Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日も荒れ模様とは言いますが・・・結構穏やかだったりして・・・。

2015-01-12 19:10:11 | Benz Tropfenwagen
昨夜から雪が降ると予報が出ていましたが朝起きたら大根おろしの様な雪がフロントウインドウに少したまっていただけで少し拍子抜けでした。
まあ穏やかなのは嬉しいですね、天気も世の中も・・・。

最近はフランスで恐ろしいテロが発生していますがこの様な事はいくら気をつけていても防ぎ様が無いかもしれません。
今朝ほどのYahooニュースで殺害された警察官の家族の方がインタビューで話していらっしゃったのですが
「イスラム教とテロリストを混同しないで欲しい」と話されていましたね。
亡くなられた警察官の方もイスラム教の信者だったらしい・・・
私は仏教と神道が混在する典型的な日本人ですが・・・何と悲しい事なのだろうと思いますね。

今日も無事で仕事が出来る事に感謝して制作のご紹介を致しましょう。
ボディのサイドにエンジンのオイルクーラー(多分)が取付けられているのですが仮組段階でこのオイルクーラーのまわりはメッキになっているという事が判明しておりましたのでメッキされた部品の縁の部分を削り取りまして代わりに洋白板で縁を作りまして磨き出し作り直しておりました。

実車画像を良く観察しますとこのオイルクーラーの前面と後ろ面にはタイヤの飛び石からクーラーを守る様にメッシュが取付けられています。
下の画像はレース用の初期型(?)ですが・・・

当作品でも飛び石からオイルクーラーを守る為にステンレスメッシュを取付けておきました。

オイルクーラーに取付けますとこんな感じです・・・
もちろん裏面にも取付けております。
レース用ではフェンダーやステップが付いていないので当然ながらタイヤからの飛び石は避けられない物と思いますが、ロードカーになってフェンダーが付いてもその特徴的な空気の抵抗を極限まで少なくした形状のフェンダーではドライバーやアシスタントは守られると思いますがその形状では飛び石は防げなかったと思います。なのでメッシュは必需品かと・・・(笑)

ボディに取り付けますとこんな感じですがボディの上下の継ぎ目の厚みの有るパネルに下側が当たってしまいましてほんの僅かに削り合わせが必要になりました。
まあこれ以上継ぎ目のパネルを下げますとステップのパネルの取り付け位置とかぶってしまいますからこの処理は致し方ないですね。

ステアリングやメーターパネルを仮合わせしてみました・・・
やはり塗料の厚みが有りましてここでも誤差が発生してしまいましたね。
少しずつ削り合わせをして事無きを得ました。
複数の部品が少しずつの誤差を持っていますから多少は削り合わせをしなければなりません。

ステアリングもこれくらいの位置ならあの独特の抱え込む様なドライビングポジションをた取る事が出来ますね。
1/43モデルでしばしば太腿が入らない様な事も有りますが今回は普通の体格ならOKじゃないでしょうかね~。

コクピット内のカラーは不明です。
ロードカーとして内装が付けてあったのか無かったのかも一切わかりません。
ただレースカーの中にもコクピットの開口部にクッションの意味で皮を貼って有る物も画像としてありますからもしも内装が付いていたらなこの車にもコクピットの開口部のパネルに縁取り的な皮が巻いてあっても不思議では無いと思います。
しかしこの車にはそれが無いので内装は無しと判断をしています。
普通ならブラックですがブラックばかりでは面白くないですから少しだけ雰囲気を変える為にライトクリームグレーの外装に合う様にダークグレーとさせて頂きました。
コクピット足元に見えるのは軽め穴が沢山開いたフレームが見えているという想定です。
こちらのフレームは同じグレー系でも少し明るいグレーにしてコクピットの外側からでも見える様にしておきました。

床板もメタル製の床板を生かしてクリアー仕上げとしております。
その床からハンドブレーキとシフトレバーを取付けておきました。
この部分はレース用の車の実車画像から作っておりますのでロードカー仕様とは少し違うのかもしれませんが全く想像で作るよりはわかる物は実車の画像と同じ様にしたいですね。

