Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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最終組み立てVer.7

2016-01-29 21:28:29 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は一日中雨が降っていましたね・・・
ほぼ止んでいる時間は無かった様な気がします。

こんな日はしっかり仕事が出来ますね(笑)
さて今日も製作を始めます・・・
今日最初はシートのマスキングを外す事からですね。
昨日塗り直したシートは昨夜一晩でしっかり乾燥していると思います。
吹き漏れも無く綺麗になりました。

パイピングもやり直しまして・・・同じ事を何度もしますと徐々に作業が早くなりますね。

そして文句無くシートを装着しました
今度は何の問題も無く取り付けられましたよ。

そしてご依頼者様からの注文が有ったフロントのエンブレムを取り付けておきました、キットには無かったのでエッチングを作っています
位置関係が狂うと困りますので最初にこのエンブレムを取り付けております。

そしてフロントグリルですね
このエッチングはキットの物の一部をカットした物です
ご依頼者様はこの部分も立体感が不足しているので何とかして~とおっしゃっていました。
不要な部分はカットしてしまい必要な部分のみ

仮組中に作ったT型の部品を取り付けましたが・・・写真が小さくて見えないのかそれとも違和感なく収まっているのか・・・。

左右のヒゲの部分もとり付けてみますとかなり立体感が出たのではないかと思います。

そしてバンパーの部品を1000番のペーパーをかけてリューターでバフをかけます。
ここでピカピカにしておかないと綺麗なメッキは望めませんから大切な作業なんですよ。

そして今回は新兵器を使います(笑)
鉄道模型のお店としては老舗のマッハ模型のメッキセットを使います。
この白い箱の中他に必要なのは単一の乾電池2本と洗浄液を入れる為のボトル(500ml)が必要ですね。

そしてメッキ開始
その前に全てのメッキをする部品を銅線にハンダ付けして一体にしておきます。(実はこの作業はした方が良いのかしない方が良いのか・・・?です)

1分程でメッキは完了します・・・
長いバンパーは大きいのでメッキの時間を長めに取らないといけないのですが小さなバンパーの方は少しメッキを掛け過ぎになってしまい小さな物はメッキが艶消しになってしまうのです。
たったの1分なので別々にして置いた方が良いのかもしれませんね。

艶消しになってしまったらコンパウンドをかけて磨きますと綺麗になります。

取り付けてみました・・・すでに接着しておきました。

次は完全に艶消しになったバンパーのカツオブシを磨きますが固定はピンバイスでしておきましょう。
固定が良いと磨くのも楽です。

ネルバフに3Mのハード1を付けて磨きました。
荒いコンパウンドを使いますと簡単に剥げてしまうと思いますから細かなコンパウンドを使います。

左右のカツオブシも取り付けてみますと良い顔になって来ますね~。

ついでにリアも取り付けておきます。


ここで足し算引き算をしなければなりません
ルーフの開口部の前側にキャンバストップを引っ掛ける金具が取り付けられているのですが、プレバージョンではルーフのカラーと同じ色で塗られている様です。(量産モデルではメッキの部品になっている様ですが)
なので画像では形状が良くわからないのですが、量産型のメッキのモデルを見てみますと断面がL型になっているのがわかります。
今回の作品でもL型にしようと部品は準備していましたが・・・指で持っている部品ですね。
これは使わない事にいたしました。

取り付けますとどんなに小さく作ってもこんなに目立ってしまうのです・・・。
ベースの板は取り付けますが立っている方は付けない方がバランスが良いかと・・・
もちろんご依頼者様がご覧になられて取り付けた方が良いと思われれば取り付けますが・・・(笑)
ベースの部分だけ取り付けるこれが足し算、足っている部分を付けないこれが引き算なんですね。

この足し算引き算が難しいのです・・・これは人によって違いますからね、僕はどちらかと言うと足し算が多めかな!?(笑)


最終組立てVer.6

2016-01-28 18:48:25 | Bianchina Trasformabile 1957
今日もポツポツ雨の降る天気でしたね・・・それにしても昨年秋位から雨の多い天気ですね。
暖冬だった事と何か関連が有るのかな??
まあ僕は気象予報士では無いからわかりませんが・・・
昨年少しでしたが、丹波の黒大豆を作っていたのですが収穫前の長雨でカビてしまったんですよね・・・昨年の残念だった事の一つですね!

