陰は気温はこの時期としては高めで6〜7度くらいかな〜!?
お休みだったので久々に羽を伸ばしに30kmほど離れた亀嵩温泉の玉峰山荘までお風呂に入りに行ってきました
平日なのでお風呂はガラガラでゆったり入れました
帰りに渡り廊下の窓から外を見たらこんなに長い氷柱が出来ていました
長さは2.0mくらいあるんじゃないかな〜やっぱり今年は寒いんですね〜(笑)

お風呂から帰って中庭を見ますとこんなに雪が溶けていました
昨日どころか今朝中庭を見た時には真っ白で地面が見えていなかったのに・・・
もうこれですよ!
何時間もお風呂に入っていた訳じゃないのに・・・

さて久々に命の洗濯ができました・・・大げさですが・・・。

残った時間で何をするか考えましたが修理を優先して行っておくことにしました
少し前に修理して送ったカウンタックに不備があったので返送していただいたのですが他に2つ同梱して送りますと連絡をいただきました
この時点で何の車種を送られてきたのか不明でした。
カウンタックの方は重複しますので報告は割愛します
他の2台のうちの1台は599GTOでした
599GTOの修理特にサイドとリアウインドウは高くつきます
理由はリアクオーターの部品を外さなければならないからですね
これが邪魔して修理が出来ないのです
最初の作業はこの部品の取り外しですね
特にサイドウインドウはこのパーツの下側に回り込んでいますので外さないとこのパーツの下側が確認できないのです
サイドウインドウに問題が出ている場合はこれを外して確認することは必要ですよね

一見綺麗そうに見えますが右のサイドウインドウの下側が膨れていますね

反対側は大丈夫そうですね

しかし599GTOはこれで修理開始にはなりません
ドアミラーがサイドウインドウのエッチングに取り付けられていましてこれを外さないといけません
実際にはボディ側はドアミラーがつく穴は無くてエッチングの裏側は空洞になっていますがこのミラーが瞬間接着剤で付けられているので足の部分がエッチングの窓枠の裏でボディについてしまっていますと外すのが大変厄介になってしまいます
今回は大丈夫でしたが以前に修理した時はミラーのボディにミラーの接着ピンが付いていて折れてしまいまして苦労しました(笑)

サイドウインドウを一旦外してから接着し直しました
接着剤が乾くまでマスキングテープで押さえておきます

サイドウインドウがついたらリアのピラーも接着して元に戻します
ドアミラーも接着します
今度は瞬間接着剤では無くゴム系の接着剤です
次に修理する時に困るといけませんからね〜

最後にワックスをかけてクリーニングします
599GTOはこれで修理完了です

次はこちらです
ポルシェ930ターボですね
これも少し前のブロブの記事をお読みになられてフロントの車高があまりにも低くて気になられたようです
この作業は足回りを分解しなければならないのウインドと比べると格段に手間がかかります・・・ということは他の作業に比べて少し高価ということなんですが・・・(笑)

フロントタイヤのハイトの半分くらいフェンダーが被っていますね〜
これはやっぱりちょっと低い・・・

いつものように台座から外してシャーシを外して分解します

シャーシを外してボディの下にプラ板を入れて車高を決めます
使ったプラ板は先日使ったものと同じものです、この状態でフロントは約0.5mm浮いています
ボディは下のガラスと平行ですがリアタイヤはガラスに当たっています。

シャーシはやっぱり曲がっています(笑)
まあホワイトメタルなので柔らかいですからね、すぐに曲がります。

簡単に治ります・・・手でエイ、ヤ〜ッて曲げています。

ヒートガンで温めて足回りを一旦分解します
そしてもう一度組み立てて先ほどのプラ板で車高を決めて固まるのを待ちます
この部分の詳細画像は忙しいので撮れないのです・・・

ひっくり返してヒートガンで足回りを分解していたらドアミラーが外れてしまいました
特に当たった訳ではなかったのですが・・・
しかもドアミラー側の取り付けピンが折れています・・・しかしボディの穴の中には折れて残っているピンが無い・・・
どう言う事か・・・
ピンが折れるほど強力に接着されていたなら穴の中に必ずピンが残っているはずですよね・・・
しかもこのドアミラーは瞬間接着剤で付けられています、他の930ターボは全てゴム系の接着剤で取り付けられているのは他の修理で経験済み。
と言うことは中国工場でピンの折れたドアミラーを瞬間接着剤で取り付けたのかな・・・!?