次はメーターパネルです。
アルミ製のメーターパネルにメーターが並んでいるのもレーシングカーからの転用ですね。
ロードカー仕様としてはこの部分の画像は全く有りませんから・・・でも多分そう変わらないと思います。
メーターパネルの裏側にアニメセルを切って貼っています。
このアニメセルがメーターの文字盤の前に有るガラス板になる訳ですね。
透明の樹脂を盛るとか色々な方法が有りますがクラシックカーでは金属板や木製の板にメーターが並んでいる物が多いのでこの場合はこれが最善の方法ではないかと思いっています。
モダンカーになりますとこの部分の構造が違いますのでこの方法はとれませんが・・・他の方法を考えないといけませんね。

メーターのデカールはアニメセルの裏側から貼ります。
デカールはもちろんキットには同梱してないので自作品を裏向きに使用しています。
通常デカールの表側には糊がついていませんので糊は木工ボンドを少し足して貼付けております。
文字盤の意匠も少し古いタイプの物を選んでおきました。

メーターリングですが。
今回はオープンコクピットなので良く見えます(見えないから手抜きという事じゃないですが・・汗!)なのでず~っと前にこの車のご依頼者様から教えて頂いた釣り具屋さんのHPより洋白の丸棒を取り寄せまして挽き物を作っております。
小さいので突っ切りで切りますと『ピン!』と飛んでしまいましていくつかは無くなってしまいました。
10個以上挽いてやっと4個が揃いました・・・どうかするとゴミよりも小さいんでね~。

そして作ったリングを接着しました。
平坦なメーターパネルが急に立体感を増しますね~。
両端のスイッチやメーターパネルをボディに留めるビスも付けておきますよ。

そしてメーターパネルを取付けました。
ここの部分だけはメカニカルな感じが出てきましたね~。

調子に乗ってステアリングも取付けました。
スポークの角度がこの様に付ければメーターも見やすい訳ね・・・

いよいよ最終組立てです~

2015-01-11 21:34:11 | Benz Tropfenwagen
今日は夜から雪マークですが結構穏やかな天気でしたね。
この天気で少し出やすかったので中庭のイルミネーションを片付けました。
本来はクリスマスにあわせて接地しているのですが山陰はこの時期天気が良くなくて片付けをする事が出来ないのです。
お客様がいらっしゃる時にはちょっと出来ませんし、雨や雪の後も地面が乾いてしまうまでは枯れた芝の上を歩くと足跡がついてしまいますのでなかなかタイミングが難しい・・・(笑)
新年が明けてから10日も経ってからやっとです・・・いけませんね~!
そんな事とは全く関係なく例の鳥が来て芝生の間を突いていますが・・・何か美味しい物でもあるんでしょうか??
この所ず~っと2羽で来ていますから夫婦でしょうか??

さて制作の方は少しずつでは有りますが部品が揃ってきましたので最終組立てに入る事に致しました。
まずはABCペダルからですねこのキットにはペダルの部品はついていませんでした、確かバルクヘッドに一体整形で四角な突起が3つ有っただけだった様な気がします。
それでは余りにもお粗末なので見えるか見えないかはわかりませんが真鍮製のペダルを作っておきました。
形状は実車画像が無いのでわかりませんがキットの原型に敬意を表してペダル面は長方形にしました、アクセルペダルが少し斜めになっているのは足元だ少し狭い(誰も踏めませんから関係ないかもしれませんが・・・)ので昔よく有った様に少し外側に曲げてあります。
まあこれはドライバーの好みも有りますが・・・。

先日も書いたシャーシ下のスペーサーを再研磨しておきます。
仮組時に何度も指でつかみますし時間も経過して酸化していましたのでね・・・

写真を撮り忘れましたがいきなり組立て台に固定されてボディまで付いています・・・
まだビス止めまではしてないのです。
でもいきなり車の格好をしていて少し驚かれたかもしれませんね。

シャーシとボディは合体する前にエキゾーストを付けておかなければなりませんでした。
サイレンサー付きなので少し大きめですがまあ一応ロードカーと言う設定なのでオープンエキゾーストではまずいでしょう。

このボディにはエキゾーストの出口の部分にカバーが付きます。
実車ではボディと一体の叩き出しなのか後付けなのかは詳細な画像が無いのでわからないのですが、今回は一応後付けという理解をしています。

一応リアのフェンダーを合わせてみます、具合が良ければこれで接着しても問題は起きないでしょう・・・

ついでにラジエターとそのサブタンクを付けてみました。
この辺りは何か不思議な造形ですね・・・まるで当時の子供が未来の車を想像してデザインした様な・・・。

タイヤの続きです

2015-01-10 20:37:58 | Benz Tropfenwagen
今日も朝から冷たい雨が降っています。
山陰は寒いですね~。

さて今日の制作は昨日の続きでタイヤを作っています。
タイヤは昨日サンプル用の1本を作ってみまして塗り分けはマスキングして塗るよりも回しながら塗る事で良い結果が出ましたので他の3本もこの方法で行ないます。
やっと4本が揃いました・・・が