さて今日も制作に入ります。
今日の目標は4点着陸です(笑)
ボディをシャーシに取付ける前にやっておかなければならない事がもう少し有ります。
最初に行なったのはリアの荷物のスペースの裏側はホイールアーチの内側を兼ねている部分が有りますのでこの部分をフラットブラックで塗っておきます。
これくらいですとエアブラシを使わずに筆塗りで行なった方が良いと判断致しました、それはマスキングテープを剥がす時に塗膜を持って行かれるトラブルを回避する為です。
またこの部品の一部がホイールハウスのインナーの一部を兼ねるという事は室内のスペースがかなり後まで広がっているという事・・・つまりベースになったリアエンジンのフィアット500の特徴を最大限利用してレイアウトされていると思いますね・・・模型からも実車が勉強出来ます。

これは直接ボディとシャーシを組み合わせるのには関係がないですがエンジンフードのオープナーを取付けておく事にしました。
理由は先日ドアのインナーハンドルと一緒に作りましたが、余りにも小さいので無くしてしまうと困るからです(ただそれだけです・・・笑)
閉まった状態でハの字をかくのが普通の様なので・・・その様にしておきます。


そしてボディの方もホイールアーチの内側をフラットブラックで塗っておきました。

どうも判然としないのですが、フロント側のカーオペットの縁にもパイピングをしておきました。
ここの部分の詳細な画像はどこにも無いのですが、後側に有って前に無いと言うのも変ですよね。
そんな車は見た事がないので、この辺りは経験上という事になります・・・。

ボディの裏から写真を撮る事はほとんど無いですがABCペダルを取付けた証拠写真です(笑)
多分組立てが完了してしまいますと上からではほとんど見えない為に「本当に付けているの?」と思われても困りますから(笑)
取付ける時に感じたのですがこの車は小さなボディで出来るだけ室内を広く取ろうとしている様でこの配置ですとステアリングに対してペダルもかなりオフセットしているのがわかりますね~。

いよいよシャーシとボディを組み合わせました
四隅のビスを締めて完了ですね・・・。

ところが・・・
何故ここに2脚のシートが有るのか・・・・って?
そうなんです、シートと内装がほんの僅かに干渉するのです。
ほんの僅かなんですもちろんボディの内側には何とか入りますが少しでも干渉していますと後々お客様の所で「シートが外れてしまいました~!」などと言うトラブルになる可能性も出てきますから・・・今の時点で修正をしておいた方が良いかという判断を致しました。
削るのはほんの僅かですが塗装も全部やり直しになりますからシャーシから取り外してしまったのです・・・もちろんパイピングもエナメルシンナーを使って剥離しておきます。

削ってからシンナー風呂で塗装を落としましてサフを塗りました。

そして真中の調色したフラットブラウンのファブリックの部分を塗っています。

上下のセミグロスのレザー部分を塗る為にマスキングして・・・
セミグロスクリアーを塗っています。

次は両サイドとリア側のレザーの部分を残して再びマスキングをしています。
つまり座面のレザーとサイドのレザーは僅かに色が違うという判断をしています。

そしてレッドブラウンをセミグロスで塗りました・・・
同じ事をするのは誰でも面倒な物だと思いますがプロとして制作する様になってからやり直しの作業はあまり苦にならなくなりましたね。
歳を重ねたという事でしょうか??落ち着きが出たという事??

シートの塗装間に何もしないというのは芸がないですね・・・
なのでタイヤを取付けています・・・度重なる仮組のおかげかそう難しい事もなく簡単に4点接地しました。
理由ですがホイールを旋盤で挽いた自家製にしてタイヤも同じく旋盤で挽いた物を使っている為にホイールのセンターの穴も精度が上がって一度合わせたら何度でもきちんと合うという事なんでしょうね・・・。


次は仮組台に止めて外装を作ってゆく準備をしましょう・・・

取り敢えず本日の目標はクリアー致しました。

今日も晩酌の美味しいビールを飲めそうです!!