ピンの無いものを瞬間接着剤を使ってとりあえず接着するなどと言う事はしたく無いので細いドアミラーの足に0.4mmの穴を開けて0.4mmの真鍮線を使って接着ピンを付けておきましょう。
これだけでも接着強度はグンと上がりますからねお客様のもとでまた長く楽しんでいただけるでしょう。

そしてドアミラーを元どおりに接着しました
接着剤が硬化するまでマスキングテープの細切りで固定ですね

修理が完了したのでベースに取り付けてクリーニングですね
明日にはお客様の元に発送できると思います。


明日は通常営業日なのでデイトナのメーターを組み立ててゆきましょう。

塗装開始Ver.2&組立て

2018-01-30 20:28:17 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日は定休日1日目〜!
少し嬉しい様ないつもと同じ様な複雑な気分です(笑)

昨夜は結構雪が降っていまして今朝車の上には新雪が6〜7cm積っていました
心配しながらもアトリエに出勤しますとやっぱりここは少し雪が多いです・・・
家よりも多くてここは10cmくらいでしょうか・・・それでも雪が降ったり晴れたりを繰り返していましたが溶ける方が多かったらしくて夕方には随分減りました。
節分は近くなってきましたがまだまだ春にはなりそうに無いですよ。
山陰では節分頃に結構雪が降るのです・・・安心は出来ませんね。
本日の中庭の様子です


さて今日も仕事を始めましょう
まずはメーターパネルですがここはアルミ板で作り直しましたので質感は良いのですが酸化防止で塗料を塗っておかないと何年か経過して錆が出てしまいます。
どこのとは言いませんがアルミの切削リムを持ったミニカーでは5〜6年経過しますと錆てしまう物も有ります。
高価な物なのでなるべくその様な事が無い様にしたいのです
今回は目の細かなスチールウールを使ってヘアライン仕上げにしてからラッカーのクリアーを塗っておきます
そうそう下地のミッチャクロンは缶から出してエアブラシで塗っておきました・・・出て来たミッチャクロンに何やら細かなブツブツした物が混ざっていましたので塗料用のメッシュで濾してから塗ったのは言うまでもありません。

次はドアミラーです
まだ何も手を付けてい無かったドアミラーですがこの度やっとサフを塗りましたのでミラーの縁の部分を薄く削っています
しなくても良いかもしれませんがやっぱり気になりますから削っておきました・・・このレジンは硬いのでリューターを使っています

外部もサフを塗ったら結構凹凸が見えてきましたので全体にペーパーをかけています
この後もう一度サフを入れてからセミグロスブラックに塗装しましょう・・・まだ鏡を作っていなかったですね〜エッチングは付いていたかな〜??

サイドブレーキのレバーも塗装済です
グリップの部分と本体のレザーのカバーの部分は質感が違います・・・まあ素材が違うのですから同じはずは有りません
なのでこの部品もマスキングをしてグリップの部分はフラットブラックに近いセミグロスブラック、カバーの部分はそれよりも少し艶のあるセミグロスブラックに塗り分けています
簡単に作るなら同色で塗っちゃうんでしょうけど・・・せっかくこの大きさが有りますから塗り分けました。

ブレーキディスクを組立てます
ブレーキディスクは多分鋳鉄製なのでセンターのホイールを支える部分はフラットなガンメタリック・・・残念ながらここは余り見えないのですが・・・。
キャリパーは黒っぽいガンメタリックでグロス
ディスクのパッドが当たる部分はアルミの地金の色そのまま(勿論クリアーは塗っています)と言う事になりました
ホイールのスポークが結構太いので余り見えないかもしれませんね〜。
それでもキットのエッチング1枚よりは随分良いと思います

ステアリングはグリップにセミグロスブラックを塗りました
スポークはインスト通りにシルバーです
問題はこのグリップのセミグロスブラックです
バックスキンのグリップならフラットブラックですが当時はまだバックスキンのステアリングは無かったと思うのでここは艶のあるセミグロスブラックにしています
ステアリングって手でつかみますのでどうしても艶が出てくるんですよね〜レーシングカーですからグローブはされていると思いますがやっぱり使いますと艶が出るのは仕方が無いでしょう。