いまだに迷っているのはタイヤの裏側です表側になっている部分にはホワイトのリボンがついていますが・・・裏側は?
ア~今まで気にしていなかったのですが資料画像で見るとやっぱりリボンが有りますね~、裏も塗らなければなりませんね~。

裏側の塗装と平行して作業を進めなければならない物にタイヤのロゴが有ります。
通常なら・・・今の常識という事ですが・・・ホワイトレターは有ってもブラックレターは見た事が無いのですが今回はそのブラックレターを作らないといけません。ブラックレターのデカールなんてどこを探しても無いでしょうしね。
そうそうにデータを作ります。
フォトショップを使いタイヤをスキャンしてデータを作りましてそれをイラストレーターで開いて新規レーヤーを作りましてそこに文字データを書き込みます。
と書きますと僅か一行で終わってしまいますが、イラストレーターさえも使いこなしていない私には結構難しい作業(笑)
大きさの調整は出来ない事は無いのですがフォトショップで取り込んだタイヤのデータに合わせて微調整をするのはなかなか時間がかかるのです。

そんなデカールをタイヤに貼ってみました。
どうでしょう??
文字の部分が完全にブラックなので少し違和感が有りますね、この部分は最終的にウェザリングをしますので良い感じに色合わせが出来る様な気がします。
文字の形状や大きさは良い感じではないかと思います。

デカールに印刷した文字に傷がつき易いのでフラットクリアーを塗っておきました。
フラットクリアーを塗りますと文字の黒さが少し緩和されますね~良い傾向です(笑)

フラットクリアーは塗りましたが先ほど判明したタイヤの裏側を塗っておきます。
塗り方さえ確立してしまえばもう怖い物は有りません(笑)
表側を塗った方法と同じやり方で塗ります・・・こんなに奇麗に塗る事が出来ました。
筆塗りは不得意だったのでは無いかと思いますが・・・自動的に回っていますので簡単に塗れるのかな~?

あっと言う間に4本塗る事が出来ました、素材がABS樹脂なら何の問題も有りませんが、これがゴム系素材になりますと回した時に振れが大きめに出ますから簡単には塗る事が出来ない、しかもホイールに填める場合にかなり柔軟性の有る塗料を使わないと塗った部分が割れて剥がれてしまいます。
今回はこの作業が有ったのでABS樹脂系のタイヤに予定変更をしましたが結果オーライじゃないかと思いますね。

次にウェザリングをします。
私は余りウェザリングをしない制作方法をとるのです。
それは立体は立体として作るのですからウェザリングをして必要以上に強調する必要を認めないのです。
もしもウェザリングを必要とすればもっと強調した形状という物が有るのではないかと思っています。(あくまでも私はと言う事ですからお間違えの無き様に・・・)今回はちょっと違います。
今回制作している車のタイヤは明らかに立体感をとらえながら制作しているのですがあの実車のタイヤが汚れた感じはウェザリングでしか再現出来ない様な気がします。なのでこんな風にウェザリングをしてみました・・・。

使ったのはタミヤのウェザリングマスターでメインはホワイト部分的にブラックとダークブラウンを少しずつ混ぜています。
もしもスッキリとした方が良ければ水を付けた綿棒で擦れば奇麗にする事も出来ますが、今の所僕はこの雰囲気が結構気に入っているのです。

タイヤをホイールに付けてみました接着はクリアーボンドですね。
これも将来的に気になるようであればエナメル溶剤でタイヤを簡単に分解する事が出来るからですね・・・。

ちょっと気になる部分が・・・

2015-01-09 13:58:44 | Benz Tropfenwagen
今日も意外といい天気、時々雨もパラつきましたが・・・
今日はフェラーリF2008の制作解説書を準備しておきました・・・と言ってもブログを印刷した物なんですが・・・。
今回は(株)メイクアップさんのご依頼だったのですがメイクアップさんにご依頼頂いたお客様はブログをご覧になっていないらしい情報を頂いていますのでこのF2008関連のブログを全て印刷してお届けする事にしています。
メイクアップさんへの制作の説明にもなりますし・・・これが私のブログの本来の目的なのですから。


下の画像なのですが・・・
トロップフェンワーゲンの唯一?の走行写真です。
私はこの写真を見て(?)と思ったのですが皆さんは気が付かれましたでしょうか?



