先日ボディの大部分が完成したフェラーリF2008ですがまだまだ大切な作業が残っています。
何かと申しますと
ご指定の展示ベースに止める作業なのです。
普通ならこの作業は制作サイドに任せられる作業なのですが今回は並べるべき部品が沢山有りますので一応配置をメイクアップさんの方に相談してから取付ける事になります、まあ当たり前の事なんですが・・・。
打ち合わせの結果こんな感じになりました。
いくつか配置のプランを考えたのですがこれが一番と言う事になりました・・・
このままの配置を保つ為にマスキングテープを1.0mm幅に切った物を準備しておきまして貼って位置を確定致します。
次の作業は・・・?と思われるのも無理は無いです。
全く違った作業をしている様に見えますね。
ところがそうじゃないんだな~。
内径0.6mm外径1.0mmの真鍮管を磨いております・・・長さ4.0mmにカットして先を少し丸める様に磨いています。
同じ物を8個作りまして両面テープで爪楊枝に貼付けまして塗装の準備ですね。
そしてフラットブラックにグレーを入れた物を塗りまして・・・
まだ想像がつかないでしょうか?
この真鍮パイプはカウルスタンドの足の一番下の部分ですね。
つまり普通のカウルスタンドは地面に付く部分にゴムのキャップが取付けてある事が多いでしょ!?アレですよ~!
キットのカウルスタンドを展示ベースに開けた穴に接着すると短くなってしまいまして少し不自然に感じるのです、ですから展示ベースに開けた穴に真鍮パイプを差し込んで少し上に持ち上げておいてその中央の穴にスタンドを差し込もうという作戦です。
展示ベースに穴を開けます1.05mmが良いのですがキリが無かったので1.1mmの穴をあけます。
穴の深さは3.0mm程ですが同じ深さの穴を開けるのは結構難しい・・・
なので穴を明けたい寸法+0.5mmだけキリをピンバイスから出しておきまして・・・
実際に穴を開ける場合には0.5mmのプラ板に穴を開けてキリを通し展示ベースの下穴に入れて穴をあけます。
なぜ0.5mmのプラ板を挟むかと言うとピンバイスが展示ベースまで当たる程穴をあけますとチャックの部分がアクリルの部分に当たって傷を付けてしまうのです。
なので挟んで穴を開ける事によって傷付きを防止するのです、まあプラ板じゃなくても厚紙でも何でも良いのです。
直接当たらなければ何でもOKですね。
下の展示ベースには既に穴が開いています・・・ちょっと見え難いですが・・・。
マスキングテープは位置を決める為の物・・・です。
展示ベースの穴に先ほど作ったカウルスタンドのゴムの足を先に取付けます。
1.4mm程出っ張っていますかね~(笑)
ノーズのスタンドは接着するべきか否か迷いましたがアクリルの大は結構滑り易いので無用な傷を付けない様に接着する事に致しました。
その為にはスタンドの後側に0.8mmの洋白線をハンダ付けしました。
このスタンドですがメタル製のノーズを2個のぶら下げなければなりませんから0.8mmの太さは必要ですね。
ついにカウルスタンドを取付けるときが来ました・・・
接着剤は余計なはみ出しが無い様に真鍮パイプの中に接着剤を適量付けておいてからスタンドの足を差し込みます。
このカウルスタンドの上にカウルを載せてみますとスタンド自体は固定してありますからツルツル滑る事は無いのですがカウルとスタンドの間がちょっと滑りますね。
こんな場合は自己融着型のビニールテープを細切りにしてスタンドの角の部分に貼付けてやりますとグッと安定致します。
こんな感じでカウルが載りますと・・・大変安定しています。
カウルとスタンドが直接当たらないので傷も付き難いですよ!(笑)