最終組立てVer.5

2016-01-27 21:10:27 | Bianchina Trasformabile 1957
今日の山陰は曇りどきどき雨・・・後晴れとか、何だか訳のわからない天気でしたね。
でも定休日だったので朝は少し寝坊をさせて頂きまして8時前に起床・・・
と同時に携帯に1通のメールが届きました・・・
だいたいこの時間にくるのはドコモショップか?と思いながら削除の気持ち満々で開いてみましたら友人のN君からでした。
メールを開いてみますと
本日の毎日新聞の島根版に記事が出ているとの情報を頂きました。
それがコレですね・・・
内容は共同通信さんの配信なので他の物と同じですが・・・違うのは印刷の色が鮮やかでオスカも奇麗に見える事ですね。
他のが良く無いとは言いませんが印刷機によってかなりの違いが有るのがわかりますね~
今までは同じ記事が複数の新聞に出る事がなかったので比較対象は出来なかったのですが、印刷がこんなに違う物だとは思いませんでした。
他にも島根県益田市のI君からも情報を頂きました・・・色々な方がそれぞれの場所でご覧頂いているというのがよくわかりますね。
早速ですが近くのコンビニで買って来ました・・・

今日は定休日なんですが
かなり忙しくお休みでないと出来ない雑用や友人のN君の所に某ショップさんからの依頼品のケースのサンプルを持って行ったり明日から天気が崩れるので薪ストーブ用の薪を倉庫からお店の方に運んでおいたりと・・・かなり忙しい。
昨日は雪掻きだったし今日は薪運びと連日の重労働で腰が痛くなってしまいましたよ(歳ですかね~笑)
家内よ、もうちょっと慰労してくれ・・・(爆)

そんな中ですが昨日ブログを書きながら気になったウインドウレギュレーターハンドルを作り直しておきたかったのです。
時間がないので取り付けは出来ないかもしれませんが・・・
まず作るのは0.3mmの洋白線を外径0.6mm内径0.2mmの真鍮パイプに差し込んでハンダ付けをしたものですね。
洋白線を使うのは真鍮よりも少しだけ硬いからですね、後ほどリューターに固定して回しながら削りたいので少しでも曲がり難い物を使いたいのです。
内径0.2mmの真鍮パイプに0.3mmの洋白線が入る訳はない・・・と言う突っ込みも有るかもしれませんね。
もちろんそのままでは無理ですからねパイプの中心の穴を0.3mmのドリルで拡大しておいて下さいよ。

リューターに加えてペーパーで削って水滴型にしました・・・
一見シフトレバーの様ですが違いますもっと小さいですよ
コレがウインドウレギュレーターのハンドルの持ち手になります。
理解は出来ますか??

昨日ハンダ付けしたレギュレターハンドルのクランクの部分のハンダ付けを外します
まあ当たり前ですが0.4mmの穴はハンダで埋ってしまっていますので穴を開け直しておきます、ハンダ吸引機でハンダを取り除いても良いですね。

最初に作った部品を穴に通してハンダ付けします・・・
グリップ部分の裏側にはまだ0.3mmの線が飛び出ていますのでなんだか形が見えて来ませんが・・・

裏側の飛び出している線を切り離してハンドルの取り付け部分にABS樹脂から削り出した取り付け用の座に通してやれば何となくレギュレーターハンドルに見えて来ましたね・・・。
ちょっとピントがあっていませんが。

ハンドルの持ち手の部分をグロスブラックで塗ってみますと完全にレギュレターハンドルになりましたね・・・(笑)

持っている素材の中で実車の部品がもつ雰囲気をどの様に再現してゆくのか考えている時が一番楽しいですね。
今日は時間が余り取れなかったので明日はこのハンドルを取り付けましょう。
このハンドルとペダルを取り付ければコクピット内はほぼ完成ですね
コクピットが完成したら足回りを組み立てて仮組台に取り付けてから外装の組み立てになります。
月末には完成するでしょうか!?

最終組み立てVer.4

2016-01-26 22:36:12 | Bianchina Trasformabile 1957
今日はさすがに少しだけ天気が回復しまして時々雨がパラつきましたが一日中曇りの天気でしたね。
気温も少し上がりまして降り積もった雪も溶け出して来ました。
その雪解けは有り難いのですが水道管が慣れない寒さで凍結してしまいその為に水道管が破損して水が漏れ出して断水した所が多々ある様ですよ・・・安来市内で2800件程が断水していた様でして夕方までにどれくらい元に戻ったのかはわかりませんが断水で閉店しているお店も有るとか・・・小学校は休校になっていたらしいですよ。

まあ慣れない寒波で断水になってしまうと言う一見何の関係も無い様な感じもしますが普通に水栓を開ければ水が出ると言うのは大変有り難い事ですね・・・当店も自宅も断水は無かったので閉店する事も無く・・・いつも通りの営業が出来ました、大変有り難い事ですね。