次はこれを何とかしなければなりません・・・これってわかりますか?
ステアリングの中央のホーンボタンですね
古いフェラーリはこの部分にメッキ製の大きく丸いホーンボタンがついているのです
まあこの部品はホワイトメタルなので磨いてピカピカにしても良いのですがやっぱり洋白の丸棒で作り直した方がシャープに出来ますよね・・・

右側が洋白で作り直したもの、左側がキットのパーツです
シャープさはやっぱり違います・・・

中央は4.0mmのエンドミルでほんの僅か掘っておきました
と言うのも中央にはフェラーリのエンブレムが付くのです
今回は樹脂でコーティングした市販のエンブレムを貼っておきました無かったらデカールを貼ってからウレタンクリアーを盛り上げる所ですけどね〜。
これでも十分なので・・・

ダッシュボードとセンターコンソールの部分を塗りました
シフトゲートの部分はプラスティック製!?の四角な部品が組み込まれている様なのでこの部分はセミグロスブラックにしておきました
面一に削ったのですが艶の違いで部品の質の違いを再現します

メータークラスターの部分やダッシュボードの側面部分などは実車では金属の成形品に縮み塗装がされているようなのでこの部分はグロスのブラックをエア圧を限界まで下げてザラザラに塗りました。ダッシュボードの上の方はおそらくバックスキンか何かの反射しない素材が貼られている様なのでフラットブラックで塗っています
これも質感が違いますね。
グロスの塗料を使っているのにつや消しになっているのがなかなか新鮮じゃないかと・・・(笑)

そしてこの部分の全体を眺めてみましょう〜!
遮熱の為のシルバーの内装はこんなな感じに見えますよ、いかがですか?
僕はなかなかいい感じではないかと思うのだけど・・・。
思った通りに作業が進むと大変気分がいいですね〜


明日はメーターを作るか・・・少し残っている修理をするか迷う所ですね〜。

塗装開始Ver.1

2018-01-29 21:02:27 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は曇りから雪模様に・・・そして夕方には結構気温も下がって寒くなってきました。
この数日は天気が回復する様な予報も有ったのにまた真冬になりそうですね。
今も深々と雪が降っています。

塗装の準備が大体できましたが細かな部分を見てゆきますと今のうちに直した方が良い部分がそこかしこに見えてきます
さすが1/12ですね〜
手を加えれば加えるだけ良くなりますからね〜
この部分もそんな部分です
シフトゲートの回りですがキットでは一段と高くなっていまして何か枠の様な物が付いた感じなのですが
ロードカーでは枠の回りの部分にはレザーが貼って有りましてその下は恐らくスポンジが入っているらしくレザーの部分が少し盛り上がっている位、またレース用のライトウエイト仕様ではいくつか種類が有るのですがクッションのスポンジが省かれているのか枠の部分とほぼ同じ高さになっています
これには少し理由がありましてこの枠の部分にリバースへのシフトミスを防止する為にリバースのゲートの部分にロックが付いていますので枠が高いとこのロックを付け辛いのではないかと言う心配も有ります
サフを塗る前にゲートの枠の回りにスジ彫りを入れておいてから枠を削り落としました。
この順番を間違えますと枠を削った後でスジ彫りを入れる事になり硬いレジンと相まってちょっと苦労する事になります
加工の順番は大切ですね

まだサフを塗っていなかった細かい部品(1/43と比べると大きいのですが・・・)にもサフを塗っています
部品が全体的に大きいのでサフの量を間違えたりしています
ダッシュボードだけでも1/43のボディより大きいのですからなかなか感がつかめません(笑)

これも直しておかなければなりませんでしたね〜
このビスですがボディとシャーシを止めるネジなのです
キットの標準ではナベ小ネジを使う様になっていますがここをナベ小ネジで止めますと作品を正面から見た場合に大きめのナベ小ネジの頭が見えてしまいます
せっかくの作品ですからここは皿ビスに替えておいて頭が見えない様にシャーシ側を削っておきましょう
そう言えば足回りを決める為の部品もナベ小ネジでしたのでここもついでに皿ビス仕様に変更しておきます
この部分は少しですがスライドする様になっていますのでちょっとだけ厄介ですがやっぱりネジの頭が見えるよりも良いでしょう。