私が(?)と思ったのはリアのホイールです。
と言うのも少しポジティブキャンバーがついている様に見えるのです。
通常クラシックカーの場合はその細いタイヤで最高のハンドリングを得る為にポジティブキャンバーがついていまして、前から見ると少し内股(笑)に見えるのです。
しかしこの車、前にも後ろにもポジティブキャンバーが付いている様に見えます。
フロントだけならいざ知らずその構造上リアの駆動輪にキャンバーを付けるのは難しいのです・・・少なくとも当時の技術では・・・。
なぜなら後側の車輪を独立式のサスペンションにしないとこんな風にはならない・・・しかしこの時代にドライブシャフトのジョイントを作る事が出来なかったのです。
そう思ってレースカー時代のカウルの無い画像を良く見ますとデフケースが車体に固定されていまして左右から出ているドライブシャフトの部分がほんの僅かにハの字をかいているのです・・・
どうやらデフケースの両側つまりデフケースと左右のドライブシャフトの連結部分にジョイントが仕込んでありましてサスペンションが独立式になっている様に見えるのです。
確かにこれですとリアにもポジティブキャンバーが付けられます・・・。

すでに最終組立てにかかっているのですがリアアクスルに切れ目を入れまして独立式サスペンションを再現しておこうと思います。
両端に糸鋸で切れ目を入れました。
ここから曲げる訳ですね・・・

切れ目を入れた部分にメタルを流したいのでここに来て塗装を落としました。
シンナーに浸ければあっという間に剥がれてしまいます。

リアのアクスルは塗り直してシャーシに取付けてみました。
この角度の写真ではリアアクスルがへの字型になっているのは確認出来ませんね~。

リアアクスルを塗ったついでにボディをセミグロスクリアーで塗りました、まあアクスルとボディとどっちがついでなのかわわかりませんが・・・。
自分ではなかなか良い仕上がりと思いますが・・・
フロント側は少しボケていますので艶具合がわかり難いですが・・・実車では完全にセミグロスですね。

ホイールをシャーシに付けてボディを載せて見る・・・
これですとリアにも何となくポジティブキャンバーがついている様にも見えなくはない・・・実車でもほんの僅かですから余り極端なポジティブキャンバーを狙っている訳ではないのです。


ここでちょっと困った事が・・・
タイヤなのですが、当初の予定ではゴム系の樹脂で作ったタイヤに文字を入れましてサイドのホワイトリボンを塗りまして文字の出っ張った部分だけを拭き取って文字を浮き出させる予定だったのですがゴム系樹脂とホワイトリボン部分の塗装の相性が良くないのです。
どうも巧くいかないですね~。
こうなったら予定変更をします。
ABS製のタイヤを塗って再現する様に計画を変更します。
実車のタイヤはこんな感じです。

幅の広いホワイトリボン部分のホイール寄りに文字が入っていますね。
しかも文字は黒。
画像が古いのではっきりとは見えないのですが道路と当たるトレッド部分とその両側はブラックでサイドに広い幅でホワイトのラインが有るのがわかりますね~。


まずタイヤをタイヤブラックで塗ります。
この場合のタイヤブラックは市販品ではなくこの車用に(実車写真のイメージに近づけてグレーを増やして調色したもの)作ったカラーです。
ホワイトの部分もグレーに振ってお互いのコントラストが余りはっきりとでない様にしてあります。

マスキングしてホワイトの部分を塗りますが、マスキングテープがヘロヘロしますのでなかなか位置を決めるのが難しい・・・。

ホワイトリボンの部分を塗りました。
ホワイトリボンと言っても先ほど書いた様にホワイトではなくグレーです。

マスキングしてグレーを塗りましたがマスキングの部分がヘロヘロで奇麗な塗り分けにはなりません、人差し指の下の部分などもうガッカリする程の仕上がりです。

仕方が無いので治具を旋盤で削って木工旋盤に固定して回します。
塗り分けの部分に軽くペーパーをかけまして・・・

いつもの様に回しながら塗ります。
この木工旋盤を使う理由がわかりますか?
普通の旋盤は回転数を変更するのが面倒ですしこの様に塗る場合はかなり回転を落とさなければならないのです、この木工旋盤はスイッチの横に付いているボリュームを回すと簡単に回転数を変えられるのです。