さてスタンドが展示ベースに付きましたが次は車体を展示ベースに固定したいと思います。
仮組台では0.5mm厚の削り出しワッシャーを使ってクリアランスをとっていました、それは一度作っておくと作品の固定に使えますので無駄が無いですね。
たまにミニカーの修理とかが入る事が有りますが展示ベースとミニカーの間のクリアランスを調整するのにプレスのステンレスワッシャーが入れてある事が有ります。
まあ便利なんでついつい使ってしまうんでしょうけれど、僕はこれが嫌いです。
プレスで作ったワッシャーは製造工程で少しずつですが歪みが出てきます、その歪みの兼ね合いで斜めになったりするからなのです。
当たり前ですが枚数が多い程その精度は低くなってきます。
同じ理由でビニールチューブを切って挟めてある物も嫌ですね、柔らかい物では車体と展示ベースのクリアランスが適正に保てないのです。
ただ止めるのにガタが出なければ良いという理由でそれを使うのでしょうけれど意味が無い。
せっかく時間を掛けて丁寧に作った仕事を否定する様で嫌なんですね~。
では旋盤が無い時にはどうしていたのか・・・
必要な厚みの金属板(アルミとかですと柔らかくて削り易い)をカットしてリューターで回しながら削っていました・・・
もっと厚い物は金属パイプを切って削っていましたね・・・もちろん斜めにならない様に治具を作りましたね。
無いなら無いなりに工夫で何とでもなるはず・・・と思っていました。
まあそれは完成した作品を発送しないといけない地方での仕事だからという事情も有ります、発送で壊れたら何もならないという事なんです。
関東圏域に住んでいて持参出来れば何も問題が無いかもしれませんが・・・でも私はそんな不便きわまりない島根県に住み続けたいですね。
これは私の個人的な考えです。
他の方に押し付けるつもりは毛頭有りませんので誤解の無き様にお願い致します。
つまらない事をクドクド書きましたが・・・車体とスタンドが全て固定出来ました。
最終組立てです!
まず車のスピードを計る為のピトー管です、少し前ならジェット戦闘機のスピードを測る為の物でしたね~。
その後に付いているアンテナ・・・
アンテナは黒く塗られる事が多いけどF2008の画像を探しますと金属色の様に見えますが・・・違ってたら塗ります(笑)
素材は外径0.6mmのアルミパイプと0.1mmの洋白線ですね。
車体はこれで何とか完成ですね~!
完成写真は明日写しましょうかね。
何かと申しますと
ご指定の展示ベースに止める作業なのです。
普通ならこの作業は制作サイドに任せられる作業なのですが今回は並べるべき部品が沢山有りますので一応配置をメイクアップさんの方に相談してから取付ける事になります、まあ当たり前の事なんですが・・・。
打ち合わせの結果こんな感じになりました。
いくつか配置のプランを考えたのですがこれが一番と言う事になりました・・・
このままの配置を保つ為にマスキングテープを1.0mm幅に切った物を準備しておきまして貼って位置を確定致します。
次の作業は・・・?と思われるのも無理は無いです。
全く違った作業をしている様に見えますね。
ところがそうじゃないんだな~。
内径0.6mm外径1.0mmの真鍮管を磨いております・・・長さ4.0mmにカットして先を少し丸める様に磨いています。
同じ物を8個作りまして両面テープで爪楊枝に貼付けまして塗装の準備ですね。
そしてフラットブラックにグレーを入れた物を塗りまして・・・
まだ想像がつかないでしょうか?
この真鍮パイプはカウルスタンドの足の一番下の部分ですね。
つまり普通のカウルスタンドは地面に付く部分にゴムのキャップが取付けてある事が多いでしょ!?アレですよ~!