少しずつですが塗装開始です
こちらはメーターリングですがセミグロスブラックで塗っています
この時代の車は内装がブラック一色の場合が多いのですが艶や塗り方を変えて質感が違う表現をしています
質感を変えて「別の部品なんですよ」と主張させたいのです。

メーターの文字盤の部分はデカールを貼らなければなりませんのでグロスブラックです
仕上げはフラットですがデカールを貼らなければならない部分はグロス仕上げにしておいて後でセミグロスやフラットに仕上げる事になります
2段階の作業が必要になる訳ですね

ステアリングは少々迷いましたが取り敢えずルフ氏の指示通りにしておきましょう
まずはスポークの部分にウレタンシルバーを塗りました
グリップの部分に少し凹みを発見しましたのでここにはポリパテを入れて修正しておきました
セミグロスブラックを塗る前にうっすらとサフを入れてペーパー目を消しておきたいですね

スポークの部分はシルバーにしたいのでマスキングしました
裏表が有ったりしますのでちょっとマスキングが面倒なんですね(笑)

ブレーキディスクは以前作って置きましたのでここから塗装です
もう塗っていますが・・・わからないかもしれませんね
金属地を生かして仕上げたいのでここは酸化防止にラッカークリアーを塗ってあります

塗装を始めてちょっとミスです
ダッシュボードとコンソール部分にフラットブラックを塗って・・・しまいました。
ここは断熱材のシルバーのカーペットを先に塗ってマスキングしてからフラットブラックを塗らないといけなかったんです・・・
仕方が無いからフラットブラックが硬化してからシルバーを塗ってマスキングしました

シャーシや残った細かな部品にサフを入れました
シャーシだけでも結構な大きさなので0.3mmのエアブラシではちょっと大変かな・・・
0.5mmで塗れば良かったですね〜
時間はかかったけどまあ何とかなったので良かったです・・・。


この調子だと明日も塗装をしながら組立てを始める事になりそうですね〜。

デフロスター吹き出し口

2018-01-28 21:07:05 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は曇り時々晴れでした、この数日を考えればまあ良い天気でしたね。
でも気温は結構低めですね〜午前中に塗料を送る為に郵便局まで行きましたが日陰はまだ凍結中でした・・・(笑)
ホンダライフが4WDである事を感謝しましたね。

まだ1月下旬、数日すると2月ですからね〜
節分頃には毎年寒波が来ますから油断禁物です
体重落としてから一気に寒さに弱くなってしまいました、体調は良いんだけどね〜。
両方良いなんて事は難しいのかもしれませんね・・・


さて本日も仕事です。
後がつかえていますからどんどん作ってゆかなければなりません。
今日はこの部分です
ダッシュボードの上に有るデフロスターの吹き出し口ですね。
キットではエッチング板が一枚貼られるだけです
しかし実車にはこの楕円形の板も無いし吹き出し口の立体感がなさ過ぎですよね〜
その上この位置はフロントウインドウ越しに良く見える部分でもあります
これではちょっと残念なので作り替える事に致します

この吹き出し口の部品を作る事が出来たらデフロスターの問題は簡単に解決すると思いますのでまずはプロクソンのフライスを使って吹き出し口のサンプルを作ってみます
直径を5.5mmに削った真鍮の丸棒にフライスで溝を掘ってゆきます
たまたま持っていたエンドミルが0.8mmしかなかったのでそれで深さを1.5mm程にして掘っています
本来ですと4つ欲しいので4つを一緒に加工するのが良いのですが、溝幅が0.8mmで良いのかまた吹き出し口のフラップが0.3mmで良いのかの確認用として加工を始めます

切削が終わったので掃除機を使って切り子を集めて拡大してみました・・・
思ったよりも良い感じなのでこれでいこうかと思います
刃物の位置関係を変えずにそのままの位置関係をそのまま使います

今回使う部品を削ります・・・つまり本番用という事です
所定のサイズにカットした真鍮の丸棒を4つハンダで連結します
上側のリングは一昨日エキゾーストの出口のリングで試作したハンダ線のリングです
もう使い道が無のでこんな場合にハンダ付けに使っています(笑)

