Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Wolf-Ford WR-5 GermanGPの完成です!

2013-01-24 10:51:26 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰は予報では雨の確率が午前中50%、午後からが30%になっていたはずですが朝起きてからいままでに空は晴れています。
本当に雨が降るのかな??
そして明日からは当分雪のマークが付いていたのですが・・・どうなんでしょうね~。

さてWR-5は完成まであと少しになりました。
この完成間際でのカウルのやり直しとかウイングに少し手を入れるだとか色々有りましたがいよいよ本日完成します。

残っている作業は後二つでしてオイルクーラーのメッシュの取り付けとFウイングの調整ダイヤルのワイヤーロックですね。
まずはメッシュの取り付けから・・・
これは先日作り直しておりますので大きさはばっちりですね。
先日作り直したのは縁の洋白線が少し太く見えた為でしてオイルクーラーのメッシュをガイドにして穴を修正していますから合うには合うのですがメッシュの細かさに対して縁が太いと見た目のイメージが違って来ます。
手間はかかりますが直して良かったと思っています。

さて他に忘れ物は??
と確認作業中ですが・・・だいたい良い様ですね、特に記載はしておりませんでしたがリアサスペンションの上側のテンションバーの補強部分も分割して取り付けております、実車が画像で上から見た画像では後ろ半分は何やら金属色の様なのでここは敢えて洋白素材のままにしておきました。

さていよいよ最後の仕上げのワイヤーロックですね。
私はこんな方法にしています。
本来ならダイヤルに開いた穴に通してロックするのですが・・・
実車画像ではダイヤルの部分で開いているV型になっている様に見えますので、ダイヤルに一巻きしておいて後ろ側で左右のワイヤーを2回だけより合わせてV型を作り裏側に回してダイヤルの付き抜けている洋白線に結びつけております。
ちょっと言葉にすると難しいですがいかにもダイヤルをロックしてある様に見えなければならないのです。
素材はフジミのプラグコードの芯線を使いました(そうそう前回完成したハインケルの籐のトランクを作ったあの素材ですね)


最後に展示ベースにとめる為に穴開けとスペーサーを削り出します・・・今回は1.6mmで丁度良いですね。
ここで疑問が有る方もいらっしゃるかもしれませんね、この時期のベンチュリーカーはサイドスカートとタイヤ4つが接地している訳でして他にスペーサーが必要か?
今回の場合サイドスカートはその上側の板にハンダ付けしてその板もまた太めの1.0mm程のピンを使いボディに留めていますがビスによる固定では思った以上の力がかかる訳です。
ですから用心の為にビスの部分にはスペーサーを入れておきます、このスペーサーは0.1mm厚くても他の6点が接地しなくなりますし0.1mm薄くてても他の6点の場所に過大な力がかかってしまいます、調整はかなり時間をかけて行なう事になります。

色々紆余曲折有りましたが、これでやっと完成致しました。
もう少し大きな画像でご覧頂けるギャラリーには納品の後アップ致します、ギャラリーにアップしましたらまた改めてご案内を致しますので今しばらくお待ちください。



カウルの塗装が元に戻りました

2013-01-22 22:04:33 | Wolf-Ford WR5 1978
本日は朝から健康診断の為病院に行って来ました。
特に悪い部分がある訳では無くて年に1回の定期検診というやつですが、この時期の病院はいけませんな~風邪やインフルエンザの患者さんが多い多い!
年に一度の検診が風邪菌をお土産に帰る様な物・・・昨日から少し風邪っぽいのですが・・・症状が悪化して来た様な気がします。

明日も朝一番から病院なのでマスクして行こうかな~。

さて午後になってそろそろお茶の時間になる頃にアトリエに帰って来ました。
昨日コクピットカウルの最終のクリアーが完了しました、何度か加熱をして硬化を促進してやっと研げる様になりました。
綺麗に塗れていたつもりですがペーパーを当ててみるとやはり少しエッジに塗料が溜ってしまいます、それを削って平面に仕上げます。
下の画像の艶がない部分が凸の所ですね。

全体が艶消しになれば面が出たと言う証拠ですね。

次はコンパウンドで磨いて艶を蘇らせます。
ここからは時間がかかります・・・。今日中に完成するかな~??