キットのカウルスタンドを展示ベースに開けた穴に接着すると短くなってしまいまして少し不自然に感じるのです、ですから展示ベースに開けた穴に真鍮パイプを差し込んで少し上に持ち上げておいてその中央の穴にスタンドを差し込もうという作戦です。
展示ベースに穴を開けます1.05mmが良いのですがキリが無かったので1.1mmの穴をあけます。
穴の深さは3.0mm程ですが同じ深さの穴を開けるのは結構難しい・・・
なので穴を明けたい寸法+0.5mmだけキリをピンバイスから出しておきまして・・・
実際に穴を開ける場合には0.5mmのプラ板に穴を開けてキリを通し展示ベースの下穴に入れて穴をあけます。
なぜ0.5mmのプラ板を挟むかと言うとピンバイスが展示ベースまで当たる程穴をあけますとチャックの部分がアクリルの部分に当たって傷を付けてしまうのです。
なので挟んで穴を開ける事によって傷付きを防止するのです、まあプラ板じゃなくても厚紙でも何でも良いのです。
直接当たらなければ何でもOKですね。
下の展示ベースには既に穴が開いています・・・ちょっと見え難いですが・・・。
マスキングテープは位置を決める為の物・・・です。
展示ベースの穴に先ほど作ったカウルスタンドのゴムの足を先に取付けます。
1.4mm程出っ張っていますかね~(笑)
ノーズのスタンドは接着するべきか否か迷いましたがアクリルの大は結構滑り易いので無用な傷を付けない様に接着する事に致しました。
その為にはスタンドの後側に0.8mmの洋白線をハンダ付けしました。
このスタンドですがメタル製のノーズを2個のぶら下げなければなりませんから0.8mmの太さは必要ですね。
ついにカウルスタンドを取付けるときが来ました・・・
接着剤は余計なはみ出しが無い様に真鍮パイプの中に接着剤を適量付けておいてからスタンドの足を差し込みます。
このカウルスタンドの上にカウルを載せてみますとスタンド自体は固定してありますからツルツル滑る事は無いのですがカウルとスタンドの間がちょっと滑りますね。
こんな場合は自己融着型のビニールテープを細切りにしてスタンドの角の部分に貼付けてやりますとグッと安定致します。
こんな感じでカウルが載りますと・・・大変安定しています。
カウルとスタンドが直接当たらないので傷も付き難いですよ!(笑)
さてスタンドが展示ベースに付きましたが次は車体を展示ベースに固定したいと思います。
仮組台では0.5mm厚の削り出しワッシャーを使ってクリアランスをとっていました、それは一度作っておくと作品の固定に使えますので無駄が無いですね。
たまにミニカーの修理とかが入る事が有りますが展示ベースとミニカーの間のクリアランスを調整するのにプレスのステンレスワッシャーが入れてある事が有ります。
まあ便利なんでついつい使ってしまうんでしょうけれど、僕はこれが嫌いです。
プレスで作ったワッシャーは製造工程で少しずつですが歪みが出てきます、その歪みの兼ね合いで斜めになったりするからなのです。
当たり前ですが枚数が多い程その精度は低くなってきます。
同じ理由でビニールチューブを切って挟めてある物も嫌ですね、柔らかい物では車体と展示ベースのクリアランスが適正に保てないのです。
ただ止めるのにガタが出なければ良いという理由でそれを使うのでしょうけれど意味が無い。
せっかく時間を掛けて丁寧に作った仕事を否定する様で嫌なんですね~。
では旋盤が無い時にはどうしていたのか・・・
必要な厚みの金属板(アルミとかですと柔らかくて削り易い)をカットしてリューターで回しながら削っていました・・・
もっと厚い物は金属パイプを切って削っていましたね・・・もちろん斜めにならない様に治具を作りましたね。
無いなら無いなりに工夫で何とでもなるはず・・・と思っていました。
まあそれは完成した作品を発送しないといけない地方での仕事だからという事情も有ります、発送で壊れたら何もならないという事なんです。
関東圏域に住んでいて持参出来れば何も問題が無いかもしれませんが・・・でも私はそんな不便きわまりない島根県に住み続けたいですね。
これは私の個人的な考えです。
他の方に押し付けるつもりは毛頭有りませんので誤解の無き様にお願い致します。
つまらない事をクドクド書きましたが・・・車体とスタンドが全て固定出来ました。
最終組立てです!
まず車のスピードを計る為のピトー管です、少し前ならジェット戦闘機のスピードを測る為の物でしたね~。
その後に付いているアンテナ・・・
アンテナは黒く塗られる事が多いけどF2008の画像を探しますと金属色の様に見えますが・・・違ってたら塗ります(笑)
素材は外径0.6mmのアルミパイプと0.1mmの洋白線ですね。
車体はこれで何とか完成ですね~!
完成写真は明日写しましょうかね。