さて、有り難いと言えば1/43モデルを作る上で無くてなならないものにシートベルトが有りますね。
今まで(少し前ですが)はZモデルさんがエッチングパーツを供給して下さっていましたので何の心配も無くこれを使っていましたが昨年惜しまれつつ販売を停止されてしまいました。
時々ヤフオクに出て来るZモデルのシートベルトは時としてとてつもない値段になってしまう事も度々でした。
今年になってこのシートベルトのエッチングに付いてお問い合わせを頂く事も多くなってまいりました、その多くはエッチング板だけでも良いので譲ってほしいというものでした。
私の手持ちも随分少なくなって来ましたので自分用を作るついでに販売用のパーツも作ってみました。
セットの内容はこんな感じ・・・
シートベルト2セット分ですね(画像は試作品なので内容は予告なく変更になる場合も有ります)

ベルトのカラーはレッド/ブラック/ブルー/グリーンを予定しています
但しベルトの素材はほつれ難い繊維を使用していますのでカラーの方のバリエーションが少なく皆さんの目でご覧になって必ずしもベストの色相ではないかもしれません・・・その時はラッカーで塗って頂くかベルトは鉛板などを使ってご自分でご準備頂くのが良いかと思います。

その為にこんなラベルなどを印刷していたり・・・(笑)
今回サンプルを作ったのは1/43用ですがリクエストが有れば1/24と1/20のエッチング板をご用意出来るかもしれません。
カーモデルにとってシートベルトは省略出来ないものではないかと思います・・・

さて製作を進めましょう
まだまだ作らないといけない部品は多々有ります
サイドウインドウがその一つですね
今回は開放式のルーフと共にサイドウインドウを開けた状態を再現したいと思っています。
ご依頼者様からの情報ではサイドウインドウを一杯に開けても大きめのウインドウガラスはドアの中にきれいには収まらずドアの上に少し出てしまうとの事
なので一杯に開けた状態でもサイドウインドウを作らなければなりません。サイドウインドウの形状をマスキングテープで写しておいてアニメセルをカットしウインドウを作ります。
せっかく作ったウインドウですが上側がほんの少し見えるだけなんですね・・・。

次はドアの内装です
ボディカラーの上側と内装の部分の間には洋白線を使って細いモールを作ります
洋白線は細く短い物ですがきちんと磨いて光らせておきます・・・

次はドアのロックを解除するレバーですね
0.5mmの洋白線の端を潰しておきましてそこに0.4mmの穴をあけて0.4mmの洋白線を差し込んでハンダ付けしたものです。
これだけではただの洋白線を組み合わせたもの・・・でしか有りません。

0.5mmの洋白線の部分を潰してレバーに仕立てます
同じ様なレバーを4つ作っておきます2つはドアのインナーレバー、残った2つはリアエンジンフードの開放用のレバーですね。

ダッシュボードと内装をボディに取り付けてみました・・・そうそう先にドアガラスも取り付けておきましてボディと内装でガラスをサンドイッチするように取り付けています。
まあこの辺りは実車もこんな感じですからね。

本当なら早くボディとシャーシを組み合わせたいのですが・・・まだ作らなければならない部品が有りました。
それはABCペダルですね!
キットにはエッチングも準備されていますがここまで作り込んでおいてエッチング1枚というのもちょっとバランスが良く無い。
真鍮板と真鍮線を使ってハンダ付けをしますとあっという間に・・・アクセルペダルが完成します。
他のペダルもすぐに出来ます

簡単なのはボディ側に穴をあけて差し込んで接着と言うのが良いのですが、この時点で内側から外側に向けて穴を開けるというのは結構冒険でして貫通してしまいますと元も子もない事になってしまいます。
そしてペダルの高さを調整したいので1枚の板に3つのペダルをハンダ付けしておきますと簡単ですね、接着面も大きくとれるので強度も問題ないですね。

次はウインドウのレギュレーターハンドルを作ります・・・
0.6mmの洋白線をドリルレースしてテーパー状に削ります
先の方を潰して0.4mmの穴をあけて折り曲げます・・・