筆を当てる角度とか向きは少し考えればわかりますよね~回転に逆らわない様に当てればOKです。
これくらいの塗り分けがいとも簡単に出来てしまいます。
この方法は「こけし」を作る職人さんが回しながら塗っているのを見て閃きました!
それ以来タイヤのラインを描く時もこの方法を使いますね。

これから寒くなるらしい・・・

2015-01-08 18:21:22 | Benz Tropfenwagen
本日から数日の間寒くなる様な予報が出ているのですが・・・今の所まだ寒いとは言えない様な天気ですね。
まあ寒い事は寒いのだけど・・・外に出られない程では無いという感じですね。
中庭の雪は全て溶けてしまいましたので枯れた芝生が見えています・・・そう言えば最近見慣れない鳥が来ていますね。
芝生の上に降りて何やら餌を食べています・・・芝の上でじっとしていますが何か見つけるとそこに移動して芝生の中を突いています。
この鳥・・・5m程まで近づいても逃げようとしません、人に慣れているのか人が飛べないのを知っているのか・・・

正面からその顔を見ますと少々ユーモラスな感じです・・・
その模様がおかっぱの女の子見たいに見えるのは私だけでしょうか??・・・考え過ぎかな~(笑)


さてF2008は完全に完成致しまして発送の準備が完了しました。
ノーズは全て外して別の梱包にしまして、カウルは車体に固定しましてテーピングしました。
これで巧くいきますでしょうか・・・最終のチェックをして発送致しましょう。


さてトロップフェンワーゲンも進めておきましょう。
トロップフェンワーゲンの方は少し前にクリアーを塗ってデカールの保護をしましたが、クリアーを塗ったという事は多少なりとも表面を研磨しなければならない事になります。
なので2000番のペーパーで研磨しています。

他の細かな部品もボディカラーを塗った物は全て研磨の対象になります。
小さな部品は注意をしないと下地が出てしまいますからね~、そうなったら早い話しやり直しですね・・・。

ここからはいつもの仕上げと少し違います。
いつもですと2回目のクリアーを厚くならない様に塗りまして、磨いて仕上げますが・・・
今回はセミグロスの仕上げを希望していらっしゃいますので少し工程が違うんですね。
本来ですと細かなペーパーで研磨した様なセミグロスがお好みの様ですがボディ形状が複雑なので研磨しての仕上げは均一な艶にならないのです。
ですからセミグロスクリアーを塗っても仕上げになるかと思います。
ウレタンクリアーにフラットベースを入れると艶消し仕上げは可能ですがどうしても表面のうねりが出てしまいますそうすれば磨いて仕上げる事になり艶消し仕上げは出来なくなってしまいます。
つまり1/43の様な小さな模型ではウレタン塗料は決して万能では無いという事・・・
このままでは今回の制作は難しい物になってしまいます、そこで一度ウレタンクリアーでデカールをコーティングした物をラッカーで仕上げてみようと思います。こんな場合ラッカーですと塗膜を薄く仕上げる事が出来るのです。
しかしその前にボディに部品を取付けておかないといけない物が有るのです。
まずはボディの上下の合わせ目に有る補強の板ですね。

フロントノーズの下側にも有ります。

そして小さなドアのモール!?
普通はドアの開口部は筋彫りになっているのですがクラシックカーではこの部分は少し盛り上がった感じになっている物が有ります、トロップフェンワーゲンもちょうどそんな感じになっているのです。
素材はハンダ線を塗装した物ですがその塗装は軟化剤を入れたウレタンカラーで塗っていますので自由に曲げても剥離してしまう事は有りません。

セミグロスクリアーラッカーを塗ってみました・・・
ウレタン塗料をラッカー仕上げする場合に一番皆さんが気になるのはウレタンクリアーやカラーが縮れてしまわないのかと言う事ですね・・・
確かにいつものラッカークリアーを塗る感覚で塗ってしまいますとクリアーはたぶん縮れてしまうでしょう。
この場合に注意しないといけないのは厚塗りですね。
厚塗りをしますとシンナー分がウレタンクリアーを膨張させてしまいまして縮れが起きてしまいます。
余り厚塗りしない事だけは肝に銘じておかないと取り返しのつかない事になってしまいます。
下の画像は少しずつラッカーを重ねている所です。