磨く事数時間・・・艶が蘇りました、まあ事を急ぐと良い仕上がりにはなりませんから時間をかけてゆっくりと・・・お茶でも飲みながら・・・と何時ものパターンですね。
やっとここまで戻って来ました・・・ミラーも付けましたので少し前に進んでいるというのが正しいのかな(笑)

なかなか元に戻りませんね~

2013-01-21 22:35:05 | Wolf-Ford WR5 1978
本日も少し寒い一日でした。
昨日は雨も降らずまあまあの天気でしたが、今日は雨も降ったし結構冷え込んでいましたね。

そんな中・・・と言ってもアトリエの中ですが、WR-5を一日も早くもとの姿に戻せる様に製作が続いております。
やはり気温が低いので冬用シンナーで乾燥機を使ってもその硬化スピードはかなり遅く作業を進めるのに時間がかかりますね。
昨日塗ったウレタンクリアーですが一部デカールの段が取り切れていない部分が有りましたので中研ぎを入れてもう一度ウレタンクリアーを塗って研いだ所です問題が有ったのはこのサイドポンツーンの後ろ側上面のパネル部分だけだったので全体を研いだり全体にクリアーを塗ったりする事は塗膜を必要以上に厚くしてしまう事が有るので部分的に塗っております。

さすがにデカールの段が無くなりました~!
中研ぎを入れて粘度の低いクリアーを何度も塗っておりますので縁にクリアーが寄ってしまう様な事も無くきれいに仕上がっていると思います。

硬化が8割方完了致しました、まだ完全じゃないので研ぎは入れられないのですが一応夕方の時点では満足いく状態になりました。


先日エアブラシが2本も一度に壊れたと書きましたが本日2本のブラシが手元に揃いまして・・・

説明書を何気なく読んでおりましたら下の様な一文が書いてあるのを見つけました。

ノズルは何度も外すなと書いてあります・・・しかもネジ部にシール剤が塗ってあってそれが無くなるとエアがカップの方に戻るとも書いてあります。
ここの問題で塗料カップにエアが戻っていたんですね~何かでシールしてやらないといけないのですがナニでシールすれば良いのか・・・?
接着剤を使えばもうとれなくなってしまうし・・・塗って剥がせるもの・・・・と言うと一番近い所に有った物がマスキングゾルですね。
それで試してみたら・・・なんと直ってしまいました。
マスキングゾルなら油分が混じっている事も無いですし外そうと思えば簡単に外れます・・・最終的には浸かってから少し時間が経過しないと判断がつかないのですが、意外とちょうど良い物が有った物ですね~。

そしてまだ時間が有りましたのでWR-5の次ぎに製作開始となるマイバッハツェッペリンをご紹介しておきましょう。
と言っても私がこの車を特別良く知っている訳ではないので勉強をしながらの製作になります。
本格的に製作開始となれば改めてカテゴリーを作りその中でご紹介をして行く事になるかと思います。
本日は軽く仮組などをしてみております。

タイヤは一見大きなボディに対して少し小さく感じますがホイールにはめると急に大きくなります、しかしこれはタイヤがホイールに負けて無理をしていると言う事です。タイヤは新たに作らないといずれ切れてしまうと思われます、なるべく長く楽しんで頂きたいですからね。

先程のホイールとタイヤをボディに組み付けてみるとこんな感じになりますがまだ少し車高が低いかもしれませんね。

斜め前から見ると独特な雰囲気がわかりますね。
この画像からフロントウインドにはボディ一体でサッシの様なモールドが付いていますが・・・

ウインドはリアを除いてエッチング製の窓枠が付いています・・・

でもウインドは平板じゃなくてバキュームパーツです??
しかも2枚も付いています・・・これって何で??


そうそう、明日は健康診断のミニドックの為に午前中はアトリエ不在になります。また更新も出来るのか少し怪しい状態です、なるべく何とかしたいのですが・・・(笑)

製作は進めながら・・・

2013-01-20 22:14:47 | Wolf-Ford WR5 1978
昨日1度目のウレタンクリアー塗りましたので昨日本日と加温して硬化を促進しておりました。
お陰で本日はクリアーを研ぐ事が出来ました。
デカールの段はほぼ無くなっていますがもうワンコートしておいた方が危険性が少ないかもしれませんね~。

クリアーはもうワンコートはしようと思いますがコクピットカウルのバルジを接着しておかなければなりませんね~。
もし忘れると余分にまたワンコートしなければならないので必要以上に厚くなってしまうので順番を間違えてはいけません。

そしてもう一つ大切な作業が・・・
コクピットカウルの形状を直しましたのでオイルクーラーの網もついでに直しておきます。
理由はメッシュの縁を今まで0.4mmの洋白線を使っていましたが縁が少し厚いと思っていましたのでこのさい0.3mmの洋白で作り直しをしておきます。
たかが0.1mmと思わないで下さいね塗膜が乗って来ますからもっと太く見えて来るのです。

メッシュをハンダ付けします。
今まで強度上の理由から0.4mmの洋白を使っていました0.3mmでも何とか作れる事が立証出来ましたのでこれからまた製作の範囲が広くなりそうですね。