開けた穴に0.4mmの洋白線をハンダ付け・・・したところで本日も時間になってしまいました。


今ブログを書きながらウインドウレギュレーターハンドルを考えていましたが明日はちょっと作り直します。
ただ作る順番を替えた方が良いと思いつきました・・・。

最終組立てVer.3

2016-01-25 20:52:41 | Bianchina Trasformabile 1957
本日も朝起きたら自宅付近は昨夜からの雪が昨夜プラス10cm程積っていました。
昨夜はどこかの水道管が凍結したらしくお風呂だけ水が出ないのです・・・
昨年直したばかりのユニットバスはサーモスタット付きの混合水栓なので水が止まってしまうと丁度良いお湯が出ないので止まってしまうんですよね。
設定の温度を最高にすればお湯は出ますけどそれではお風呂に入れないと言う。
こんな時には困った物で前職の腕前を発揮ということで・・・
寒いのにもかかわらず外に出てせっせと解氷作業をするのでした・・・大体危なげな場所は目星を付けてありましたのでその部分の保温カバーをナイフで切ってからぬるま湯をかけてやりますと・・・ものの1分程で開通!しました。
無事にお風呂に入ることが出来ました。
ここまではまあ良かったのですが・・・そのままにしておきますと再び凍ってしまうのに時間はかかりませんからね・・・
お風呂に入ってせっかく暖まったのにまた外に出て発泡スチロールの箱を加工してスッポリとかぶせて保温をしておきました。
体は再び冷えてしまいましたが今夜もお風呂に入れそうですね。
冷え込んだ時に凍結する場所というのが有りまして・・・当ブログにお越し頂く方には余り参考にならないかもしれませんが・・・内緒でこそっとお知らせしておきましょう(笑)
凍結によって水が出ないときどこが凍るのかと言いますと・・・
配管に付いているバルブの周りが70%位ですね。
本体は保温カバーをしてあると思いますが構造上手で捻るバルブの部分は外に解放されていますよね・・・
このバルブのシャフトから温度が下がってバルブの周りで中に有る水が凍ってしまうのです。
そして電気温水器や灯油のボイラーの場合はもう一点気を付けて欲しい部分が有ります。
給水管の部分に取付けられている減圧弁ですね、ここも結構凍ります。
その双方に手をつけられる程度のお湯をかけてやれば簡単に凍結を解除出来ます。
ただし、水道管が凍結に寄って損傷している場合も有りますから水道メーターに有る止水栓の場所を確認して漏れたらすぐ止められる様にしておいて下さいね。
これくらい雪が降りますと水道メーターも雪に埋もれて探し難いですからね・・・(笑)

凍結の解除はこれくらいにしておきまして今日も仕事です。
今日はダッシュボードから始めましょうか・・・
最初にメーターのデカールを貼ります。
かなり小さいのでプリンターの性能から言いますとこれが精一杯の様ですね~
デカールを貼ったのは丸いメーターの部分だけです両サイドは初期型の場合シルバーと伺っていますが、ここをシルバーで塗ってしまいますと中央のホワイトの部分とコントラストがあまり変わらないのでそれなりに見えません。
なのでこのシルバーの部分は少しブラックとブルー/イエローを混ぜてガンメタにしてあります。
敢えて色を混ぜることで中央のメーターの部分が引き立つ訳ですね。

上と同じ様な画像ですが・・・
実は下側のマルーンの部分にスイッチの取り付け用の穴を空けています。
スイッチですが資料写真に寄りますとステアリングの左側に1個右側に2個その右側にイグニッションキーが有る様なので全部で4個の穴を空けておきました。
イグニッションの部分だけは穴の径が0.8mm、その他の部分は0.4mmにしてあります。

次にセンタートンネルの部分もまだ部品を作らなければなりません・・・
まずはサイドブレーキです。
ステーの部分はステンレスのエッチングで作っておきましたそしてレバーの部分は0.6mmのアルミ線です。

取る付け難いので右側のシートを一旦外しておきましてセンタートンネルに穴を開けて仮組しています。
あれ!?シートのパイピングに何か当たってしまった様で下にずれていますね・・・
こんな場合は元の位置に戻しておいてエナメルシンナーを僅かに与えてやればクリアボンドが溶けて再び接着出来ます。
こんな場合でも決して慌てず騒がず・・・ですね(笑)

次はサイドブレーキの前側に有るヒーターのレバーですね。
ベースになったフィアット500は空冷エンジンなのでこのレバーを引くことで排気の熱を室内に導入することが出来る(はず・・・!?)のです。
冬の為にこのレバーも省略は出来ませんね・・・この寒さのおかげで省略することは考えませんでした(笑)
これもエッチングを曲げて下側にハンダ付けしたのが0.5mmの洋白線ですね。