削る面を整えておきます
高さが変化すると最終的に出来る物が歪んでしまったりしますのでここは大切な所です

素材をバイスに固定して刃物の上下方向を調整してから・・・左右方向は絶対に触らず(切削位置が変わってしまいます)・・・切削開始です
1.0mm以下のエンドミルを使う場合彫りの深さにも寄りますが送りの量は最低限にしておかないと必ず刃物を折ってしまうので注意しながら慎重な作業が要求されます

完成したのがこちらです・・・
全て一体に加工しましたのでハンダ付けの位置関係が狂っていなければこの様に全て同じ様に切削出来ます
まだデフロスターの吹き出し口には見えませんが・・・(笑)

4つの部品のハンダは外さないままバイスに固定します
そして各々の中央に有る吹き出しのフラップの角度を調整する部分を差し込む為のスリ割りを入れてゆきましょう
これくらいならフライスを使わなくても糸鋸で十分です

加工して来た部品を分解しまして中央のスリ割り(先ほど糸鋸で入れた部分ですね)に0.3mmの真鍮板を差し込んでハンダ付けです
余分なハンダが回らない様に気をつけないと修正が難しくなります

両端の飛び出した余分な部分を削って仕上げます
この部品は手で向きを変える為に両端が持ち上がった様な形状をしています
実車ではここを指でつまんで回したり吹き出しの角度を変えたりするんですね

続いてまた旋盤でリングを削り出しています
このリングは内径が5.5mm外径が6.0mmです
つまり厚みは0.25mmという事になりますね

リングはこんな風に使います
これで吹き出し口らしくなってきましたかね〜!?(笑)

リングの仮組が出来た所で引き出し口のパーツを薄く切り出しましょう
と言うのも切り出さなくても良いのですがそのままですとダッシュボードの上側の穴が深くなってしまうので加工が難しくなってしまうのです
ですから奥行きは欲しいけどいい加減な部分でカットして使わなければなりません
今回は飛び出したツマミの部分は別として厚みを2.5mmとしています

ダッシュボードに先ほどの部品を埋め込む為に穴を掘らなければなりませんがこの硬質のレジンにいきなりフリーハンドで穴を掘るのは危険ですよね
そこであの役に立たない!?エッチング板の吹き出し口の部分に6.0mmの穴を開けてダッシュボードに瞬間接着剤で貼付けました
そうなんですこれをガイドにして掘り込んでゆく作戦ですね
穴の配置もバランスが必要ですから直接ケガキ線を入れて削るよりもこの方が間違いが有りません

エッチング板をガイドにして穴を掘り込んでみました
最初は丸いボールエンドのビットを使って2.5mm程掘り込みまして後は大きめの円筒形の物を使って整えています
硬いレジンなので強くリューターのビットを当てると欠けてしまって隣りの穴とつながりそうなので緊張しました
いつもよりも時間がかかったのはそのせいですね〜。

作った部品を穴の中に入れて仮組をしてみました
如何ですか?
これだけ作るのに約一日と時間はかかりましたがエッチング一枚では出ない立体感が出たんじゃないかと・・・


明日はコクピット内の部品の塗装にかかりましょうかね〜

ABCペダルと遮熱カーペット

2018-01-27 20:07:26 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日も朝一番の仕事は雪掻きでした
そうですね〜昨夜のうちに7〜8cm程は積ったでしょうか・・・
昨日帰宅時に結構降っていましたからね〜それが積ったのでしょう、しかし気温は少し上がった様に感じるのは私が慣れたからでしょうか??
本日の雪は昨日程軽く無くて少し重い感じです・・・と言う事は水分が多い訳です・・・イコール気温が高いという事だろうと思います。
雪掻きをするには雪をスコップでまとめ易いのですがその分重いという事なんですね。
腰に来ない様に気をつけなければなりません。