ここまで来たらまたウレタンクリアーを塗りますが完全硬化まで触る事が出来ません他に何をしょうか迷った所にアイドロンフォーミュラーの新製品が入荷しました。
大人の事情でタバコロゴは貼ってありませんので購入者の方がご自分で貼られる事になります、当店で購入された方にはデカールを貼って(ご希望の方のみですが)納品させて頂いておりますのでデカールを貼る作業をいたしました。
コクピット後ろ側のマルボロはこの位置に貼りますが下側のパワードバイホンダの文字といささか近くなり過ぎます。文字が大きいのか?と一瞬思いましたがどうやら下側のパワードバイホンダの文字が少し上に貼られている様で本来下の入り角に少しかかるくらいの高さではないかと思います。
製品はハンドメイドですデカールの位置には少し位バラツキが有るかもしれません、後で貼るデカールと重なってしまう物が無い様に祈っておきます。

ノーズのデカールはそう問題なく貼る事が出来ます、長さも丁度良いので迷う事は無いでしょう。
問題はリアウイングですね、まず上側のデカールを貼って位置を決めます。

下側のデカールを貼るにはフラップのスプリッターが邪魔になってしまいます。
メイクアップのS氏には中央部分を切って貼れば良いですよと聞きましたがこのスプリッターはクリアボンドでとめられておりますのでエナメルシンナーをほんの僅か流し込んで接着剤を溶かしてスプリッターを外してデカールを貼りました。

デカールを切って貼るのも良いですが上側のデカールと下側のデカールの位置がずれると見た目が悪いので注意が必要ですね。
貼られる方がやりやすい方法を取られれば良いのではないかと思います、まあ参考まで・・・。



デカール完了しました

2013-01-19 18:17:21 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰は曇りで一時雨が降りました、寒いのは寒いですが雨なので中庭の雪も少しづつ溶けています。
まあ山陰の冬と言うのはこんな感じですね、新潟や秋田なら雪が降って積雪が1mとかも珍しくないのですが山陰は寒いのに雨って緒音中途半端なんだよね~。

さて本日はデカールを貼る所から制作を始めます。
デカールは昨日も書きましたが自分用の物を使って作ります。
画像の左側の透明な袋には入っているものが自分用、右側が今回制作したキットの物です。
同じキットの物ですが全く同じでは無く自分用の物はゴールドの印刷に少しだけ滲みが有りますね~。
やはり自分で印刷したものの方が奇麗に見えますね。

コクピットカウルはドライバーネームから貼ってゆきます。
大きさは先日修正していますので丁度良いですね。

デカールの水分が乾くまで他の仕事を片付けておきましょう。
気のついた点から・・・
ノーズカウルを留めているリングの付いた金具ですがリングが大きかったので小さな物に変えました。
元々のリングは内径が0.6mm線径は0.28mmありました、この場合リング自体の内径を小さくするだけではダメでして線も0.28mmから0.2mmに細くして内径も0.6mmから0.4mmまで細くしています、トータルで変えないとバランスが悪くなりますね。

サイドポンツーンの部分のラジエターホースのバンドはメタルックを使っていましたが余りにも厚みが無いのでワインのキャップの細切りに変更しました。これで厚みが少し厚くなりました・・・バランスはこの方が良いと思います。

アクリルの細切りからテールランプを削り出します。
WR-5のドイツGPの正確なテールランプの形状は残念ながらわかりません、WR-1は角の丸い長方形の小形の物をパイプ状のウイングステーの中央部に取り付けていました。
この部分の構造はWR-5も同じ構造なのでこの形状で良いのではないかと思います。

エンジンルーム前方のアルミモノコックに長丸の点健口がついています、多分両サイドにある燃料タンクのラバーバッグを押し込む為ではないかと思います。本来なら長丸に凹んでいてまわりにビスの頭が並んでいるはずなのですが長丸の点検口の蓋だけアルミ板で作って接着しておきます。
エッチングを作るならビスの頭までも表現出来るのですが・・・。

点検口の位置はサスペンションのテンションロッドがついている部分の左側ですね。
上面にはサスペンションのテンションバーの補強も付けておきました。


何やらまた旋盤を回しています・・・・
一見丸い筒状の物を削っていますね、でも使うのはほんの一部です。

ハンダゴテで熱を加えて事前にハンダ付けしておいたステンレス板の丸い板を分解致します。

外したステンレス板をアルミ板に瞬間接着剤で接着致します。
表裏共に余分なハンダが付いておりますので紙ヤスリを使って取り除きます。
最終的には1000番位まで磨きます。

今度はリューターで磨きをかけます・・・これで何用の部品なのかわかりますね。大きさは直径が2.0mm程ですね。

そう、この部品は自作のバックミラーのミラーの部分なんですね。
所定の位置に接着するともっとよくわかりますかね~!?

ボディにはデカールを貼ってから数時間経過していますので薄く溶いたラッカークリアーをパラ吹きしてデカールを密着させますといよいよウレタンクリアーを塗る事が出来ます。