上側のレバーは0.3mmの洋白線を曲げて作ります。
小さくて見難いですが、洋白線を曲げて先を潰してあります。
本来はもう少し平べったい物の様ですがシートの座面とセンターコンソールの上側の部分が結構高さが違いますので少し持ち上げておいた方が良いのではないかと・・・。

次はシフトレバーのブーツを作ります
旋盤でタイヤの材料であるABS樹脂の丸棒から削りますが・・・タイヤよりかなり小さいので削る部分が多過ぎです
しかしABS樹脂は柔らかいので細い物から削り出すのはなかなか困難なのです・・・よってかなり太い材料から削る事になります。

同様にシフトノブを削ります
先ほど使ったABS樹脂の丸棒から大体の大きさの物を削り出しておきましてレバー本体のベースとなる洋白線0.4mm(強度から考えれば0.5mmを使いたいけど車が小さいですしレバー本体もブラックなので塗装をしなければならないのです・・・以上を加味して0.4mmの選択です)を差し込んで接着しリューターで回しながらドリルレースして削っています。
実車は平べったい楕円形なのでそんな形状になる様に・・・大きさもちょっと小さめが良いですね。

シフトレバーを仮組しました・・・
こんな感じで・・・
プレバージョンのこの部分の画像はほとんど無いので(プレバージョンと判断出来ないというのが本音かな)初期のシリーズ1と同じ感じで作っています。
絶対に正しいとは言わないけど多分こんな感じではないかと・・・

写真を撮りましたが・・・何かよくわからないですね。
指で挟んでいるのがエンジンキーのキーシリンダーです。
0.8mmの洋白線の真中に糸鋸で0.2mm幅の切り込みを入れています、奥行きは3mmくらいかな・・・

金属リングを填めてやればこれで立派なキーシリンダーです

実はこの後このキーシリンダーは行方不明に・・・(笑)
3分程探したけど見つからないから作り直しをしました、モタモタ探すよりパリッと作り直した方が早いのです。
次に作ったのは金属リングを気持ち大きくして継ぎ目が見え難く改良しています(笑)
災い転じて福と・・・ですね。
人生全て考え方です!

無くなってしまったキーシリンダーを仮組しています、オーバースケールは仕方が無い・・・車が小さいから余計にオーバースケールが気になります(笑)

ステアリングを取り付けています・・・
角度的にはOKですね
ステアリングホイールの内側からメーターが見えると言うのが普通です(笑)

またもや旋盤で洋白の丸棒を挽いています
中央には直径1.5mm深さ0.2mm程の凹みが付けてあります、この加工は1.5mmのエンドミルで掘っています。
問題はこれが何になるのか・・・?ですね。
わかった方は素晴らしいですよ(笑)
ちなみにがい形2.4mm程です

中心の凹みにビアンキのエンブレムを接着します
あまりにも小さいのでよく見えないかもしれませんね・・・このエンブレムはフロントのグリルの上側に取り付けられるエンブレムなんですが予備で何個か作っていますのでここにも使ってみようと思います
ちなみにこんな部品にエッチングのエンブレムを使った例は見た事が無いので恐らく世界初?(笑)

凹みにラッカーのブラックを流し込みまして・・・
ここでちょっと乾燥待ちですね。

なのでシフトレバーを取り付けます・・・そうそうレバー本体をブラックに塗る事を忘れずにね・・・。

まだブラックのラッカーが乾かないのでエンジンキーを作ります
そのキーに0.4mmの穴をあけて金属リングを通してもう一個通します・・・何を通すか?
これもまたエッチングで作ったビアンキのエンブレム型のキーホルダーです!!
良く見て下さいよビアンキのエンブレムです・・・(笑)

このエンブレムはダッシュボードの中央よりも少し右寄りに有るイグニッションスイッチに差し込まれています・・・

ブラックがやっと乾きましたので・・・
(やはり気温が低いのか乾燥に時間がかかりますね)
バフをかけてリングを磨きエンブレムの文字を浮き出させましょう・・・

はい!正解はステアリングセンターのホーンボタンなんですよ!?
如何でしょう?
ビアンキにはホーンリングが付いている車が多い様なんですがお客様によるとプレバージョンはこのホーンリングは無かったらしい・・・


少しずつですがなかなか良い雰囲気になって来ましたね・・・
そろそろ117クーペも作らないといけないですよね・・・ウ~ン
気持ちが乗っている時にビアンキを進めておいた方が絶対に良いのだけど・・・