さて今日も仕事です、張り切ってゆきましょう〜!(笑)
本日はコクピットの中で一番見え難い部品を何とかします
このキットにはABCペダルがエッチングで用意されています。
1/43のキットでも結構エッチング製のペダルが付いていますよねアレを大きくした様な感じの物が準備されているのですがさすがに1/12でこれは無いな〜と言う感じになっています
エッチングのパーツを見せる価値も無さそうな・・・などと言いますとファンの方に小言を頂きそうなんですが・・・。
余りなのでアクセルの部品から修正してゆきましょう
アクセルペダルの接着代側をカットしてから外径1.4mmの真鍮パイプにスリ割りを入れています
斜めに糸鋸でカットしてタガネで掃除しますと比較的綺麗にスリ割りを入れる事が出来ます
真鍮パイプの反対側までは貫通させていません。
このスリ割りの部分にエッチング製のアクセルペダルを差し込んでハンダ付けします

そして真鍮パイプの穴の中に1.0mmの真鍮線を入れて90度に曲げています
この曲げた部分はシャーシ側に穴を開けて差し込んで接着する接着ピンになる訳です
実車ではこの真鍮線の先にリンクが付いていましてアクセルペダルを踏みますとアクセルワイヤーを引っ張れる様になっています。

先ほどの1.0mmの真鍮線が入り込む穴をセンターコンソールに空けておきます
位置を正確にマーキングしておきましてリューターで削って仕上げればOKですね・・・難しい事では有りません。

次はBとCのペダルです
ペダルには色々なタイプが有ります今主流の上から吊り下げるタイプや下から生えてくるタイプ、またバルクヘッドの部分が斜めになっていてその斜めの板を通り越して生えているタイプとかが多いですかね。
今回は上から吊り下げるタイプなのです
この場合踏面と吊り下げのステーは一体のエッチングなのですがその力のかかり具合からこのステーの断面は左右の横方向よりも前後方向の寸法の方が大きいのです。
しかしエッチングでこれを再現する場合正反対の寸法になっています(横方向の寸法が大きく前後はエッチング板の厚みしか無い)
これではちょっとみっともないので少し見栄えを良くしましょう
ステー部分は0.3mmの真鍮板をカットして曲げたものです

先ほどのステーを接着の為の板にハンダ付けします
この時に角度が自然に収まる様に気をつけましょう

最後に踏面の部分をエッチング板から切り離しましてハンダ付けします
これならペダルに見えますよね(笑)
さすがに1/12なんですからこれ位はしておかないとね〜
いくら完成後には見えないと言っても残念な仕上がりになってしまう様な気がします

バルクヘッドの所定に位置に付けようとしたら少しバルクヘッドの位置が違っていまして・・・自然な配置になる様にバルクヘッドを削ってみました。

次はこれです・・・
一体何を作るのかよくわからないと思います
素材は鉛板の0.5mmですね、Amazonで買いました
こんな材料は近所ではなかなか売ってないんですよね〜(笑)
ではこれで何を作るのか・・・ですが
カーペットを作ります
内装パーツをいじり始めた頃にセンターコンソールの前側にキルティングの様なステッチの入ったシルバーのカーペットが敷かれていたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
キットではレジンの部品の表面にモールドされていましたが・・・
その後このモールドを直すのは困難という事でパテ埋めしてしまいました
そのカーペットを作ります

事の発端は先日コメントを頂いたOKミケーレ・アルボレートさんが教えて下さった画像の一部にシルバーのカーペットが写っていたのです
一昨日の上から7枚目の画像がそれですね
薄いゴム板の上に鉛板を置きまして上から幅の広いレンガタガネを使ってプレスします
同じ方向に斜めにプレスしています・・・

そして今度は反対側の向きでプレスしますとこんな感じに・・・少しずつカーペットに見えて来たでしょ!?(笑)
但し余り強くプレスしますと素材が鉛なので切れでしまうので注意が必要です

当初作っていた型紙に合わせてカットして曲げてコンソールに仮合わせしてみますと・・・
斜めの線が1本だけ強く入っている様に見えますがこれは斜めの基準になる様にマジックで書いた物です
後で拭き取っておけば問題は無いと思います

心配な貴方の為ににマジックを拭き取っておいた所です・・・綺麗になりましたね。
続いてコンソール側の物も作って置きましょう・・・
ステッチは100%は合わないかもしれませんが形状が実車と違うのもちょっと残念なのでね


明日はダッシュボードのデフロスターの吹き出し口の加工を行いましょう
これは結構時間がかかります(笑)